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“認知症ホームレス”を知っていますか?認知症発症がきっかけでホームレスに

公開日: : 最終更新日:2018/12/17 認知症のケアと介護

“認知症ホームレス”を知っていますか?認知症発症がきっかけでホームレスに

2025年には認知症患者が700万人を超えるとも言われています。
これは65歳以上の高齢者の5人に1人に当たる数字です。
高齢化社会を迎え、家族を介護する人にとっても社会全体にとっても、新しい対策を考えなくてはいけない時代が近づいてきています。その中でも忘れてはいけないのは、認知症患者が行方不明になってしまうケースです。警察庁の発表によると、全国で行方不明になっている高齢者は1万人を超えているそうです。

その1万人の中には、ホームレスとして路上で暮らしている人がいるかもしれません。

参考(外部サイト):警察庁 平成26年中における行方不明者の状況

なぜ“認知症ホームレス”に?

認知症患者がホームレスになるきっかけは、認知症が原因で仕事を続けることができなくなり、家賃が払えなくなって路上生活をはじめる方や、徘徊して家に帰れなくなった方など様々です。

・経済的に困窮しているのに、公的な支援を得られなかったり、得る方法がわからなかったりする
・警察官なども認知症であることに気付かず、保護されない
などの理由が、認知症患者がホームレスになる背景だと言えそうです。
>>参考記事:認知症行方不明者1万人!歩き回る“徘徊”の対策は?

NHKが77のホームレス支援団体を対象に調査したところ、団体が把握しているだけでも、少なくとも129人は認知症と思われるホームレスがいるそうです。

参考(外部サイト):NHK NHKスペシャル “認知症800万人”時代 行方不明者 1万人~知られざる徘徊(はいかい)の実態~

NPO法人の取り組み

ホームレス支援を続けている「東京プロジェクト」では、ホームレスに声掛けをして精神的な障害や困難を把握し、本人の同意があれば、お風呂や新しい衣服の提供、生活保護の申請、精神病院への紹介などの支援を行っているそうです。

また、藤沢で活動をしている「ツナガル」では、徘徊老人の身元を照会する新システムを開発しました。
これは徘徊の危険がある高齢者を事前に登録しておき、目印としてロゴマークをつけておくことで、地域の人が徘徊だと気づくように、また身元照会がスムーズに行えるようにするシステムです。

形は違っても、全国にはこういった認知症ホームレスや行方不明者の保護につながる活動をしているNPO法人が全国に存在しているそうです。
認知症患者がホームレスにならないためにも、早い段階で支援が受けられる社会作りが必要ですね。