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認知症の家族の介護 経験者からのアドバイス【アンケート結果】

公開日: : 最終更新日:2018/12/07 認知症のケアと介護

安心介護ではサイトを利用しているユーザーを対象に「後輩たちに伝えたい家族介護のノウハウ」を教えていただくアンケートを行い、33名から回答を得ました。

その中から、特に介護者が悩まれることが多い認知症家族の介護について、同じ状況の会員様からの貴重なアドバイスをいくつか紹介します。

認知症独特の症状への対処法

簡単な作業をお願いしてできたら褒める、介護者が愚痴を溜め込まない、など、いろいろな工夫をされています。

アルツハイマー型認知症の母。同じことを何回言ってもできないのはいつものこと。
何回言ってもできない母にいらいらする毎日。

何か母に言わなくても自分でできることないかな?
多くを望まない。ひとつできればいい。何か習慣になる簡単な仕事。
思いついたのが、自分の部屋の電気を消してもらうこと。

「電気を消す係」
部屋から出るとき、スイッチを切るだけ。でも、それをいつも忘れずにするのが大変。
テレビを消さなくても、部屋の電気を消すことができればそれだけでOK。
できた時は褒める。
「すごい!よく忘れずにできたね~」
とにかく褒める。
母のニコニコ顔。その笑顔で私も幸せな気持ちになります。

「やんくみ」さん

まだ認知症が進んでおらず、メモ書きで覚えていられるので…メモ書きをさせます。
散歩がてら、買い物にいき、荷物持ちをしてもらいます。
季節のくだもの、野菜の話をして脳の活性化をしています。
水の出しっぱなしがあったので、節水の貼り紙と、蛇口の握りに100均で見つけた蛇口をレバーにする物を取り付け、違和感で気がつくように工夫しました。

一日なにかしら、印象付けを。
「今日は洗濯を干して。」「今日はゴミだしね。」「風呂そうじね」など、用事を頼めば運動にもなります。雜な掃除でも「ありがとう。」と一言。
まだ、貴方にできることが、たくさんあると認識させます。
デイサービスに行かないかわりに、いろいろな経験をさせます。美術展や動物園や水族館、博物館が効果的です。

食事も待てないので、おつまみのチーズ、かまぼこ、ハム、サラダなど小分け皿に盛り、食べている間にメインのおかずをパパッと作ります。
(後略)

「うりぼん」さん

被介護者の世界を共有して楽しむ。自分も嫌な現実から離れることができる。
5分もすれば忘れてくれるから言いたい事は言う。
介護疲れから離れられる避難所を作っておく。やって駄目ならやらないようにする。
未来の自分かもと思って参考にする。
無理せず甘える。様々な機会を逃さずに愚痴る。
介護交替して被介護者を交換する。クリアしたら被介護者と一緒にチョコやグミなどを一つ食べる。
何かしてあげる前に自分ならどうしてもらいたいかを考える。
被介護者の性格や認知傾向、自分の考えをしっかりと丁寧に伝え、決定したらプロにお任せする。
一人で行動する時はヘルプマークを付ける。

要介護1と要支援2、認知症有りの実の両親を介護中。

「yuma」さん

失敗談や、つらい時の対処法

いただいた回答の中には、ご自身の失敗談やうまくいかなかった点を語っていただいたものもありました。参考になる点が多い貴重な経験者の声です。

実母(介護度2)施設入居中 遠距離介護
今ではグループホームに入居して、安心して暮らしている母ですが、認知症が発覚したときは、本当に先が見えませんでした。独居だった母のため、海外の私の家から小学生の子供二人とともに一時帰国し、母のできなくなっていた諸手続きを整理し、ケアマネさんと相談して施設探しをしました。

当時は私自身もまだ認知症への理解が足りず、いろいろ失敗しました。例えば、短期記憶障害、見当識障害があるというのが、実生活でどう影響するか、実感としてわかっていなかったので、買い物に出た時に、母をベンチに座らせて待たせて、いなくなったことがあります。急いで帰宅し、母を見つけて安心したが、なぜそこにいるのかわからなくなった母が不安になって家に帰っていたのでした。
(後略)

