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認知症の中核症状・周辺症状(BPSD)

認知症の中核症状と周辺症状(BPSD)

認知症の症状として分類される中核症状と周辺症状(BPSD)

認知症の症状は「中核症状」と「周辺症状(BPSD)」の2つに分類されます。

中核症状

中核症状は脳の機能が低下することによって起こり、認知症になると誰にでも現れます。

周辺症状(BPSD)

一方で周辺症状は、生活や環境、生活、周囲の人とのかかわりの中で起きてくる行動や心理の症状です。人それぞれ現れ方が違うのが特徴です。「BPSD(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia:行動・心理症状)」とも略されています。

 

認知症の中核症状と周辺症状の違い

中核症状と周辺症状は何が違うのでしょうか?

・中核症状はだれにでも現れる症状ですが、周辺症状は人によって変わってきます。まったく見られない人もいます。
・周辺症状は上手に対応したり、薬物治療をしたりすることで軽減できる場合があります。

認知症の中核症状としてあるもの

中核症状の具体的な内容を見ていきましょう。

記憶障害

年齢を重ねると、誰にでも物忘れが起こります。しかし認知症の場合、古い記憶よりも新しい記憶の方が思い出せない場合が多く、経験したこと自体を忘れてしまいます。また、時間がたっても、ヒントを与えられても思い出せません。

> 記憶障害の種類詳細についてはこちら

見当障害・見当識障害

「時間」、「場所」、「人物」が分からなくなる症状です。今日の日付が出てこなかったり、通いなれた場所へ行けなくなったり、知っているはずの人を見ても誰か思い出せなくなります。

> 見当障害・見当識障害の種類詳細についてはこちら

実行機能障害

計画を立てたり、手順を考えたりして行動することができなくなります。例えばご飯を作るときに、「メニューを考えること」、「必要なものを買いそろえること」、「お店で商品を比べて、臨機応変に買い物をすること」、「手順を考えながら調理をすること」という一連の行動が難しくなります。

理解、判断力の障害

認知症では記憶だけではなく、物を考えることも困難になります。具体的には

・素早く考えられない
・1度に処理できる情報量が減るため、同時に2つのことができなくなる
・いつもと違う出来事(葬式など)で混乱し、不可解な行動をとる
・「必要なものだけを必要なだけ購入する」などの的確な状況判断ができない
・目に見えないメカニズムが理解できなくなるため、自動販売機などの機械が使えなくなる

といった障害が出てきます。

失行

運動機能と関係なく、目的の行動の方法がわからないためにできなくなることです。例えば着方を忘れて洋服が着替えられなくなったり、お箸の使い方がわからなくなったり、使い慣れた家電や調理器具を見ても何のためのものかわからなくなったりと、それまでできていたことができなくなります。

> 認知症の「失行」とは 症状と対処法

失語

「聞く・話す・読む・書く」ができない状態です。他人の話すことは理解できても、自分の言いたいことをうまく話せない「運動失語」や、相手の話が理解できない「感覚失語」、物の名前などが思い出せない「呼称障害」などがみられます。

失認

目、耳、鼻、舌、皮膚などの体の器官に問題はないのに、知覚したものを正しく把握することができない状態です。人の顔や遠近感がわからなくなったり、知っている音を聞いても何の音かわからなくなったりします。

認知症の周辺症状(BPSD)としてあるもの

次に、主な周辺症状についてご紹介しましょう。ある程度の分類は可能ですが、人によって現れ方が異なります。

周辺症状(BPSD)の心理症状

抑うつ、無気力

自信の喪失、意欲や気力の低下などがあり、落ち込みやすくなります。できることができなくなってしまい、うつ状態になる場合もあれば、それ自体が認知症の症状の場合もあります。認知症発症初期から現れやすい症状です。

> うつ・抑うつの対応

多幸

抗うつ状態とは逆に、いつも幸せを感じている状態です。その場にそぐわない状況でも、ニコニコとしてしまいます。

せん妄

意識が混濁し、興奮したり、幻覚を見たり、意味不明の言動をしたりします。認知症の症状としてせん妄が出ている場合もあれば、薬の飲み合わせや体調不良の影響で認知症とは別にせん妄の症状が出ている場合もあります。

> せん妄とは 原因と対応方法

妄想

物忘れと被害意識が強くなり、自分がしまったことを忘れているだけなのに、物やお金を盗まれたと思いこみます。他にも「嫌われている」、「殺される」、「知らない人が家の中にいる」といった妄想もあります。

> 物盗られ妄想とは 原因と対応方法

幻覚や錯覚

実際にはないものが見えたり、ない音が聴こえたりする幻覚や幻視といった症状が現れます。また、実際にあるものを他のものと間違える錯覚も起こります。

> 幻覚、錯覚とは 原因と対応

周辺症状(BPSD)の行動症状

徘徊

何年も前に辞めているはずの仕事に行こうとしたり、自宅にいるのに自宅に帰ろうとして家を出たりして、歩き回って帰れなくなってしまいます。行方不明になってしまうほか、転倒したり事故にあったりと危険なため、街ぐるみで対応に乗り出す自治体も出てきました。
> 認知症による徘徊 原因と対応方法

失禁、弄便

トイレ以外の場所で排泄し、自分の排泄物を手で触ったり、体や壁などに塗り付けたりします。これはトイレの場所がわからなくなったり、トイレの感覚がわからなくなったり、排泄物を理解できずに起こる症状です。

> 認知症の症状“弄便” 原因と対処法

多弁、多動

何時間もしゃべり続けたり、じっとしていることができなくなったります。

暴言、暴力

周りの人に不満や苛立ちをつのらせ、認知症のために理性が効かなくなって暴言を吐いたり、暴力をふるったりします。また、物にあたって壊すこともあるでしょう。介護拒否につながることもあります。

> 暴力・暴言への対応方法はこちら

食行動の異常(異食、過食、拒食)

食べ物ではないものでも手に届く範囲のものを何でも食べたがったり、異常な量や回数の食事をしたり、反対に食べようという意欲が低下したりします。

> 認知症の方の「異食」-原因と3つの対策方法
> 認知症による暴食・過食の対処法