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【アンケート結果】認知症を疑ったきっかけと受診までの期間について

公開日: : 最終更新日:2018/12/13 認知症, 認知症の予防と治療, 認知症の診断方法

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認知症には特効薬はありません。だからこそ、早期診断と早期治療で早い段階から認知症の進行を食い止めるのが大切です。

安心介護ではサイトを利用しているユーザーを対象に『認知症受診のきっかけと期間』についてのアンケートを行い、165名から回答を得ました。

介護をしている皆さんは、どんなきっかけで認知症を疑い、いつごろ受診したのでしょうか。

約9割が「親」世代を介護

回答者165名のうち、主介護者が130名(79%)、それ以外が35名(21%)でした。

要介護者との関係で最も多かったのが、「親」で117名(71%)、「義親」30名(18%)が続き、約9割が親世代を介護していました。

 

アンケート:図1

半数以上がアルツハイマー型認知症と診断

診断されている認知症の種類で最も多かったのが、「アルツハイマー型認知症」で89名(54%)です。「レビー小体型認知症」15名(9%)、「軽度認知障害(MCI)」14名(8%)、「前頭側頭型認知症」10名(6%)、「脳血管性認知症」7名(4%)が続きました。

アンケート:図2

家族の見守りが認知症を疑うきっかけに

「認知症と診断されている」と答えた人を対象に、認知症を疑ったきっかけについて聞くと、最も多かったのは「家族の訴えにより」91名(68%)でした。次いで「周囲の人の訴えにより」で30名(22%)となり、「本人の訴えにより」疑い始めた人は1割にとどまっています。

アンケート:図3

周囲の人には「金融機関」、「近隣の住民」、「交番の警察官」、「かかりつけ医」など、多岐にわたる関係者が含まれていました。

具体的なきっかけは人それぞれ

続いて具体的に認知症を疑うようになったきっかけについて聞くと、4分の3が「言動におかしな点が出てきたから」101名(75%)と回答しました。

「おかしな言動」の一例は以下の通りです。

アルツハイマー型認知症の人

・作り話が多くなった
・何でも捨ててしまう行動に異変を感じたから
・夜中に朝と間違えるようになった
・服を何枚も重ね着する
・「盗まれた」、「いないはずの人がいる」などの妄想

レビー小体型認知症の人

・失語もひどくなってきて、字が小さく汚い字になり、その頃からなんとなく認知症の検査を受けたほうがいいと家族は感じていました
・確信したのは夜間の徘徊と、まともではない言動があったからです

前頭側頭型認知症

・家から出たがらなくなり、不潔になった
・万引きにより警察に保護された
・毎日、何もしなくなり「どうしてこうなってしまったのか、頭が変になった」と鬱状態でした。毎日、家に帰るといい、私は車で本人の気が済む場所まで送っていってました

脳血管性認知症の人

・ヒステリーのような怒り方、置き忘れ、物忘れ、自分の話は何度も繰り返すが、こちらの質問には答えない。会話が成立しない

続いて多かったのが「もの忘れがひどくなったから」88名(65%)、「調理など今まで普通にできていたことができなくなったから」50名(37%)です。

できなくなったことの例としては、「通いなれた道で迷う」、「墓参りの作法がわからなくなる」、「料理に失敗する」、「テレビの録画ができなくなる」、「小銭を払えなくなる」などがあげられています。

その他には「感情の起伏が激しくなったから」47名(35%)、「幻視・幻聴が見られたから」34名(25%)、「うつ症状が見られたから」25名(19%)、「歩き方がおかしいと思ったから」6名(4%)といった声がありました。

アンケート:図4

8割の回答者が1つ以上の選択肢を選んでおり、要介護者の変化を細かく観察し、認知症と結び付けたことがよくわかります。

7割が1年以内に受診

認知症を疑ってから受診するまでの期間について聞くと、「すぐに」41名(30%)、「半年以内」37名(28%)、「1年以内」20名(15%)を合わせて、73%にあたる98名が、1年以内に受診していることがわかりました。

アンケート:図5

本人の意思を尊重し後悔することも

認知症を疑ってから受診するまでの期間について、「妥当だったと思いますか?」と聞くと、「はい」が67名、「いいえ」が68名とほぼ同数の回答となりました。

ただし、認知症を疑ってから受診までの期間が1年以上かかった人だけでみると、「いいえ」と答えた人は73%と非常に高くなります。遅くなってしまった理由として一番多いのは「本人の拒否」でした。本人の意思を尊重した結果、後悔を生む結果となってしまったようです。

一方で「すぐに」、「半年以内」と答えた人の7割が「はい」と回答しています。その理由としてあげられているのは主に3点です。

・進行を食い止めることができたから
・家族が納得するため
・周りに迷惑をかける前だったから

また、「すぐに」、「半年以内」と答えた人の中にも、「もっと早くに連れて行けばよかった」といったコメントが見られました。

少しでも早く本人や家族が安心するため、そして後悔を残さないためにも「もしかしたら」と思ったらかかりつけ医に相談しましょう。

■ コメント

  1. 白倉幸久 より:

    初めのころ、いない人の事を聞いて来たり、逆に今いたのになどと言い出した。体はしっかりとしていたが、自転車に乗っていて曲がり角で転んだり、それまでは何ともなかったところで、自転車ごと転ぶようになり、そのころから少しおかしいと思うようになった。
    体のバランスがとりずらくなったようで、転んだとき足首にひびが入り、一か月ぐらい自転車に乗れなかった。それ以降二度とのれなくなってからは、認知症の症状がひどくなった。3年前ぐらいに「認知症」の指定を受け今に至るが、日に日に弱くなっているのがわかる。