【イライラ怒鳴ってしまうときの対策3(全4回)】 自分に必要なケアがわかる5つの質問

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第1回では、イライラ怒鳴ってしまうときはピンチなのではなくチャンスだということ、第2回ではイライラ、感情が爆発する原因について説明しました。

イライラしてしまったり、感情が爆発してしまったりしたとき、どんなケアを自分にしてあげるべきなのでしょうか。その答えは人によって様々です。

自分をケアするために、まずは不足していることに目を向ける

日々、忙しすぎて自分のことには意識がいかないものですよね。 いま自分が不足しているケアは何か? どんなケアを必要としているのか? が見つかる5つの質問をご紹介します。

※質問に答えるポイントは、「できるか、できないか」ではなく、「したいか、したくないか」という気持ちを優先して、ワクワク気分を持って想像してみてくださいね!

まず、以下の3つの項目についての今の満足度を、10点満点で答えてください

  1.  身体のケア 例)睡眠 休息 適度な運動 食事 ゆっくりお風呂にはいるマッサージを受ける 病院に行く
  2.  心のケア 例)話を聞いてもらう 怒り、不安な気持ちを書き出す 趣味の時間を作る リラックスする
  3.  社会的なつながり 例)趣味の仲間と過ごす 飲み会に参加する 友人と出かける 仕事をする

5つの質問

  • 質問1 この3つの項目の中で、今よりも1点上げたい項目はどれでしょうか?(点数が高い、低いは気にせずに)
  • 質問2 1点上げたい項目のなかで、特にしたいと感じることはどんな事でしょうか?
  • 質問3 したいことを実現するために、手伝ってくれそうな人、サービスは?
  • 質問4 実現できると、どんなことが起こりそうですか?
  • 質問5 今日から始められそうなことは?

この5つの質問は、コーチングで利用するパターンを使い、ケアの3大要素を併せて独自に作成したものです。

お時間のあるときに、ぜひ試してみてくださいね!

《執筆者:橋中今日子》 理学療法士・リハビリの専門家/心理カウンセラー

認知症の祖母、重度身体障害の母、知的障害の弟の3人を介護。シングル介護歴は21年になる。

家族関係や人間関係に悩んだことから、心理学、コーチング、コミュニケーションスキルを学ぶ。

「介護者メンタルケア協会」を設立し、家族を介護している方、医療・介護の現場で働く方が「心が軽くなる」よう、心身両面からサポートする活動をしている。

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【イライラ怒鳴ってしまうときの対策(全4回)】

>>第1回:イライラ怒鳴ってしまうときこそ、チャンス!?

>>第2回:イライラ、感情が爆発する原因

第4回では、イライラ・感情爆発したときの感情のコントロール方法、具体的な対策についてお伝えします。

>>第4回:イライラ・感情爆発したときの感情のコントロール方法