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「ひとりでは降ろせない」行方不明の高齢女性を救った男子高生の行動

公開日: : 最終更新日:2018/12/12 認知症, 認知症エピソード

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蒸し暑さが増していくこれからの季節、被介護者が外出先で熱中症にならないかを心配している人も多いのではないでしょうか?

家族の視線から外れてしまった高齢者を、気にかけてくれる人、心配してくれる人がいるとわかると、それだけで心強いものですよね。

介護をする多くの人が思わずうれしくなるような行動を、福岡県の高校生が起こしてくれました。

「ひとりでは降ろせない」

7月15日付の朝日新聞の記事によると、7月7日の午後7時ごろ、部活の帰りにバスに乗っていた高校生、北岡大和君(16)は、後ろの席に座っていた高齢女性(91)とバスの運転手とのやり取りを耳にしました。

高齢女性がバスの運転手に目的地に行くかどうかを尋ねると、運転手は行き先が違うと告げて降車を促したのです。

7月7日の飯塚市周辺の天気は、湿度70%で最高気温は約33度と、熱中症になってもおかしくはない天気だったそうです。当日の日の入りは午後7時32分。夜が迫っていました。

北岡君は「ひとりでは降ろせない」と判断し、高齢女性と一緒にバスを降りました。

行方不明になっていた高齢女性

北岡君は母親に連絡し、母親の車で高齢女性が言っていた目的地に向かいました。車を降りて自宅を探そうとしたところ、偶然にも女性の自宅を訪ねてきた市の職員に会えたのだそうです。

高齢女性は午後3時ごろ、外出先の美術館で息子とはぐれていました。

「自分の祖母が困っていたら、かわいそうだという気持ちもあった。あのまま1人でバスを降りていたら熱中症になったかも知れない。おばあちゃんが無事で良かった」と、北岡君はコメントしています。

無事に保護されたとき、時刻は午後9時を回っていたそうです。バスに乗るほど行方不明になった地点から離れてしまったのにもかかわらず、6時間程度で保護されたのは北岡君のおかげでしょう。

高校生の気遣いと行動が、ひとりの高齢女性を救いました。19日には警察署から感謝状が贈られたそうです。