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【現役介護士コラム】介護を受けながら自宅で暮らし続けるために~福祉用具や介護用品の活用~

公開日: : 最終更新日:2017/03/24 介護疲れ・介護負担

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福祉用具や介護用品というと何が思いつきますか? 車いすや介護用ベッド、杖やおむつなどがまず思いつくという方や、実際に家族が利用している方も多いかと思います。

福祉用具というのは、使用する事で要介護者本人の今ある日常生活動作能力の維持や改善することを目的とした道具です。そして介護用品とは介護に用いる品。例えば、大人用おむつや介護用食器などがあげられます。
>>介護用品と福祉用具の違い

福祉用具には、多くの種類があり、細かな悩みにも対応できます。福祉用具を活用すれば、ご自宅で長く暮らし続けることができるようになったり、介護の負担が減ることがあるかもしれません。

まずはそんな福祉用具について書いていきたいと思います。

福祉用具ってどんなものがあるの?

福祉用具は生活の場面に合わせて様々な種類のものが作られています。

例えばお風呂で使うもの。浴槽が深く立ち上がりが難しい人のための台や転倒予防のすべり止めマット。手すり、浴槽に入るために座る台、背もたれ付きやキャリー付きの椅子など、その方の障害や身体機能に合わせて選ぶことができ、サイズや色、質感もお好みや自宅のサイズに合わせて選ぶこともできます。

「賃貸だからリフォームが難しい」という方でも、安心してお使いになれるものもいくつもあります。

まずはケアマネに相談を

在宅介護を受ける際、ケアマネジャーに相談をすれば「福祉用具専門相談員」という資格を持った担当者が実際にご自宅に伺ったり、その方を見て選んでくれます。
福祉用具の種類や要介護度によっては、介護保険を利用してレンタルが可能です。
>>福祉用具貸与(レンタル)とは 特徴と活用方法

実際に肌に触れるもの(ポータブルトイレや入浴用イス)はレンタルできませんが、介護保険制度を利用して購入できるものもあります。値段も様々なので、まずはケアマネジャーに相談してみてください!
>>特定福祉用具販売とは 特徴と使い方

福祉用具で変わる高齢者のQOL(生活の質)

私が訪問介護の仕事をしている中で、右半身マヒのご利用者さんを数人担当していました。Aさんは福祉用具を上手に活用し、トイレや入浴などご自身でできることも多く、一人で外出などもされていました。

一方Bさんは、福祉用具を全く利用しておらず(これは後で聞いたらケアマネジャーがしっかり見ていなかったとのこと)、福祉用具があれば一人でできるはずのことも、普段やっていないがためにできなくなっていってしまいました。

普段から筋肉を動かしたり、作業していないと動けなくなってしまうこともよく聞く話です。本当によく似た症状のお二人も、福祉用具の差でここまで違うのかと勉強させられた場面でした。

大切なおむつのサイズ選び

福祉用具だけではなく、介護用品選びも高齢者のQOL(生活の質)を守るのに欠かせません。

例えばおむつのサイズ。たくさん吸収するからと身体にあわない大きなものを使っている結果、尿漏れやかぶれ、擦れてしまっている状態も多く見てきました。

ウエスト部分もぶかぶかで、背中から便が漏れてしまう方も多くいました。
>>大人用おむつとは 種類と選び方

その方に合った福祉用具や介護用品を選ぶことがいかに大事か、日々思い知らされています。

少しの工夫でオリジナルの品が完成!

様々な種類があるとはいえ、自分に完璧にあった福祉用具や介護用品がなかなか見つからない―。そんな時は、既存の品にひと手間、ひと工夫加えると使いやすさが変わってきます。

例えばスプーン。麻痺がある手ではうまく使えない、今ある介護用スプーンも手に合わない。そんなときは100円均一などで売られているおゆまるという商品がとても役に立ちます。プラスティックの板のようなこの商品は、お湯でふやかすとぐにゃっと曲がり形を変えられます。そして冷めるとまた固くなる。これで自分の手の形に合わせたものを作ってスプーンと一緒に使えば、オリジナルのスプーンが完成します!

その他にもクッションやすべり止めシートなど、100円均一で買えるようなもので車椅子の乗り心地をアップできます。どのようなアレンジがいいのかは、介護職員やリハビリ専門員に聞くといいかもしれません。

その人にあった福祉用具や介護用品で、快適な生活を送ることが、在宅生活を素敵なものにする一つになると思います!

>>「 福祉用具・介護用品 」に関する解説・記事

《執筆者:佐藤悠祐》
介護福祉士/NPO法人Startline.net代表
性同一性障害当事者

介護福祉士になるつもりはなかった高校生時代から一転、専門学校へ進学し、介護福祉士の資格を取得。その仕事の魅力にはまってしまい現在に至る。

自身がLGBT当事者であることを生かし、「NPO法人Startline.net」を設立。多様性のある福祉サービスの実現を理念に掲げ、講演やイベントを通しLGBTを含むマイノリティに対する理解を広める活動を行っている。

>>【現役介護士コラム】家族を介護していて、手をあげてしまった時の対処法について
>>【現役介護士コラム】ささいな事でもケアスタッフに伝えることが大切

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