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弄便(ろうべん)とは 原因と対処法

認知症の症状「弄便」 専門家が提案する5つの対処法

弄便(ろうべん)とは、自分が排泄した便をいじって、壁や床にこすりつける行為のことをいいます。

認知症の症状の1つで、中にはおむつを外して体や寝具につけるような行為もよく見られます。時には統合失調症が原因のこともあります。

弄便の原因

弄便の原因は人によって異なります。

多いのは、便を便だと理解できないことや、オムツに排便することに不快感を持っていることなどです。認知症を患っていることで、排便をしたことがうまく介護者に伝えられなかったり、不快感を取り去るためにオムツを外して何とかしようと思い、便をいじってしまったりするのです。

つまり、弄便は周りから見ると便で遊んでいるように見えるかもしれませんが、実は理由があっての行為といえます。

介護専門家は、“弄便”をこのように説明しています。

認知症の方がなくしていく記憶は、生まれてから生きていく為に覚えて来た記憶だそうです。
つまり、排泄の場所はトイレであるという事、排泄物は不潔だという事、は、忘れてしまいますが「排泄する事」そのものはしっかりと残っています。
生きていれば排泄は当たり前の生理ですので当然ですよね。
排泄がしたくなる。けど、どこでどうしたら良いかわからない、なので、できそうな(と、ご自分が思う)場所でする。

排泄が終わると、出た物が気になる。ので、確認したくなり触れてみる。感触を確認するのでしょう。
あちこちに塗りつけるのは、手についたものを落とそうとするのではないでしょうか。
(専門家まるこさんの回答)
(引用元)「祖母のボケの症状の対処について

つまり、本能的なものだからこそ、いざ排泄するとどうしていいのかわからなくなり、つい“弄便”してしまうのだそうです。

どうして“弄便”するのかを頭で理解できても、中々受け入れられるものではありませんよね。

ここでは「弄便(ろうべん)」の対処法についてまとめたいと思います。

専門家の勧める弄便の対応方法

弄便があると、介護する側はニオイや処理が大変なことからつい声を荒げたり、怒ったりしてしまいがちです。何度も繰り返されて、つい手を出したくなる人もいることでしょう。しかし、そのような対応は避けなくてはなりません。

そのかわりに、下記の対応をしてみてください。

叱らずに不快感を取り除く

弄便を見つけた時には、最大の原因である不快感を取り除いてあげることが何よりも大切です。叱らず「すぐにきれいにしましょうね」、「気づかなくてごめんね」などと声をかけつつお風呂場に誘導し、まずは本人の手や体をキレイにしましょう。

そのうえで、部屋や寝具を掃除します。

掃除をしやすくする

“弄便”するからといって、要介護者を拘束したり、ずっと監視しておくなんてことはできません。

専門家もこのようにアドバイスをしています。

弄れなくする工夫より、弄ってしまっても比較的問題が大きくならないようにすることが大切だと思いますよ
(専門家ガンバルマンさんの回答)
(引用元)「弄便(意識的な性器さわり)を繰り返すのを防ぐ方法」 

ベッドや布団周りなど、汚される場所はある程度決まっているかと思います。そうした際にはその場所に防水シートを敷いたり、壁に養生テープを貼ったりするなど、後始末が楽にできるように工夫しておきましょう。

特に畳は、目に便が入りこんでしまうとやっかいなので要注意。また、すぐに使えるように濡れティッシュやタオル、新聞などを配置しておくことも良い方法です。

薬の服用も視野に、専門家へ相談を

身近にいる専門家に“弄便”について相談をしましょう。対策や対応方法のアドバイス、必要なケアの手配をしてくれるかと思います。

必要に応じて薬の服用をお願いするのも良いでしょう。

もういちど、施設の相談員とそういう時の対応をよく話し合いをされてみてはいかがでしょう?
その中で解決策が見つかるかもしれません。
(専門家まるこさんの回答)

(引用元)「祖母のボケの症状の対処について」 

施設の者に、精神科の薬を入れてくださいって、しっかり、お願いしてください。グラマリールや、セレネースと、既に回答者がこたえたくださっていますので、参考に。

施設の相談員、ナースなどに、精神科との連携は、とれるのか、大抵の施設で精神科医とつながりがある所は、少ないと思いますの、是非、家族の希望、以降として、速やかに地域内にある、精神科でのお薬をと、お願いしてください。

