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「パーキンソン病」は60歳以上の100人に1人が発症-症状は?

公開日: : 最終更新日:2018/12/19 パーキンソン病

60歳以上の100人に1人が発症する「パーキンソン病」-症状は?「うまく歩けない」、「物がつかめない」、「体が震える」など思うように体が動かなくなるのがパーキンソン病です。

寿命を縮める病気ではありませんが、日常生活に影響を与えるだけではなく、患者のストレスも大きい病気です。

パーキンソン病にはどんな症状があり、どのように診断されるのでしょうか。

60代以上の100人に1人が発症

パーキンソン病は50歳以上で発症し、ゆっくりと進行します。

10万人当たりの患者数は、50代が100人以下、60代は300人程度、70代が750人程度、80代以降も750人程度と、年齢を重ねるごとに患者数は増えていきます。

高齢者に多い病気ですが、まれに50歳以下でも発症することがあり、「若年性パーキンソン病」と呼ばれています。

60歳以上の100人に1人が発症すると言われており、安心介護に登録されている方でも、ご家族がパーキンソン病の診断を受けている方は多いかと思います。

パーキンソン病の症状

もし高齢者のご家族にこんな症状が出てきたら、パーキンソン病かもしれません。

振戦(手足やあごの震え)
・歩いているときやじっとしているときに手足やあごが震える
(緊張しているときに強くなる)
・何か動作をすると止まる

無道(動きの遅れ、減少)
・立ち上がる、歩くなどの動作が遅くなる
・細かい動作が難しくなる
・まばたきなど無意識にやっていた動作が少なくなる
・歩幅や文字が小さくなる
・表情が乏しくなる

筋固縮(筋肉のこわばり)
・初期のうちにはほとんど気づかない程度
・症状が進むと、片方の手足の動きが悪くなったり、動作がぎこちなくなったりする

姿勢反射障がい(バランスがとりづらい)
・よく転ぶようになる
・体の姿勢をスムーズに変えられなくなる
・立ち姿勢が前かがみになる
・歩いているうちに勢いがつき、小走り気味になって止まらなくなる
・すくみ足がおこる
>>参考記事:「すくみ足」ってなに?すくみ足の原因と対策

※こういった症状が発症から2年以内に出ることはなく、早いうちに出るようなら、他の病気が考えられます

その他の症状
・便秘や頻尿
・うつ症状
・睡眠障害
・嗅覚の低下
・横になると足がムズムズする
・汗をかきやすい

ヤールの重症度分類

「ヤールの重症度分類」とは、パーキンソン病の症状の程度をあらわすのに用いられる指標です。

【ヤールⅠ度】
・症状はごく軽く、片方の手足にのみ出ている

【ヤール2度】
・体の両側に症状が出ているが、日常生活は日常通り可能
・多少の歩行障害はあるが、「姿勢反射障がい」はない

【ヤール3度】
・「姿勢反射障がい」が出てくる
・自立した生活が可能だが、職種によっては変更が必要になる

【ヤール4度】
・起立や歩行に介助が必要になる
・日常生活でかなりの介助が必要

【ヤール5度】
・車イスもしくは寝たきりの生活となる
・日常生活では全面的に介助が必要

まぎらわしい病気も

パーキンソン病には、よく似た紛らわしい病気もあります。

本態性振戦(ほんたいせいしんせん)
手足やアゴが震えるのはパーキンソン病と同じですが、食事や字を書くなどの動作をしようとすると震えが止まるパーキンソン病と違い、本態性振戦では震えがより大きくなります。

パーキンソン症候群
5月には加藤茶さんが、パーキンソン症候群だったことを告白して話題になりました。
>>参考記事:加藤茶が告白した「パーキンソン症候群」とは?

パーキンソン病かどうかを診断するには、診察に加えて、血液検査やX線検査、CT検査、MRI検査などを行って確認します。

突然パーキンソン病のような症状や認知症のような症状が出たようであれば、パーキンソン症候群かもしれません。