「もしかしたら?」と思ったらやってみよう!動画を見ながらできる長谷川式認知症スケール

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「長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)」をご存知でしょうか? 聖マリアンナ医科大学名誉教授の長谷川和夫先生が作成した、自宅で気軽にできる認知症簡易診断プログラムです。

認知症やMCIは、生活改善などで進行を遅らせることが可能です。そのためには早期診断が重要になります。

親のおかしな言動に気づいたらすぐに診断を受けた方が、介護の後悔が少ないことも、アンケートの結果で明らかになっています。

>>【アンケート結果】認知症を疑ったきっかけと受診までの期間について

また、認知症の人の介護をしているうちに、自分も認知症なのではないかと不安になることがあるかもしれません。そんなときにも長谷川式認知症スケールなら、気軽に確認することができます。

実際にテストを受けてみよう

テストの問題は全部で9問です。紙とペンを用意して、動画を見ながら答えを紙に書いていってください。親などの付き添いをする場合には、口頭で答えを言ってもらって、それを紙に書いていくといいでしょう。

気になる結果が出たら医師に相談を

30点満点で20点以下だった場合に、認知症の可能性が高いと言われています。

ただし、心身が不調のときや乗り気ではないのにやっているときには、点数が低くなる傾向があります。テストの結果が悪かったからと言って、必ずしも認知症であるとは限りません。

あくまでも一つの目安として利用し、気になる結果が出るようなら、かかりつけ医または専門医に相談をしてみてください。