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介護のキーパーソンとは

介護が必要になったときに、ケアマネジャーや病院の担当者などに聞かれるのが、「誰がキーパーソンか」です。介護でのキーパーソンとは、ケアマネジャーなどの介護の専門家や医療関係者とのやりとり、介護に関する判断を行う中心人物です。

誰がキーパーソンになったらいいのか、キーパーソンになったらどんなことをするのかについてまとめます。

介護のキーパーソンとは

【目次】

1.介護でのキーパーソンとは
2.誰がキーパーソンになるべきか
3.介護のキーパーソンと役割分担について
4.キーパーソンは後から変更できるか

介護でのキーパーソンとは?

介護でのキーパーソンとは、「介護をしていく上で判断・決定の中心となる人」となります。介護がはじまるとよく耳にする言葉ですが、法的な定義や制限があるわけではありません。

一般的に、キーパーソンに期待される主な役割は以下となります。

連絡窓口

 ・ケアマネジャーや病院などの関係者からの連絡窓口
 ・得た情報を家族や親族への情報共有

要介護者の体調が変わったときや、いつもとは違う様子が見受けられた時の連絡窓口となります。ほかには、訪問介護事業所からサービス時間の変更の相談や、別居している場合には「おむつが足りない」などの連絡を受けて対応します。

介護に関する判断・決定

 ・介護保険の認定申請、介護サービス事業者との契約
 ・緊急手術や入院など、緊急事態の判断や決定を行う
 ・本人や家族などの意見をとりまとめ、介護の方針を決める際にも中心となる
 ・成年後見制度利用の判断や決定

ケアマネジャーなどの専門職と相談したうえで、「在宅介護を続けるか施設入居にするか」「成年後見の申立てをするか」などの判断や決定を、本人や家族、親族の意見を取りまとめて行います。

本人に代わって手術や検査についての同意など、重要な判断を緊急時に任せられることもあります。キーパーソンがひとりで重圧を抱え込まないためにも、事前に緊急時の対応について本人の希望を聞いておいたり、家族と話し合っておくことが大切です。

身元引き受け

 ・要介護者が支払いできない場合は、病院や施設の費用の支払いなど
 ・施設退去後、退院や死亡時などの必要に応じた対応
 ・同居、呼び寄せて介護を行う

このように「キーパーソン」には、緊急連絡先、主介護者、家族代表、連帯保証人や身元引受人など様々な役割があります。もちろん一人ですべての役割を抱え込む必要はありません。家族や親族でよく話し合っておきましょう。

誰がキーパーソンになるべきか

それではキーパーソンには、誰がなるべきなのでしょうか。

ケアマネジャーや病院、施設がキーパーソンに求める主なポイントには、下記のようなものあります。

・すぐに連絡が取れる
・要介護者の状況をよく把握している
・緊急時など判断や決定ができる
・なにかがあったときに連帯保証人や身元引受人となれる

連絡が取れない時間帯が長かったり、普段は疎遠で持病の状態や財政状況を把握していなかったり、高齢などの理由で判断や決定が難しい人は、血縁関係が近くてもひとりでキーパーソンを務めるのは難しいでしょう。

だからといって、どれか一つでも欠けていたらキーパーソンになれないというわけではありません。

状況によって異なりますが、一般的に特に大切なのは「すぐに連絡が取れる」「要介護者の状況をよく把握している」の2点でしょう。

色々な連絡をするのに窓口になる人がキーパーソンになるのでりんさんでいいと思います。
義母さんや義父さんの事を一番わかっている人がキーパーソンでいることが良いです。

専門家 megane さんの回答
引用元:介護のQ&A「書類のキーパーソンって

連絡が取りやすい人をキーパーソンとして決めておき、その人が中心となって他の家族とやり取りをして情報をまとめ、判断や決定を行うようにするのが理想的です。

キーパーソンを決める際には、①病院や介護事業者がキーパーソンに求めていることを確認し、②家族や親族でしっかりとそれぞれの状況や役割について話し合ってキーパーソンを決めましょう。