「ロミ」さん

 祖母は一人暮らしをしており、気付いた時には認知症がすすんでいた状態でした。家には同じ食材が大量にあり、冷蔵庫には腐ったりカビたりした食材が大量にありました。週に3回ほどヘルパーさんに訪問していただき、昼食を作っていただいたり、薬の服用をお願いしていたのですが、訪問の時間に買い物に行ったり(家にいるように言ってあるのに)散歩に行ったりしてしまうので、不在の連絡が家にかかってきて精神的にまいってしまいました。
ケアマネさんが、宅配弁当をとると確認もかねてくれるというので、宅配弁当を1日1回とることにしましたが、食べたことを忘れてしまって、スーパーに行ってしまいお金が足りないと電話で催促してくるようになりました。

祖母と母は犬猿の仲なので同居は絶対に無理。一人暮らしも祖母は限界。ケアマネさんと話し合い、デイサービスとショートステイを組み合わせて今は利用しています。精神的に随分楽になり、ケアマネさんには感謝しています。

「un」さん

フルタイムで働く一人っ子です。アルツハイマー型認知症の実母が緊急入院。その時のことについてお伝えします。
①母の状況(入院生活)
認知症の患者が一般病棟に入院するのはキツイです。看護師からも冷たくされ、苦情を言われ、平日も毎日面会しましたが、休日は8時間以上病室にいました。
②私の状況(気持ち)
とにかく「2か月頑張ればなんとかなる」と自分に言い聞かせていました。それでも、精神的につらく、会う人、会う人に今の自分の状況、つらい気持ちを話しました。また、突然泣いたりと精神的にもかなり追い詰められカウンセリングも受けました。カウンセリングはおすすめです。
(後略)

「こすもす」さん

医師や施設も千差万別

また、医師や医療機関についてのコメントもありました。

(前略)
今までの経験で一番大きな驚きは医師によって認知症への対応が相当違うということでした。認知症は本当に個人差が大きく、つまり医療も介護も人によってその分違うということは、今から思えば当たり前のことです。でも、患者によってそれだけ細やかな処方ができる医師はまだそれほど多くないと感じました。

私が父も家族も絶対の信頼ができる今の主治医をみつけたのもネットでした。また、その主治医が往診してくれる現在のグループホームに入所し、とても良くして頂いて穏やかに過ごせています。
(後略)

「nappa」さん

認知症の母の介護ですが、嫌なこと、兄弟の悪口など、本人に心地悪い会話は一切しないようにしていたので、いつも穏やかな笑顔でいてくれました。
大腿骨骨折で入院し、続きの棟の老健に入れた方が本人に抵抗がないと思いましたが、おやつなど一切許さない厳しいところだったので、老健選びは慎重にした方が良いと思います。お年寄りの楽しみといえば、好きなおやつを食べることなので。
食事もできるだけおいしいところにした方が良いです。
(後略)

「あやの」さん

医療従事者や医療機関も、提供する技術やサービスは様々なので、周りの方や経験者の意見などを参考によりよい介護環境を整えられるようにしましょう。

※ご紹介したコメントは一部編集、抜粋しています。

■ コメント

  1. yu より:

    私はもうすぐ60歳の未婚の男です。認知症の母を自宅介護をしています。母は耳が遠く、耳元で大きな声で話してもやっと通じるかどうかの90歳です。
    足腰がもう弱く捕まり歩きしかできません。それでも親子二人だけの生活、知らん顔するわけもできず、面倒を見ています。最近要介護5となりオムツが手放せないですが、漏らすと自分でズボンとオムツを脱ぎそのままベットに入ってしまったり、おしりが汚れていようと関係ありません。私も持病があり働くこともできず、家の事をしても休憩を取らないと動けなくなりますが、なんとかもやもやしながらも生活しています、時々母の様子を見ないとベットが汚れ臭いところで寝ています。その時の掃除洗濯は大掃除並みに大変です。でもなんだかんだ困ることもありますが、生きていてもらえば息子としてありがたいと思い、母の下の世話でも初めは嫌でしたが最近は別に生きている以上しょうがないと思えるようになりました。周りは特養や専門の施設に入れないと私が倒れると言ってくれますが、どうしても踏ん切りが尽きません、この先どうなるかわかりませんが、悔いのない生活をできるだけしていきたいです。
    長文失礼しました。