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まだら認知症とは

まだら認知症とは

認知症にはさまざまな症状があり、場合によっては家族に症状が出ていてもそれとは気付かないこともあります。

「まだら認知症」は、そのような認知症の1つと言えるでしょう。
もの忘れなどから「もしかして」と疑問を持っても、翌日には普通にできているので大丈夫なのだと思ってしまうなど、ときには家族を混乱させるような症状が現れます。

まだら認知症とは

まだら認知症は、実のところ認知症の種類には含まれていません。

これは、脳血管性認知症で発生する症状を指しています。まだら認知症はその名の通り、同じことでも「できるとき」と「できないとき」が起こる症状です。

また、もの忘れはあっても判断力や理解力が低下していないなど、認知症なのかがとても判断しにくい症状が現れます。

まだら認知症の原因

脳血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などの影響で発症する認知症です。

脳内に障害があって血流が悪くなっている場所とない場所があるために起こっています。
障害の場所によって血流の悪くなる箇所が異なり、さらにそのときによって状態が変わるために、「できたりできなかったり」という症状が現れるのです。

脳梗塞や脳出血をしていないなら要注意

もし脳梗塞や脳出血などになっていないのに、まだら認知症の症状が出ているのなら注意が必要です。

自分でも気づかないうちに、小さな脳梗塞が起きているのかもしれません。これらは「無症候性脳梗塞」、「隠れ脳梗塞」などと呼ばれています。その大半がラクナ脳梗塞と呼ばれる、細い血管に起こる小さな梗塞です。

小さな脳梗塞がいくつもできているうちに、脳の機能が失われてまだら認知症を発症している場合があります。

このような小さな脳梗塞を放置していると、重大な脳梗塞を起こすかもしれません。また、島根大学の研究では、小さな脳梗塞のある人が脳梗塞や脳出血などの脳卒中を発症するリスクは、そうでない人の10倍以上と言われています。

まだら認知症に気づいたら必ず検査を受け、適切な治療や生活習慣の改善をして、脳卒中のリスクを下げましょう。

ロックバンド・ユニコーンのドラマー川西幸一さんは、2015年7月にラクナ脳梗塞が見つかり休養に入りましたが、10月に復活しています。重大な脳梗塞を引き起こしていたら、これほどの早い復活はなかったでしょう。

脳梗塞の予防や早期発見のためにも、「まだら認知症」の症状を知っておくのは大切です。

まだら認知症の進行や症状の特徴

まだら認知症は、どのように進行していくのでしょうか。実はアルツハイマー型のように少しずつ認知機能が低下して、症状が進行していくものではありません。

まだら認知症の大きな特徴は、同じ日でも調子の良いときと悪いときがあるという点です。また、たとえもの忘れがあっても、判断力や理解力は損なわれていないという状態があり得るのが、まだら認知症の症状です。

徐々に進行していく認知症ではなく、症状の出方もまだらなことから、周囲の人は戸惑ってしまうことが多いでしょう。

アルツハイマー病なのにまだら認知症の症状が出たら

アルツハイマー型認知症だと診断されているのにもかかわらず、まだら認知症のように見えることがあります。

これはアルツハイマー型認知症の人は、自分ができなくなっていることや覚えていないことを取り繕うことがあり、その取り繕いがまだら認知症のように見える場合や、脳血管性認知症を併発している場合、ラクナ梗塞などの小さな脳梗塞ができてまだら認知症の症状が出ていることもあります。

詳しくは医師と相談して、検査や治療を進めるといいでしょう。

まだら認知症の予防

まだら認知症を防ぐ一番の方法は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害を防ぐことです。

そのためには高血圧に気を付け、生活習慣を見直すのがよいでしょう。

まだら認知症への対応方法

家族が理解する

まだら認知症の対応方法としては、まず「できるときとできないときがある」ことを理解し、無理強いせず、できない場合だけ介助してあげることです。

つまり、家族や介護者が十分にまだら認知症について理解しておくことが重要になります。

できることは自分でしてもらう

まだら認知症の人に対しては、すべての介助をしてあげる必要はありません。できないときはできない。できるときは一人で放っておいてもできるという違いを分かってあげましょう。

これによって、介助がいつ必要か認識できるはずです。できることは自分で行う方が、良いリハビリになります。

まだら認知症の治療と改善策

まだら認知症に治療薬はありません。症状の進行を食い止めるには、過去に脳梗塞や脳出血を起こした人はその治療を継続し、小さな脳梗塞を起こしている人はその治療を進めます。

運動はリハビリになりますので、介助者がついて一緒に話をしながら散歩をすると良いでしょう。ただし、あくまで本人の様子を見ながら、強引にならないよう配慮が必要です。