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医師や研究者が作った「認知症の人と家族のための災害マニュアル」

公開日: : 最終更新日:2018/12/06 認知症を支える社会と仕組み

pixta_11074308_S在宅介護をしている方は、災害時にどんな備えをしたらいいのでしょうか?

以前公開した記事では、福祉避難所についてや安心介護内に投稿されている専門家や経験者のアドバイス、そして全国老人福祉施設協議会が作成している避難支援ガイドを紹介しました。
>>【認知症の備えと避難】在宅介護中に災害にあったら?

今回は日本認知症学会が作成した「被災した認知症の人と家族の支援マニュアル<介護用>」を紹介したいと思います。

医師や研究者などの専門家によるマニュアル

日本認知症学会は、認知症に関わる問題の対策や治療・研究の向上を目指す、医師や研究者などの専門家による学会です。

そのためマニュアルも、介護家族や介護職が提供する本人への支援として、「代表的な症状への対応」が紹介されています。

▼代表的な症状一覧
・不安
・興奮/暴言/暴力
・幻覚/妄想
・徘徊
・無為無欲/抑うつ
・不眠
・排泄

また、認知症の人のストレスをなくしたり、混乱をなくしたりするコツ、そして徘徊への対策が紹介されています。

全ての介護者向けの内容

例えば「なぜ不安になるのか」の説明やどう対応したらいいのかなど、災害にあった時だけではなく、普段の介護でも役立つことが書かれています。

また、認知症を疑う症状が紹介されていたり、ショックなどの理由で認知症のような症状が出ることがあることにも触れており、認知症の症状がない人を介護している家族もぜひ読んでおきたい内容です。

声掛けやねぎらいが大切

家族介護者や介護スタッフ、市町村スタッフへの支援については、避難所では認知症の人を介護している家族が“肩身の狭い思いをしている”ことに触れられています。

家族が穏やかな状態でいられるように、周囲の人や家族間で言葉をかけるようにと促す内容です。さらに前向きなあいさつや声掛け、そして休息や睡眠の重要性にも触れられています。

認知症の人が身近にいる人だけではなく、幅広い世代の地域の住民にもぜひ読んでもらいたい内容だと感じられました。