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介護職員に聞いた「介護と仕事の両立」-「できない」が約3割

公開日: : 最終更新日:2018/12/12 介護離職

pixta_22369371_S介護と仕事をいかに両立させるか、職場の理解が得られるかについては、介護をしている人なら悩んだことのある人も多いことでしょう。

介護の現場である介護事業所は、介護について理解がある職場のはずです。そこで働く介護職の方々は、介護と仕事の両立ができているのでしょうか?

「介護離職ゼロ」、「一億総活躍社会」を政府が進める一方で、介護職の方でさえ介護離職をせざるを得ない実情があるようです。

「介護労働者の就業実態と就業意識調査」を実施

公益財団法人介護労働安定センターでは、昨年の10月、全国の介護保険サービスを実施する事業所を無作為に抽出し、アンケート調査を実施しました。

9,000を超える事業所と同事業所に勤める2万1,848人から回答があり、結果を8月5日に公表しています。

介護事業所の4分の1が職員の介護離職を経験

介護事業所に「過去 3 年間に介護を理由に退職した従業員がいたかどうか」を聞いたところ、23.5%の事業所が「介護を理由に退職した従業員がいた」と回答しています。

介護職の介護離職:画像1
(画像出典元:介護労働安定センター)

介護職員の1割以上「現在介護をしている」

介護と仕事の両立について聞くと、「現在介護をしている」と回答したのは11.4%でした。

年齢層別に介護と仕事を両立している人の割合を見てみると、40歳未満では18.0%、40代は19.4%、50代は42.4%、60歳以上は17.2%という結果です。

また、「ここ数年のうちには、可能性がある」が30.9%という結果となりました。

介護と仕事の両立「できない」が3割

「介護と仕事の両立」については、「続けられないと思う」(29.1%)が「続けることができると思う」(25.1%)を上回っています。

それぞれの「勤務先の状況」は下記のようになっています。

介護と仕事の両立「できる」と回答した人の勤務先の状況

・勤務先の介護休業制度を知っている:25.3%.
・勤務先の介護休暇制度を知っている:21.9%
・突然の残業がほとんどない:37.8%
・日頃から有給がとりやすい:34.4%
・休んだ時に自分の仕事を代わりに担当できる人がいる:48.1%

介護と仕事の両立「できない」と回答した人の勤務先の状況

・勤務先の介護休業制度を知っている:15.0%
・勤務先の介護休暇制度を知っている:14.2%
・突然の残業がほとんどない:29.6%
・日頃から有給がとりやすい:20.6%
・休んだ時に自分の仕事を代わりに担当できる人がいる:37.1%

勤務先の状況だけで比べてみると、両立ができないと感じている方は、すべての質問に対して、できると感じている方のパーセンテージを下回りました。

職業ごとに介護離職の現状を明らかにした調査はあまり多くはありません。今後、「女性の多い職業」、「男性の多い職業」での介護離職率の差や、介護離職しやすい職業としにくい職業の調査など、職業ごとの調査が進むと、雇用主側の意識が変わってくるかもしれませんね。