公益財団法人生命保険文化センターが行った「生命保険に関する全国実態調査」によると、介護期間は平均4年7カ月、その間の介護費用の総額は平均509万円でした。決して短くも、安価でもありません。

さらに、在宅介護をする場合、要支援1では「必要なときに手を貸す程度」が67.7%ですが、介護度が重くなり要介護5になると「ほとんど終日」が54.6%にもなります。

>>参考:生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」/平成30年度

配偶者や兄弟姉妹を含めて、介護について話し合い、キーパーソンの選出やそれぞれの介護分担をどうするかを決めると良いでしょう。

介護する上で話し合っておくこと

誰がキーパーソンになるかを含めて、介護が始まったら、家族や親族で、下記のことを話し合っておくといいでしょう。可能であれば、本人の希望を事前に確かめておきたいところです。

・要介護者の要望と資産状況について
・兄弟姉妹の各自の家庭状況
・介護費用の分担と管理
・介護の分担
・緊急時の連絡方法
・同居、呼び寄せが必要か
・近隣の施設やサービスについて

介護のキーパーソンと役割分担について

介護で窓口となるキーパーソンを決め、家族で役割を分担する場合、介護の専門家からはこんな本音が出ています。

キーパーソン、なかなか厄介です。
仕事をする上では、家族が受診や日頃の世話、同居している人など、役割分担されると、実はかなり迷惑です。
連係がとれていれば、問題ありません。
が、例えば処方が変わった時など『薬は次男がとりにいったから知らない』『自分は受診に連れていっただけだからさ』や、同居している実子は『えっ?薬変わってたの?』というレベル…
とにかく、まとまりません。
挙げ句、福祉用具の選定だけして、支払いは他の兄弟がやる、自分はそんな出費きいていないなど、金銭面でのトラブルもでてきます。
日頃の世話も、経済的なものも、すべて窓口を一つにしてほしいのは、現場スタッフとしての願いです(苦笑)

ただ、連携とれている家族もゼロではなく、現実には感嘆することもあります。
どの実子や嫁さんに聞いても、明確な回答があり、『嫁という立場だからこそできることがある』と、実子たちのフォローをこなすかたもあり、こういう場合はこちらも安心できます。

専門家 ひな さんの回答

ケアマジャーの立場で話しをさせていただくと、キーパーソンの方は利用者様のことを理解しておられ日中などで連絡が取りやすい方だと助かります。

定期的な収入があっても、お金を払う方であっても連絡が取れないとどうしょうもありません。

キーパーソンの方に連絡が取れれば、あとはキーパーソンの方から他の方に連絡を取り合っていただき、全ての情報はキーパーソンにまとめていただく。

またキーパーソンの方は司令塔として、他のご家族に役割を分担しケアプラン等で明文化することもお勧めします。

専門家 noriko さんの回答

役割分担を決めたら、情報を共有して連携を取り、さらにはケアマネジャーや病院側にしっかりと説明しておくことが大切です。また、ケアプランなどで明文化しておくようにしましょう。

>>引用元:介護のQ&A「キーパーソンは誰がなったほうがいいか?兄弟の分担は?

キーパーソンは後から変更できるか

一度キーパーソンを選んだら、変えられないというわけではありません。その人が病気になるかもしれませんし、長期出張や子供の受験などで特定の期間だけキーパーソンを続けられないこともあります。そんなときには、ケアマネジャーや病院の担当者などに相談の上で、変更も可能です。

有料老人ホームの代理人や連帯保証人などとして契約書に記載している場合にも、後から変更できます。

トラブルを避けるためにもキーパーソンの変更で大切なのは、「しっかりと話し合うこと」です。話し合いが足りないと、キーパーソンを外された人がへそを曲げて、「もう介護にはかかわらない」となる可能性もありますし、新しいキーパーソンが情報不足でパニックになりかねません。

キーパーソンが決まったら、周りがどのようにキーパーソンを支えていくかもあわせて決めておくようにしましょう。

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