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ノロウイルス予防方法をおさらい-新型発生につき介護者も要注意!

公開日: : 最終更新日:2018/12/17 病気の予防

ノロウイルス予防

10月から始まり11月から2月にかけてピークを迎える“ノロウイルス”の流行。

今までは幼児や高齢者など、免疫力の弱い方が発病しやすいと思われていたノロウイルスですが、ノロウイルスに感染歴があり免疫力が残っていても、別のタイプのノロウイルスの感染・流行により続けて感染してしまうこともあります。
そのため、健康で体力のある介護者の方でも注意が必要です。

そんなノロウイルスの流行シーズン直前に、あらためて予防方法をおさらいしておきましょう。

ノロウイルス感染症の特徴・症状

ノロウイルスの特徴

ノロウイルスに感染してもすぐに症状が出るわけではなく、症状がでるまでの潜伏期間があります。
ウイルスに感染してから数時間~48時間ほどの潜伏期間を経て症状が出現します。

ノロウイルスの症状

ノロウイルスでは次のような症状が数時間~3日程度続きます。

・吐き気
・おう吐
・下痢
・頭痛
・発熱(高熱にはなりにくい)

おう吐や下痢が続いている場合、口から水分や食事が摂れない場合には、脱水症状に注意が必要です。

ノロウイルス感染症の合併症にも注意を

ノロウイルス感染症の症状により、脱水状態に陥ったり体力が低下していたり、他の病気があると重症化して入院が必要になることもあります。
また、お年寄りで気を付けたいのは、おう吐物を喉に詰まらせて窒息したり、気管に入って誤嚥性肺炎を引き起こすことです。
毎年ノロウイルスの感染がきっかけで亡くなる方が発生しています。

ノロウイルスの感染源は

感染源は次のようなものがあります。

・飛沫感染:くしゃみ・咳・吐物などの飛散・飛沫物を吸ったり口に入ることによる感染です。
・空気感染:飛散・飛沫したウイルスが空気中を漂い、吸い込むことなどで感染します。
・接触感染・経口感染:吐物や下痢の処理中に手などに付着したものが確実に殺菌・洗浄できずに残って口などから感染するもの。また、ウイルスが付着した貝類などを充分に加熱調理せず摂取することにより感染します。

ノロウイルス予防のポイント4つ

残念ながらノロウイルスには、ワクチンなどの予防薬や特効薬はありません。
そこで大切になるのが、“予防”です。
徹底して予防するには、4つのポイントがあります。

ポイント1:手洗い

ノロウイルスの付着したドアノブや手すりを触ると、菌が手についてしまいます。
調理の前後はもちろん、外から帰ってきたとき、トイレの後などにはしっかりと泡立てたせっけんで手洗いをしてしっかりすすぎましょう。せっけんではノロウイルスを殺菌することができません。充分にすすいで洗い流すことが重要です。
親指、指先、手のシワ、親指の付け根の膨らんだ部分、手の甲が洗い残しの多い部分だそうです。

ポイント2:加熱調理

ノロウイルスが怖いからといっても、冬に旬を迎えるものも多い二枚貝を我慢するのは寂しいものです。

二枚貝を調理する場合には85~90度で、しっかりと中まで火が通った状態で90秒以上加熱しましょう。

ポイント3:調理器具の洗浄

二枚貝を調理したまな板で他の食材を切ると、その食材に菌が移ってしまいます。
二枚貝を調理した後には、熱湯で消毒するのが良いと言われていますが、なかなか手間がかかりますよね。

そこでお勧めしたいのが、「牛乳パックのまな板」です。
飲み終わった紙パックをよく洗い、切り開いてまな板のように使用します。
パックの内側には除菌コートがされているので安心です。

また、生の二枚貝を触った菜箸で、他の食材を触らないように注意が必要です。

ポイント4:マスクの着用

前述していますが、呼吸の際にウイルスを吸ったり口に入ったりして感染することがあります。そのためマスクの着用を心がけましょう。

もし自分や家族がノロウイルスに感染したら…

1人がかかると家族全員がかかることも多いノロウイルスですが、感染が広がらないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
ノロウイルスはおう吐物や下痢便に付着して排出されます。可能ならばトイレを分けるほか、家族間でのタオルの共有は避けましょう。
また、おう吐物や下痢便のふき取りや、付着した衣類を洗う場合には、この7つを用意してください。

1 マスク
2 丈夫な手袋
3 エプロン(できれば使い捨てできるもの)
4 メガネまたはゴーグル
5 ペーパータオルまたは使い捨てしていい雑巾・新聞紙
6 次亜塩素酸ナトリウム液(家庭用塩素系漂白剤)
7 ビニール袋

拭き取る場合

1~4をしっかりと身に着けたうえで、おう吐物や下痢便を拭き取ります。
おう吐物は目に見える範囲だけではなく、中心から半径2メートルは飛散していると言われています。おう吐物の中心から半径2メートルを掃除の対象としましょう。
新聞紙などをおう吐物に被せるように広げます。外側から中心(吐物)に向かって拭き取り、ビニール袋に入れます。
おう吐物を除去できたら次亜塩素酸ナトリウム液をスプレーボトルなどに入れて、拭き取った床に噴霧するか、次亜塩素酸ナトリウム液に浸した新聞紙などを床に敷いて消毒・拭き取りをします。

拭き取ったものはビニール袋に入れ、密閉して中のノロウイルスが飛散しないように注意しましょう。

洗う場合

おう吐物や下痢便で汚れた衣類などを洗う場合には、はじめから洗濯機を使用するのは厳禁です。
1~4をしっかりと身に着けたうえで、バケツやたらいなどで水洗いした後に、
次亜塩酸ナトリウム液に1時間浸して消毒しましょう。その後すすいで洗濯機を使用するようにしましょう。
作業の後には1~4はできるだけ捨て、使用したバケツやたらい、エプロンなども塩素系消毒剤で消毒をしておきましょう。

また、症状が治まっても1ヵ月程度は、ノロウイルスが排出されていますので気を付けてください。