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ピーナッツバターで初期のアルツハイマーがわかるって本当?

公開日: : 最終更新日:2017/01/27 アルツハイマー型認知症

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「ピーナッツバターと小さな入れ物、そして定規があれば、
家庭で簡単に初期のアルツハイマーかどうかがわかるかもしれない」
-2年ほど前に話題になったこの研究をご存知でしょうか?

なぜピーナッツバターで初期のアルツハイマーがわかるのでしょうか?

家庭でも簡単にできる実験方法

手順は簡単です。

① 小さな入れ物にピーナッツバターを入れる
② 被験者に目を閉じて、片方の鼻の穴をふさいでもらう
③ 定規の下にピーナッツバターの入った入れ物をあて、ゆっくりと上げていく

画像1

(画像出典元:YouTube/Inside Science)

鼻から離れた距離でピーナッツバターの香りを感じられれば、
匂いに敏感だと言えます。

一方、近くまで来ないと香りが感じられないのであれば、
嗅覚が鈍くなっていると考えられます。

左の鼻の方が鈍感=アルツハイマー?

この実験は2013年の10月、フロリダ大学の研究チームが、
学術誌「Journal of the Neurological Science」で紹介した方法です。

研究チームでは、下記4つのグループに、
ピーナッツバターの香りを感じ取る実験を行いました。

・アルツハイマー型認知症と思われる患者:18名
・それ以外の認知症患者:26名
・軽度認知機能障害の患者:24名
・認知機能が低下していない人:26名

なぜピーナッツバターを使うのかというと、年齢とともに嗅覚も衰え、
ある種の匂いを感じにくくなってしまいます。

そんな加齢の影響を受けにくいのが、ピーナッツバターの香りだからだそうです。

《結果》
左の鼻で実験を行ったところ、
アルツハイマー型認知症と思われる患者が、
ピーナッツバターの香りを嗅ぎ取った距離は5.1cmでした。

それ以外の被験者の平均値17.4cmと比べると、
大きな差が出ています。

さらに右の鼻ではその他の被験者と差が見られなかったことを考えると、
アルツハイマー型認知症患者は、左の嗅覚のみが鈍感になっていることがわかります。

もの忘れより嗅覚の異常が先に起こるアルツハイマー

実はアルツハイマーでは、もの忘れよりも先に嗅覚の異常が起こります。

本人が気づくのよりも前の段階でアルツハイマーだと分かれば、
それだけ早期から治療を受けることができますね。

また、アルツハイマーによる嗅覚の衰えは、左の鼻から始まるのだそうです。

これはアルツハイマーでは左の脳から異常が起こるためです。

臭いを感じ取る神経は他の体の部分とは違い、神経が
交差していないため、左の脳の異常は左の鼻に、右の脳の異常は右の鼻に出ます。

ただし反論も

論文では左の鼻のほうが鈍感だったとしていますが、
ペンシルベニア大学が同じ実験を行ったところ、
左右の違いは特にみられなかったそうです。

>>参考(外部サイト):Peanut butter could be tool to confirm Alzheimer’s【動画】

家庭でも手軽にできるこの実験ですが、
あくまでも一つの目安として考えておくのがいいのかもしれません。

>>参考(外部サイト):A brief olfactory test for Alzheimer’s disease.

>>参考(外部サイト):Smelling Alzheimer’s Disease with Peanut Butter【動画】

アルツハイマー病に関する安心介護の基礎知識

安心介護では、アルツハイマー病に関して以下のような関連記事を公開しています。

>> 若年性アルツハイマー/若年性認知症とは 10の初期症状

 

アイキャッチ画像出典元:flickr/Denise Krebs