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エーザイら、紛失物用極小電子タグを高齢者の外出支援ツールに応用へ

公開日: : 最終更新日:2018/12/12 認知症, 認知症を支える社会と仕組み, 高齢者の暮らし

pixta_17486083_S8月1日、アルツハイマーやレビー小体型認知症の治療薬『アリセプト』の開発や販売を手掛けてきたエーザイ株式会社が、MAMORIO株式会社との提携を発表しました。

両社の得意分野を活かして、認知症の方のお出かけを支援するツール「Me-MAMORIO(みまもりお)」の実用化に向けた実証実験と開発を行うそうです。

忘れ物・落とし物追跡タグが高齢者を見守る

MAMORIO株式会社は財布や鍵、ペットの首輪などに取付けておくと、紛失した際にほかのユーザーの手を借りて落とし物を探せる極小電子タグ「MAMORIO」の開発・運用をしている会社です。

新見守りシステム:画像1

MAMORIOを付けた物を無くしてしまった人が、「みんなで探す」機能をオンにすると、紛失中のMAORIOとすれ違った人のMAMORIOが位置情報を発信し、持ち主に発見場所が通知されます。

「Me-MAMORIO(みまもりお)」は、タグを持った認知症の方にアプリをインストールしたスマートフォンを持つ協力住民が近づくと、家族や介護関係者などに自動的に位置情報が通知されます。

徘徊時の発見にも役立ちますが、一番の目的は認知症の方の外出支援だそうです。

タグは縦3.5センチ、横1.9センチで厚みは4ミリ以下のごく小さなものですので、普段持ち歩く杖のストラップに着けたり、シルバーカーの内側に縫い付けて置いたりしても違和感なく、安心して外出ができます。

住民の協力が不可欠

協力住民が増えるほど、認知症の方の移動経路や現在地がわかりやすくなります。タグの有効距離は約30メートルですので、2200人の協力があれば東京全域をカバーできます。

協力住民はアプリをインストールし、Bluetoothをオンにしたスマートフォンを持っているだけで、認知症の方の見守りに参加できます。認知症の方が近づいたことは、協力者には通知されないため、認知症の方のプライバシーも守ることができます。

今後、行政や介護関係者などの協力のもと、「Me-MAMORIO(みまもりお)」の実用化を目指すそうです。

両社の得意分野を活かした開発を

エーザイは認知症治療薬の開発や販売から得た経験を活かし、2008年から行政や介護関係者などの協力のもと、認知症になっても安心して暮らせる「まちづくり」に取り組んできました。協定を結んでいる市町村の医師会は、横浜市や大分市、苫小牧市など全国65ヵ所に渡ります。

一方MAMORIO社は電子タグ「MAMORIO」の開発や4年間にわたるプラットフォームの運営経験などのある会社です。

こういった実績を「Me-MAMORIO(みまもりお)」の実証実験や開発に活かすつもりだそうです。

※こちらの記事は2016年8月時点の情報です。最新の情報はホームページをご確認ください。