亡くなって気づいた母の強がり。実話を元にした鉄拳の新作パラパラ漫画に涙があふれる

冠婚葬祭の会社「くらしの友」とのコラボ作品である、鉄拳さんのパラパラ漫画が12月13日にYouTubeに投稿されました。

それがこちら、「母のサポーター」です。

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少しずつ体が不自由になる父親の面倒を見ていた母親。自分よりも大きな父を背負って、階段を昇り降りし、気遣う息子に「大丈夫。大丈夫」と明るく答えていました。

そんな母親が不慮の事故で他界した後、息子はタンスの中に入っていたあるものを見つけて、母の強がりを知るのです。

そんな亡き母親に宛てた1通の手紙が、このパラパラ漫画の原作です。

3日間で30万回以上再生

この作品は公開から3日間で30万回以上再生され、「泣いた」、「母親は偉大」、「誰かが幸せになれるのは誰かが苦労しているから」などの声がコメント欄やツイッターに多数投稿されています。

また、年末年始が近いこともあり、帰省した際には親孝行をしようと動画を見て決意した人も多いようです。

大切な人に宛てた手紙をパラパラ漫画化

この作品は、大切な人を失った喪失感を癒す“グリーフケア”の一環として、冠婚葬祭を手掛ける株式会社くらしの友が毎年募集している、「つたえたい、心の手紙」の入賞作品をパラパラ漫画化したものです。

原作となった手紙を書いたのは54歳の男性。当時を振り返り、こう書いています。

私は、そんな母の辛かった状況を理解せず、母の「大丈夫、大丈夫」という言葉を信じていました。本当は、分かっていたのかも知れませんが、遠くに暮らす長男として、何もできないことを母の、「大丈夫、大丈夫」の言葉で安心させて貰(もら)っていたのかも知れません。 (引用元)「鉄拳」×「つたえたい、心の手紙」

そんな母親に対して、感謝の言葉がつづられた手紙は書籍化されています。

 

7月には第1弾として「お父さんは愛の人」という作品が公開され、現在までに47万回近く再生されました。

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グリーフケアについての記事

安心介護では、グリーフケアについて下記の記事を公開しています。

>>大切な人を失った後の喪失感によって起こる変化

>>大切な人を失った後の喪失感、痛みから心を回復する方法:グリーフケア

>>【グリーフケア事例・前編】10年以上続いた悲嘆状態から回復した会社員

>>【グリーフケア事例・後編】10年以上続いた悲嘆状態から回復した会社員

(アイキャッチ画像出典元:くらしの友 公式チャンネル/YouTube)