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ヘルパーにできること・できないこと 2~ヘルパーの仕事範囲はどこからどこまで?~

公開日: : 最終更新日:2017/02/20 サービス提供範囲

ヘルパーにできること・できないこと 2~ヘルパーの仕事範囲はどこからどこまで?~

訪問介護のサービス内容は「身体介護」と「生活援助」の2種類

ヘルパーの仕事内容は、通常の掃除や洗濯、調理など、日常的な家事を提供する「生活援助」、食事介助、入浴介助、排泄介助、あるいは歩行介助など、直接利用者の身体に触れる「身体介護」の2種類に分類されます。この二つは、単独でも組み合わせても提供されますが、提供される時間はそれぞれ決められています。具体的な内容やサービスの提供時間は、本人やご家族の要望を聞いたうえで作成したケアプランに基づき、訪問介護事業所との話し合いで決められます。

ただし、ここで注意してほしいのが、掃除や洗濯、調理などの「生活援助」を提供できるのは、援助を必要とする本人に対してのみとなっていることです。掃除を行えるのは、あくまで利用される本人の部屋や、トイレなどの共用部分に限られますし、洗濯や調理も、本人のみに対してのサービス提供です。「ついでに、家族の分も洗濯してほしい。」「家族の分まで多めに調理をしてほしい。」などは、介護保険制度上認められていません。
そして、この「生活援助」と「身体介護」の二つに分類されない「話相手になってほしい」「通院の間、診察が終わるまで病院で待っていてほしい」「一緒に散歩に行ってほしい」などは、介護保険制度では原則ヘルパーに頼んでもできないことになっています。「一緒に散歩」ができるのは、歩行が不自由で介助が必要な場合など、「ヘルパーの同行が必要」とケアプランに記されている場合です。

買い物については、「調理」がケアプランに盛り込まれており、そのために必要な材料を買うのはOKですが、「洗剤が切れているから来る途中で買ってきて」などのケアプランに明記されていないイレギュラーなお願いは、原則頼めません。同様に、「郵便物を出してきて」「銀行でお金をおろしてきて」「新聞を代読して」などの「代行サービス」も、原則としてできません(利用者の心身が不自由で身体障害者として認められている場合などは、この限りではありません)。

公的制度上では中立・公平性を守ることが大切

また、「お世話になっているのだから……」と時折、お礼として金品を渡したり、一緒にお茶を飲んだりお菓子を食べたいという利用者もいますが、これも断るのがヘルパーの常識です。なぜなら、介護保険は国の公的な保険制度のため、ヘルパーには公務員に準じる中立・公平な立場が常時求められているからです。ずいぶん堅苦しいと思われるでしょうが、もしヘルパーが「この家はなにもくれないから」とサービスの手を抜くようになったらどうですか?

訪問介護を毎日利用しているような場合には、日によって異なるヘルパーが入ることもよくあります。すると「Aさんのやり方は気に入っているけど、Bさんは嫌い」など、仕事内容だけでなく、人として合う・合わないという相性がかならず出てきます。

しかし、先の「中立・公平性」があるため、「いつも(気に入っている)Aさんにお願いしたい」という「ヘルパーの指名」は、原則できません。もちろんヘルパーの勤務体制の都合で「たまたま毎週同じ人」ということは十分にあり得ます。そしてBさんのやり方に不満や不備があれば、きちんとケアマネジャーや訪問介護事業所にサービスの不満内容を伝えることで、提供されるサービスを改善したり、場合によっては別のヘルパーに入ってもらうなどの解決法を考えてもらうこともできます。

なかには、学校を出たばかりで料理の経験がない若いヘルパーが、利用者に叱られながら料理を教わるというおかしなことも起こっています。これを「利用者が育ててやっているようでほほえましい」ととるか、「プロなのにあり得ない」ととるかは、利用者とそのご家族の考え方次第なのです。

住んでいる町によっても違うヘルパーの支援範囲

ヘルパーの支援内容は、利用者の心身の状況や家族の有無、生活環境など、総合的に判断して決められるため、「Cさん宅ではやってもらえるのに、Dさん宅ではできない」、ということもよくあります。

実は、どこまでがヘルパーの支援範囲なのかは、制度をつくった厚生労働省はおおざっぱにしか決めていません。そのため、市区町村(保険者=介護事業所に開設指定を与えている)ごとにマイナールールがある場合があり、援助を行える同居家族がいると認められる場合、生活援助は原則NGの町もあれば、同居家族がいる場合でも、個々の事情を鑑みて柔軟に対応してくれる町もある、というわけです。

事業所やヘルパーはある程度選べても、住んでいる町を引っ越すわけにはいきません。もし、「やってもらえないこと」について不満がある場合は、まずはケアマネジャーに相談し、それが市の条例などで定められている「ルール」であるなら、なぜそう決まっているかなど、行政に突っ込んで確認することもできます。

将来や現状の家族介護に役立つ介護職員初任者研修

ヘルパーの技能や知識は、介護職員初任者研修によって学ぶことができます。
介護職員初任者研修とは介護を学ぶ全ての人の入門となる講座であり、介護職を目指す方のほとんどがまずはこの資格を取られています。

介護職員初任者研修で身に付く技能や知識は仕事だけではなく、大切なご家族を介護する際や、ご自身が介護される側になったときにも大変役に立つ技能です。
また、最近では介護職員初任者研修にて認知症についても詳しく学ぶため、日常における認知症の家族への支援についてもしっかり学ぶことができます。

>> 介護職員初任者研修を学びたい方はこちら

 

特集<ヘルパーにできること・できないこと>
>> 1 ~ヘルパーの正式名称を知っていますか?~
>> 2 ~ヘルパーの仕事範囲はどこからどこまで?~
>> 3 ~生活援助の中身とは?<前編>~
>> 4 ~生活援助の中身とは?<後編>~
>> 5 ~支援能力の高さは「観察力」~
>> 最終回~爪切り、口腔ケア、耳掃除も解禁!~

>>  “ヘルパーにできること・できないこと” について、同じ介護者同士で話し合う!(共感広場への投稿)

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