楽しくてワクワクする外食ですが、 ほどほどにしたほうがよさそうです……。
認知症予防になる日常的行動5つ
愛知県で2000年から2005年にかけて行われた調査で、 5つの“認知症予防になる日常的行動”が明らかになりました。
料理をする
料理をしない人に比べて認知症にならない確率は3.3倍
趣味がある
趣味がない人に比べて認知症にならない確率は2.2倍
他人の相談にのる
そうでない人に比べて認知症にならない確率は2.2倍
30分以上のウォーキング
ウォーキングをしない人に比べて認知症にならない確率は1.5倍
喫煙しない
喫煙する人に比べて認知症にならない確率は1.5倍
5つの中でも「料理」が一番効果的なようです。
この調査は、2000年の時点で65歳以上であり要介護状態ではない2725人のうち、 5年後も健康を保持していたグループ(2110人)と、 「認知症を伴う要介護状態」になったグループ(230人)を 比較分析したものです。 >>参考資料:趣味・料理・社会的活動で認知症予防
どうして料理が認知症予防に?
認知症では、 <記憶> <複数のことを同時に行う注意分割機能> <段取りを考えて行動する計画力> の3つの能力が衰えます。
料理をする際のこんな行動で、衰えやすい能力を鍛えているようです。 ・必要なものを記憶して買い物に行く ・食材や調味料を選ぶなど計画を立てる ・過去の体験や記憶を元に調理をする ・段取りを考えながら複数のことを同時進行させてテキパキ動く ・時間短縮や隠し味など創意工夫をするなど
また、作った料理を誰かと食べて 「美味しい」と感じたり、言ってもらったりすることで “楽しい”、“幸せ”などのプラスの感情が生まれますよね。 これも認知症予防には効果的です。
料理でわかる認知症のサイン
認知症の初期症状では、買い物ができなくなってしまったり、 得意料理のレシピを忘れたり、調理器具の使い方を忘れてしまったりといった 今まで当たり前にできていたことができなくなることがあります。
このため、同じものばかり作るようになったり、 同じ材料ばかり買ってくるようになります。
また、認知症では味覚が変わるのも特徴です。 味付けが上手くできなくなったり、味付けが変わったら もしかしたら認知症の初期症状かもしれません。
冒頭の漫画は、まこさんよりご応募頂いた介護エピソードを元に作成させて頂いております。漫画として分かりやすくするため内容及び設定を一部改訂させていただいております。また、応募いただいたエピソードから漫画を作成しております都合上、登場人物のキャラ設定などが都度異なることがございますが、ご容赦下さい。この漫画はフィクションであり、実在の人物や団体などとは関係ありません。