一度は、施設の者が付き添って、連れて行かねばならないかもしれない。そのときは、同伴されると良いと思います。
(専門家の回答)

(引用元)「祖母のボケの症状の対処について」 

冷静に対処できるように、また介護者がダウンしてしまわないように、医師やケアマネジャーに相談しながら、介護者や要介護者にとってベストな対策方法を探してください。

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弄便の予防法と改善策

弄便の予防や改善方法は、次のようにいくつか挙げられます。

なるべくトイレを利用

弄便の原因は、オムツの不快感がほとんどです。そのため、できるだけ排便はトイレ、またはポータブルトイレなどを利用しましょう。実際にトイレで排便する人に、弄便の行為はほとんど見られません。

不快感を感じさせない

オムツに排便し、不快感を取り除こうとして便に触れています。そのため、その前にオムツを交換してあげることで予防できます。不快さを感じないように、排泄物のモレを防ぐことも大切です。

まずはおむつのサイズやつけ具合を確認してみましょう。

普通便であり、量も人並みであるならば、オムツのサイズが合っていないと考えてみてください。サイズをみるポイントはソケイ部というところにゆるみがないかみてください。判断がつきづらい場合はオムツの正面に縦ラインで数字がふってあるので、オムツを当てた時にテープの止める位置がライン内に入ればその人に適当なサイズと言われています。もしくは一回の量が多いのであればオムツの交換回数を増やすのが理想的です。
そして、大事なのがオムツのギャザーをしっかりと立ててからオムツを当ててください。これも漏れ防止のポイントです。
水分の多く含んだ場合の便の対応です。まずは上記で説明した対応をとっていただいて、駄目であった場合。便が漏れてしまう箇所に使い捨ての防水シートまたはオムツを上から当てるようにする方法があります。これの方法は倫理的に賛否両論がありますが、抵抗がなければオススメいたします。
(専門家バキさんの回答)
(参考)「おむつカバーとはどういったものですか?」 

また、モレがひどい場合に使用する“オシメカバー”というものもあるそうです。

オシメカバーですが赤ちゃんのオシメカバーと道理は同じです。
…といっても、これも紙オシメの全盛ですからわからないかな。

形や紙オシメを広げたときと同じような感じです。
足ぐりというか、股の部分にはみ出さないように防水布で立てギャザーがついています。
そのため、オシメやパットからはみ出した便もここでなんとか最小にくいとめられるというものです。

カバー全体も防水の生地でできています。
うちの施設でも便漏れがどうしても多い方については、昔使っていたこのカバーを紙オシメの上から当てております。

使わないよりは便漏れは少しは防げると私は思います。
(専門家とすかーなっちさんの回答)
(引用元)「おむつカバーとはどういったものですか?」 

排泄のリズムを把握する

理想的な対処方法は、「便が出る前にトイレに誘導する」ですが、なかなか難しいですよね。

朝食後、あるいは散歩や入浴の前など、人それぞれ排便のリズムがあるはずです。食事をしてから排泄までの時間を気にしたり、時間を決めて誘導してみるといいかと思います。

排泄に関しては何らかのサインはあるはずなので、それを早めに職員がキャッチ出来るようにお願いして下さい。意思表示ができない方でも陰部を触ることができるなら何らかのサインはあるはずです…
(専門家ガンバルマンさんの回答)
(引用元)「弄便(意識的な性器さわり)を繰り返すのを防ぐ方法」 

また、力んでいたり、もじもじしていたり、歩き方がおかしくなったりなど排泄のサインを見逃さないようにしましょう。
>>トイレに間に合わないときの対策

もちろん、ポータブルトイレを使用してもかまいません。
>>ポータブルトイレ(持ち運びトイレ)とは 利用方法と選び方

衣類を工夫する

最終手段ではありますが、オムツが自分で外せないようにつなぎを着せたり、ミトンをはめたりする方法もあります。

人によっては、拘束しているようで気が引けるかもしれません。
しかし、介護者の体や精神の負担がかかり過ぎないようにするためには、やむを得ないケースもあります。

介護者の負担を減らすために

弄便も理由があるのですが、ご家族がいざその場面に直面すると大きなショックを受けてしまう場合があります。

特に、弄便の後始末に追われたり、壁などに汚れが残ってしまうことで家族介護を行っている方が精神的に追い込まれることも珍しくありません。

そのような場合には、ひとりで悩まず、専門家に相談したり、施設入居を検討したりすることで、ご自身の負担やストレスを減らせるよう考える必要があります。
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