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誤嚥性肺炎の原因になることも!「食物残さ」ってなに?

公開日: : 最終更新日:2017/02/27 誤嚥・誤嚥性肺炎

誤嚥性肺炎の原因になることも!「食物残さ」ってなに?

介護をしている人が気を付けたい事に「食物残さ(渣)」があります。聞きなれない言葉ですが、ケアをしないと誤嚥性肺炎の原因にもなり、命に関わることがあるそうです。

食物残さとは?

「食物残さ」もしくは略して「食さ」は、口の中や消化器内にある消化しきる前の食事の食べかす・残さのことです。食物残さが口の中に残るにはこんな原因があります。

・噛む力や飲みこむ力が弱くなった
・歯の磨き残し
・入れ歯の隙間に残る
・認知症で上手く飲み込めない

食物残さが原因で起こるリスクは

虫歯や口臭の原因に

食物残さが口の中にあると、そこから細菌が繁殖して、口の中が不衛生になります。そのため虫歯や口臭の原因となってしまいます。

誤嚥性肺炎の原因となることも

75歳以上の死亡原因の第4位が、誤嚥性肺炎です。誤嚥性肺炎は、胃からの逆流物や食べ物のほか、口の中に生じた細菌が気管や気管支に入り込んで肺炎を発症します。

食物残さがあると細菌が繁殖しやすく、誤嚥の際に食物残さだけではなく口腔内で繁殖した細菌も誤嚥してしまうので、誤嚥性肺炎のリスクも高くなります。
通常、誤嚥した異物はムセ・咳で出そうとするのですが、特に体力が落ちてくると、異物を咳で出すことも難しく、誤嚥性肺炎を起こしやすくなるので注意が必要です。

食物残さをなくすにはどうしたらいい?

食物残さをなくすための基本的な口腔ケアについては、こちらの記事を参考にしてください。
>>参考記事:高齢者に対する口腔ケアのポイントとマッサージ方法を伝授!

今回は安心介護内に投稿された専門家の意見から、ふたつのケアポイントをご紹介します。

口腔ケア用具について

口の中を清潔に保つ口腔ケア用具には、歯ブラシ以外にもこんなものがあります。

・舌用ブラシ
・口腔ケア用のスポンジ
・綿棒
・ガーゼなど

こういった用具について、専門家からはこんな提案が投稿されています。

口腔内を清潔に保つためには、使用している義歯(入れ歯)を外してお口と義歯それぞれ別々にお手入れをする必要がありますので、上記のような用具を準備されると便利だと思います。
介護用品のお店で扱っていますし、ドラッグストアやインターネットショップでも購入可能です。
ただしそれなりにお金も掛かりますし、種類も材質もさまざまなものがありますので、例えばインターネットで検索すると口腔ケアの方法も色々と載っていますので、それらを参考にしつつお試しで10本入りなどの少量入りのものを購入してみて、お母様に合う(口腔ケアのしやすい)ものを探すと良いかもしれません。
また、お母様はご自分でうがいができないとのことですので、可能であれば毎食後に義歯を外して洗浄できると、口臭予防だけでなく口腔内の清潔を保ち誤嚥(食べ物や異物が気管に入ってしまうこと)予防にもなり、尚良いと思います。
(保有資格:介護福祉士、介護支援専門員(ケアマネージャー)、ヘルパー2級、その他の専門家むうむうさん)

引用元 介護のQ&A 「口の消毒方法

【痰を出させる】

食後に痰のたまりが多いと、誤嚥性肺炎を引き起こしやすいのだそうです。専門家の方から呼吸器系のリハビリでする排痰タッピングの方法が投稿されています。

仰向けに寝て、胸部を手のひらでバイブするとか、痛くない程度に強めに叩くとかで、を咳で出すようなものです。
もちろん、横向きとか、うつ伏せとかもありますが。
排痰は、痰切れのいいクスリとかもありますし、根本的な痰の発生源を突き止めるのも大事です。
例えば、鼻炎傾向か、副鼻腔炎(蓄膿症)による鼻汁が、のどに落ち込んで痰が溜まるとか。この場合は、抗生物質やら、抗アレルギー剤で対応します。
排痰は、なかなか咳き込むのが難しいこともあるので、出してと伝えても、しんどいかもしれませんね。

(保有資格:作業療法士、介護支援専門員(ケアマネジャー)の専門家ぶるぼんさん)

引用元 介護のQ&A 「痰がからむ

なかなか目に付きにくい口の中ですが、食物残さをなくすようにケアをして行きたいですね。