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介護の終わりにやってくるグリーフ(悲嘆)とグリーフケアについて

介護にはいつか終わりがやってきます。介護の内容や大変さが人によって違うように、介護が終わったときの感情や喪失感も、人と比べるのは難しいものです。

介護の終わりにやってくるグリーフ(悲嘆)やそのケア方法であるグリーフケア、グリーフワークの会についてまとめます。

【目次】

グリーフ(悲嘆)とその対処法とは
グリーフケアとは
グリーフワークの会とは
グリーフケアの本

グリーフ(悲嘆)とその対処法とは

大切な人を亡くした心の状態、痛み、苦しみを「グリーフ:GRIEF(悲嘆)」と呼びます。悲嘆状態になることはとても自然なことですし、その痛みを癒すためには時間がかかるものです。

介護者メンタルケア協会の橋中今日子さんは、グリーフについて下記のように説明しています。

当協会には、現在介護をしている方だけでなく、家族の看取りを終えられた後のご相談が少なくありません。

その悩みの声を聞いてみると、最近ご家族の看取りをされた方よりも、数ヶ月後、1年後、など時間が経過している方、10年以上苦しいお気持ちでいらっしゃる方は少なくありません。

グリーフ状態では、「身体」「心」「生活」に変化が起こります。そうした変化を「症状」として否定せずに受け入れてはいかがでしょうか。

グリーフ状態を感じたときは、下記のように対処しましょう。
・息を吐いて呼吸を整える
・悲しみや苦しみが自分の中にあるんだと言葉にしてみる
・気持ちを外に出す

グリーフ状態で起こる変化やその対処法についての詳細は、こちらを参考にしてください。
>>グリーフ:大切な人を失った後の喪失感によって起こる変化と対処法

グリーフケアとは

悲嘆へのケアをグリーフケアと呼びます。上智大学のグリーフケア研究所は、グリーフケアについて下記のように説明しています。

さまざまな「喪失」を体験し、グリーフを抱えた方々に、心を寄せて、寄り添い、ありのままに受け入れて、その方々が立ち直り、自立し、成長し、そして希望を持つことができるように支援することです。
(引用元:上智大学「グリーフケア研究所について」)

グリーフ状態によって引き起こされた変化に気づいたら、対処をしながら「回復のステップ」に進みましょう。

”悲嘆(グリーフ:GRIEF)”からくる苦しみや心の痛みの解消に効果的な、5つのステップがあります。

ステップ1:悲しみや落ち込んでいる状態を否定しない
ステップ2:用事や趣味の予定を入れずに、何もしない時間を作る
ステップ3:自分の感情を実況中継してみる
ステップ4:悲しみの裏側にあるニーズに見つける
ステップ5 解釈と感情を分けて考える

回復の妨げになるものやステップの詳しい解説についてのこちらをご参照ください。
>>グリーフケア:大切な人を失った後の喪失感、痛みから心を回復する方法

グリーフケアには、日本グリーフケア協会が認定する「グリーフケア・アドバイザー」という資格があります。興味がある人は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

グリーフワークの会とは

介護の悩みや体験を介護をしている人同士で分かち合う「家族会」のように、悲しみの体験を共有する「グリーフワークの会」というものがあります。大切な人を失った経験を持つ人々が集まり、それぞれの別れの体験や故人について語り合う自助グループです。

近隣のグリーフワークの会については、インターネットで検索するほかに、お世話になった病院やケアマネジャーが教えてくれることがあるので相談してみるといいでしょう。

また、どこかに出向いたり、人の前で自分の悲しみを話す勇気がない場合には、安心介護の共感広場や日記に吐き出してみてはいかがでしょうか。書くことで気づく自分の気持ちもあるかもしれませんし、あなたの体験を読んだ誰かを勇気づけるかもしれません。

グリーフについての本

 安心介護の共感広場には、喪失感の中で手に取った本についてこんな声が投稿されています。

私は「悲しみの中にいる、あなたへの処方箋」(垣添 忠生:著)という本を時々読んでいます。

父のときは、自力で悲しみから抜け出すのに半年かかりました。今回、母との死別は自力だけではとても無理だと感じたので、このサイトに投稿したり、この本を読んでみたりしています。

グリーフケア(悲嘆を癒すケア)という考え方があることを初めて知りました。
本の内容のすべてが自分にあてはまるわけではありませんが、なんとなく「今はこれでいいのかな。」と思えるので、どうしても悲しいときに、ちょっと開いて読んでみたりしています。

来年の八月がきて、季節が一回りするころには、もう少し悲しみとうまく付き合っていられるかな…、そうなればいいな、と今は思っています。

少しずつ、少しずつ、ですね。
引用元:共感広場「後悔の気持ちは消えないけれど」より、borisuさんの投稿

私も母が亡くなった時しばらく毎日のように泣いていました。

母親って娘にとっては、ほんとに特別で自分の半分がなくなってしまったような、なんともいえない寂しさ…辛さよくわかります。
子供や義母の前では泣けないので、みんなのいない昼間や夜中に思い出しては涙し、母の匂いのする洋服を抱きしめたりもしました。
心配かけてるだろうな…と思いながらも、もしかしたら私が心配でずっと側にいてくれてるかも…なんて考えたり…

辛いとき、「グリーフケア」の本を読んでいました。
気休めかもしれないけど、「大切な人を亡くしたあなたに」などの本が図書館や本屋さんにはたくさんありました。
私には、気持ちを落ち着かせるいい本でした。
引用元:共感広場「心配かけたくないのに、、」よりよねきゅうさんの投稿