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脳卒中後のリハビリと再発予防、知っておきたいポイントは?

公開日: : 最終更新日:2018/12/19 脳卒中の予防

脳卒中後のリハビリと再発予防、知っておきたいポイントは?

脳梗塞や脳出血といった脳卒中は、今では命を落とす病気ではなくなりました。医療技術の進歩や早期発見によって、多くの脳卒中患者が一命をとりとめています。そこで大切になってくるのが、治療後のリハビリや再発の予防です。

リハビリで予防できること4つ

早いうちからリハビリを始め、継続することで主に4つのことが予防できます。

・寝たきりの長期化

・廃用症候群(筋肉の委縮、関節の変形、骨が弱くなる、栄養障害など)
→要介護の前段階とも呼ばれるフレイル状態に

・認知症の発症や進行

・うつ症状など精神面での障害

病院でのリハビリは、入院直後から始まります。機能回復を目指すのが目的で、歩行や身の回りの動作訓練が中心です。ただし、認知症などの症状によっては、リハビリなしで退院になることもあります。

自宅に戻ってからは生活の中にリハビリを取り入れて

退院後には、回復期病院や療養型病院へ転院してリハビリを続ける方と、自宅に戻られる方がいます。

自宅に戻れたからといってリハビリを休んでしまうと、廃用症候群に陥ってしまう危険があるため、生活の中にリハビリを取り入れることが大切です。

具体的なリハビリの内容としては、こんなものがあります。

・イスから立ち上がり、再び座る
高さを調節しながら、何回か連続して行いましょう。

・1日10分程度ふくらはぎの筋肉をストレッチする
台を踏むだけでストレッチができる“ストレッチングボード”というものがあります。
購入時には介護保険制度の助成金が利用できる場合がありますので、都道府県から指定を受けた販売事業者に問い合わせしてみてください。

リハビリを考える3つのポイント

循環器病研究振興財団が「リハビリを考える3つのポイント」として、こんなことを上げています。

・マヒの回復は人それぞれ
脳卒中後にマヒが残ってしまっても、症状が落ち着いた後は徐々に改善していきます。
ただし、どこまで改善するかは人それぞれです。周りの人と比べて落ち込んだり、過度に期待をしないほうがいいでしょう。

・訓練の効果にも限界がある
訓練をすることでマヒは改善しますが、必ず治るというものではありません。希望を持って訓練をすることは大切ですが、無理な訓練が逆効果になることもあります。また、重度の脳損傷の場合には、訓練をしてもほとんど効果が出ないこともあります。

・マヒの改善を目指しながら、残った能力を開発する訓練も

例えば右利きの人が右半身にマヒが残ってしまった場合、左手で食事や書字をする訓練が必要です。
また、歩く訓練と同時に、マヒがよくならなかった場合やまたはマヒがよくなるまでの生活を考えて左半身で車いすを使った訓練を行うことも大切です。

再発を防止するにはどうしたらいいか

脳卒中は、再発する可能性のある病気です。入院した直後から再発を予防するためにこんなことに気をつけましょう。

・「高血圧」や「糖尿病」などの危険因子を減らし、生活習慣を見直しましょう。

・医師の指示通りに薬を服用する(勝手にやめたり、まとめて服用するのはNGです)

・水分の補給を心掛ける

また、脳梗塞や脳出血後には、脳血管性認知症を発症する場合がありますので、一見マヒが残っていない場合でも、行動や発言に注意してあげてください。

リハビリ施設へ入る場合に気を付けたいことは?

脳卒中後のマヒが重度なときや、リハビリなしで退院となってしまったときなど、自宅でのリハビリに限界がある場合には、回復期病院や療養型病院でのリハビリを続けることがあります。

以前、安心介護内ではこんな質問が投稿されました。

現段階がどの程度機能障害なのか、またどうすれば、どの程度まで回復するのか等わかりません(病院サイドからは十分な回答をいただけませんでした)。ケアセンターとは、契約(脳卒中前で要介護1)していますが、なかなか十分なコミュニケーションがはかれておりません。(病院には相談室があるとのことだったのですがそのような対応ではありませんでした)
将来有料施設での入居も見据えかゆい所に手の届くような民間のリハビリリハビリ医療行為なので正確には民間はないのかもしれませんが)対応ができるところを探しているのですが、アドバイスいただければ幸いです。
引用元 介護のQ&A「リハビリ施設について

この質問に対して、専門家からはこんなアドバイスが寄せられています。

おっしゃるとおり気を付けるところはあります。それは、人員です。
施設に立派なリハビリルームがあるのに、リハビリをしてくれる専門家がいないなどという話はたまに聞きます。箱モノでは困ります。
普段のリハビリは誰が行うのか?(ワーカーさんなのか理学療法士さんなのか作業療法士さんなのか機能訓練指導員なのか?等)
又、その人員は非常勤か常勤でいるのか?
非常勤ならばどのくらいの回数通ってくれるのか?
リハビリはどのくらいの回数行えるのか?週2回以上おこなえるのか?
リハビリの費用の発生はどれくらいかかるのか?別料金なのか?
です。反対に、立派なリハビリルームでなくてもしっかりとリハビリを行ってくれる施設もあります。立派な、リハビリルームにとらわれることなく、人がいるのかどうかの確認が大事です。
(保有資格:管理栄養士、介護支援専門員(ケアマネージャー)、その他の専門家)

 

病院側と家族様、それと担当のケアマネさん(ケアセンター)と一緒に話合うこと(カンファレンスという)が大切だと思います。
これから介護サービスがどれくらい必要なのか、どういった施設への入所、通所が相応しいのかを十分話合ってください。その希望はあなたが病院側にお伝えされると良いです。リハビリがうまくいった後は在宅での生活を希望されるのか、施設入所を希望されるのかも含めてアドバイスをもらわれると良いでしょう。(保有資格:福祉住環境コーディネーター、福祉用具専門相談員、認知症ケア専門士、社会福祉主事任用資格、ヘルパー2級、介護福祉士、介護支援専門員(ケアマネジャー)、その他の専門家)

 

介護保険では保証されないことも有ると思うので、費用がどれくらいかかるのかしっかり確認された上で始められることをおすすめします。
(保有資格:介護福祉士の専門家)