症状に合うスマイルケア食を選ぶには
スマイルケア食には7つの分類があることがわかりました。
>>参考記事:第2回 「スマイルケア食」と「介護食」の違いとは?
では、ご本人に合うスマイルケア食を選ぶには、7種類の中からどれを選べばよいのでしょうか?
農林水産省では、下図のチャートを提示し、スマイルケア食選びに活用するよう呼びかけています。
もちろん、ご家族で判断がつかない場合は医師・看護師・歯科医師・管理栄養士などの専門家に相談されることをお勧めします。
食べ物を噛めない原因には、「入れ歯が合わない」など歯科治療で改善できる要因が隠れていることが少なくありません。そんなケースでは、適切な入れ歯に替えるだけで健常者と同じ食事ができるようになることもあります。また、嚥下機能が低下した方向けの訓練もありますので、リハビリテーションの結果次第で適合する分類も変わるかもしれません。
ご自身のお口から食べる楽しみをいつまでも持ち続けていただくためにも、そのときどきの状態に合った食事を選びたいものです。
スマイルケア食を購入するには
スマイルケア食の市販品は、ドラッグストアや介護ショップ、スーパーマーケットなどで販売されています。近隣に販売する店舗がなければ、スマイルケア食メーカーのWEBサイトや健康関連ポータルサイトなどを通じて購入することもできます。
スマイルケア食を購入できる、おもなメーカーのWEBサイトを以下にご紹介します。
○旭松食品
○イーエヌ大塚製薬(あいーと) http://www.ieat.jp/
○ヘルシーネットワーク http://www.healthynetwork.co.jp/
○メディカルフードサービス http://www.medifoods.jp/yawaraka.html
現時点では、スマイルケア食は「全国どこでもスーパーマーケットやコンビニエンスストアに並んでいる」というレベルまで普及していないでしょう。しかし、今後の高齢者人口の急増を考えると、そう遠くない将来、私たちの身近なお店にも当たり前に品ぞろえされる時代が訪れるかもしれません。
<スマイルケア食特集>