自宅に仏壇がない人は6割に―仏壇がない場合の供養はどうする?

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自宅に設置して亡くなった家族やご先祖様を供養したり、位牌などに手を合わせたりする“仏壇”。古い家には仏間があったものですが、最近では和室すらない家もあります。

最近の仏壇事情はどうなっているのでしょうか? 株式会社インブルームスが2013年7月に発表した「仏壇に関する意識調査」から、世間の仏壇事情をのぞいてみましょう。

仏壇がない家庭は約6割

2人以上世帯に暮らす全国30~60代男女600名を対象に、「あなたのご自宅に仏壇はありますか?」と聞いたところ、「ある」と答えたのは4割にとどまりました。

葬儀のスタイルが仏式葬儀だった473人(78.9%)に限定してみても、自宅に仏壇があると答えた人は半数を下回っています。

仏壇離れ:画像1

住宅事情別に仏壇の有無を見てみると、「持ち家(一戸建て)」(51.8%)が最も高く、続いて「持ち家(集合住宅)」(21.1%)、「民間賃貸住宅」(15.5%)、「公営住宅」(13.3%)となっています。

仏壇離れ:画像2

「置きたいけど置けていない」は5%以下

「持ち家(一戸建て)」でも仏壇がない家庭が約半数あることを考えると、住宅事情だけが仏壇離れの原因ではないのかもしれません。

自宅に仏壇がないと答えた365人に、仏壇を置きたいかどうかについて聞くと、下記のような結果となりました。 ・今後置く予定がある(4.1%) ・今は必要としていないが、将来的には置く可能性がある(44.4%) ・本当は置きたいが、置けていない(4.7%) ・将来を含めて置くつもりが無い(44.9%) ・その他(1.9%)

「本当は置きたいが、置けていない」と答えた人は5%を下回っており、「今後置く予定がある」(4.1%)と「今は必要としていないが、将来的には置く可能性がある」(44.4%)を合わせて約半数が、現在は仏壇の必要性を感じていないものの、将来的には設置を考えていることがわかりました。

仏壇がないと供養が不十分に?

「ご先祖様・個人に対して、供養を十分に行っていると思いますか?」と聞くと、仏壇があると答えた235人では、「十分である」(20.4%)、「どちらかと言えば足りていると思う」(42.6%)を合せて、6割以上が足りていると感じているようです。

一方で、仏壇がないと答えた365人では、「十分である」(14.8%)、「どちらかと言えば足りていると思う」(33.9%)を合わせて、5割程度にとどまっています。

仏壇離れ:画像3

人によっては仏壇がないことから、供養が足りていないと感じているのかもしれません。

仏壇なしでも簡単に供養できる方法

亡くなった人や先祖の供養を考えた時に、仏壇は象徴的な存在です。しかし仏壇がないと供養ができないということは、もちろんありません。

日本香道では仏壇がない場合の供養について、仏壇という形にこだわらない供養を提案しています。

家に仏壇のない方でも、供養の心を持ち、作法にとらわれず供養を行いたいと思っている方も多いようです。そのような方は、香炉・花立て・ローソク立ての3点をそろえれば、家で簡単に供養ができます。 お供えするお線香も最近では、煙の少ないものや、香りが自然なものが出ていますのでご自分の好みにあったものをお選びください。 (引用元)日本香道:日々の供養の知識

 

最近では洋間に違和感なく置ける洋風家具調の仏壇やA4サイズのコンパクトな仏壇など、様々なものが出ています。

また、節目ごとにお寺に足を運んで供養をする人、位牌を菩提寺に預けて永代供養をお願いする人もいます。

介護の終わりについて考えるときに、併せて仏壇についても考えてみてはいかがでしょうか?

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