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ヘルパーにできること・できないこと 最終回~爪切り、口腔ケア、耳掃除も解禁!~

公開日: : 最終更新日:2017/03/14 サービス提供範囲

ヘルパーにできること・できないこと 最終回~爪切り、口腔ケア、耳掃除も解禁!~

かつてヘルパーは、耳かき、爪切りなどの日常的な行為であっても、介護保険制度の中では医療行為にあたるとみなされる介助について「できないこと」としていた時期がありました。それは主に、道具を使う医療に準じた行為(体温測定、血圧測定)、ひげそり、散髪、爪切りなど刃物を使う行為、褥創(床ずれ)患部のガーゼの取り換えや座薬の挿入、目薬の点眼など薬剤に関する行為などです。

「えっ、体温測定は医療行為なの?」と思う人も多いことでしょう。でも、医療職の専門性を守るあまり、医療職と家族以外は、爪切りすらできなかったのです。
このヘルパーができない医療行為について、家族ができる爪切りを、なぜヘルパーはしてはいけないの?お風呂に入った後に軟膏を塗ってもらうことも医療行為なの?といった疑問の声が、利用されている方や家族から多く上がっていたことも事実でした。

しかし、平成17年にこの規制は緩和され、ヘルパーもできる仕事が一気に増えました。

ヘルパーができる「医療行為でない行為」

特に以下の10項目は、医療行為かそうでないかもグレーゾーンにありましたが、このとき晴れて「医療行為ではない」と認められ、ヘルパーができる仕事になりました。

1) 水銀体温計・電子体温計による腋下の体温測定、耳式電子体温計による外耳道での体温測定

2)自動血圧測定器による血圧測定

3)新生児以外で入院治療の不要な者へのパルスオキシメータ装着(指先にはさんで、血液中の酸素飽和度を測る測定器の使用)

4)軽微な切り傷、擦り傷、やけど等について専門的な判断や技術を必要としない処置(汚物で汚れたガーゼの交換を含む)

5)軟膏の塗布(褥瘡の処置を除く)

6)湿布の貼付

7)点眼薬の点眼

8)一包化された内服薬内服(舌下錠の使用も含む)

9)座薬の挿入

10)鼻腔粘膜への薬剤噴射の介助

※5)~10)については、本人や家族から事前に依頼があること、医師など医療職の指導に従って介助すること、となっています。

爪切り、口腔ケア、耳掃除も解禁!

さらに、法律上は医療行為であってもヘルパーができる行為として、以下の6つのケアもその規制が緩和されました。

1.爪切り、爪やすりによるやすりがけ(爪と周囲に異常がなく、かつ糖尿病等の疾患に伴う専門的な管理が必要でない場合)

2.歯ブラシや綿棒などによる歯、口腔粘膜、舌に付着した汚れの除去

3.耳垢の除去(耳垢塞栓の除去を除く)

4.ストーマ装着のパウチにたまった排泄物の廃棄(ストーマ及びその周辺の状態が安定している場合等、専門的な管理が必要とされない場合には、肌に装着したパウチの取り替えも可)

5.自己導尿の補助としてのカテーテルの準備、体位の保持

6.市販の使い捨て浣腸器(いわゆるイチヂク浣腸)を用いた浣腸

上記は、家族は普通に行っている行為であり、「衛生面や整容面で必要」としてケアプランに位置付けられていれば、ヘルパーでも行えることとなりました。それでもなお、市町村や事業所によっては上記のいくつかをグレーゾーンとしているところもあります。どうしてもヘルパーにやってもらいたい場合は、ケアマネジャーに相談し、サービス担当者会議で手順や方法について話し合ってもらいましょう。

広がるヘルパーの医療行為

さらに平成24年からは、指定研修および実地研修を修了した介護職に限り、たんの吸引(口腔内、鼻腔内、気管カニューレ内部)と経管栄養(胃ろうまたは腸ろう、経鼻経管栄養)のケアもできるようになりました。

たんの吸引や経管栄養は、長期在宅生活を可能にするために必要な医療的ケアですが、現状ではそれほどニーズが高くなく、訪問看護で足りているなどの声もあり、すべてのヘルパーがこの行為ができる研修を修了しているわけではありません。

しかしいずれ、重度の人がたくさん在宅に戻ってくる時代になれば、訪問看護師だけでは用が足りず、訓練を受けたヘルパーに安心して上記の医療行為をお願いできる時代がくるでしょう。

将来や現状の家族介護に役立つ介護職員初任者研修

ヘルパーの技能や知識は、介護職員初任者研修によって学ぶことができます。
介護職員初任者研修とは介護を学ぶ全ての人の入門となる講座であり、介護職を目指す方のほとんどがまずはこの資格を取られています。

介護職員初任者研修で身に付く技能や知識は仕事だけではなく、大切なご家族を介護する際や、ご自身が介護される側になったときにも大変役に立つ技能です。
また、最近では介護職員初任者研修にて認知症についても詳しく学ぶため、日常における認知症の家族への支援についてもしっかり学ぶことができます。

>> 介護職員初任者研修を学びたい方はこちら

 

特集<ヘルパーにできること・できないこと>
>> 1 ~ヘルパーの正式名称を知っていますか?~
>> 2 ~ヘルパーの仕事範囲はどこからどこまで?~
>> 3 ~生活援助の中身とは?<前編>~
>> 4 ~生活援助の中身とは?<後編>~
>> 5 ~支援能力の高さは「観察力」~
>> 最終回~爪切り、口腔ケア、耳掃除も解禁!~

>>  “ヘルパーにできること・できないこと” について、同じ介護者同士で話し合う!(共感広場への投稿)

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■ コメント

  1. はなはなりん より:

    私には寝たきりの父がいますが、私自身も要介護5の認定をされています。父は施設にいて、私はアパートにいます。もし父と2人で住むとなったら 2人別々に介護をうけるのですか?食事とかは一人の人に2人分作ってもらうのでしょうか?同じヘルパーさんに2人分の時間の介護を頼めるのでしょうか?