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認知症になっても買い物をあきらめないで!英スーパーが導入した“スロー・ショッピング”

公開日: : 最終更新日:2018/12/10 認知症

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認知症や障害を持っている方にとって、買い物に出かけて欲しい商品を探し、レジで会計を済ませて店を出るという一連の行動は簡単ではありません。

そんな方々のために、イギリスのスーパーマーケットチェーン「セインズベリー」が、スロー・ショッピングというサービスを開始しました。

スロー・ショッピングとは

セインズベリーで試験的に行われることとなった「スロー・ショッピング」は、認知症の方や体力のない方、障害のある方を対象としたサービスです。

毎週火曜日の午後1時から3時までの間、店頭で従業員が来店客を出迎え、買い物をサポートします。また、買い物途中で疲れてしまっても休めるように、店内にはイスが用意されています。

楽しんで買い物をしてもらえるように、試食なども用意されているそうです。

認知症だった母との経験から提案

セインズベリーのプレスリリースによると、このサービスを提案したのは、母親が認知症だったというKatherine Veroさん。

もともと買い物好きだった母親ですが、認知症が進行するにつれて、買い物に苦労するようになったそうです。次第に買い物が、母と娘にとってストレスを感じるものになってしまいました。

それでも母親に外出して欲しかったため、買い物をあきらめては欲しくなかったそうです。

母親を看取った後、スロー・ショッピングのコンセプトを思いついたVeroさん。「ほかの小売店も続いてくれると嬉しいです」と、コメントしています。

認知症患者だけではない

Veroさんからスロー・ショッピングの提案を受けた、Scott McMahonさん(セインズベリーGosforth店の副店長)も、がんになった父親が、自立した生活を望みながらも、買い物に苦労する姿を見てきた男性でした。

「本部もこのアイディアを気に入ってくれるはず」と、感じたそうです。

買い物をあきらめがちな認知症患者

アルツハイマー・ソサエティによると、10人中8人の認知症患者が「好きな活動」として買い物をあげているそうです。

しかし、認知症の診断後、買い物をあきらめてしまう人は4人に1人いると言われています。

アルツハイマー患者が、買い物で苦労する点について語った動画があります。

動画によると、買い物の際に
・買い物リストに書かれているものが探せない
・店内の案内が理解できない
・会計時にお金が数えられない
などで苦労しているそうです。

いずれも店員さんや周囲の手助けがあれば、解決できる内容です。

認知症の方などが安心して買い物ができるスロー・ショッピング。日本でも取り入れるお店があるといいですね。

(アイキャッチ画像出典元:セインズベリープレスリリース)