介護の終わりの準備を考えたときにまずするべきこととして、終活カウンセラーも勧めているのが、「親にエンディングノートを書いてもらう」です。 >>エンディングノートとは
エンディングノートとは、自分の人生や希望する葬儀についてなどを記しておくものです。つまり、親本人に書いてもらう必要があります。
このエンディングノートとは違い、「介護者が書く」ための書籍が11月28日に発売されているので紹介します。
介護者が作る情報ノート
株式会社翔泳社が発売した、『書き込み式!親の入院・介護・亡くなった時に備えておく情報ノート』(村田くみ著)は、親が倒れてから必要になる情報を書き込むためのノートです。
入院や認知症の診断、看取り、相続といった、起こり得ることが時系列にポイント解説とともに描かれています。
メモしておく情報の例
集めておきたい情報の例として、 ・病歴やアレルギーの有無 ・墓や実家問題 ・相続 など、エンディングノートでも書かれる代表的なものもあれば、 ・服や靴のサイズ ・親族の冠婚葬祭ルール ・近所付き合い・友人関係 といった、いざというときに家族だからこそ知っておきたい情報があげられています。
著者は「おひとりさま介護」経験者
著者の村田くみさんは、アラフォーで実家に暮らしながら週刊誌記者をしていたものの、突然母親の介護が降りかかった経験を持つ女性です。
自身の経験を「おひとりさま介護」という本にまとめ、施設の選び方や介護手続きについて、仕事との両立方法などをまとめています。
「親が元気なうちに聞いておきたい」と表紙に書かれている通り、親にエンディングノートを書いてもらうのとは別に、親や家族と介護について話したり、自分が介護について考えたりする、いいきっかけとして利用してもよさそうです。
(文中画像出展元:翔泳社のプレスリリースより)