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介護への黄色信号!要介護になる前に高齢者が気を付けたい「フレイル」ってどんな状態?

公開日: : 最終更新日:2018/12/19 介護予防

フレイル 前編

“フレイル” という言葉、
昨年から使われ始めるようになったのですが皆さんご存知でしょうか?

「フレイル」とは高齢になって筋力や活動が低下した状態です。

「老化現象だから」と放置してしまうと、
要介護状態になってしまう可能性があります。

今回は言葉の解説やチェックリスト
について、ご紹介したいと思います。

介護予防をすることで費用の減少や高齢者のQOL向上

「フレイル」という言葉を提唱しているのは、
一般社団法人日本老年医学会です。

20年ほど前から欧米では、老衰・虚弱を示す
「Frailty(フレイルティ)」という言葉が使われていました。

2014年5月13日に発表された日本老年医学会の提言には、
この「フレイル」の予防をすることで、高齢者のQOL
(クォリティ・オブ・ライフ=人生の充実)の向上が図れるとともに、
介護費用の減少が期待できる
と書かれています。

65歳以上の1割程度が陥っている“フレイル”

日本老年医学会は、高齢者の多くは「フレイル」を経て、
要介護状態に陥ると説明しています。

愛知県のある自治体が行った調査では、
65歳以上で脳卒中などの持病がない人の1割程度が
「フレイルだった」という結果が出ています。

「フレイル」のチェックリストとは?

日本ではまだ「フレイル」の評価基準が定められていません。
米国のフリード博士が提唱している評価基準では、

  • 体重が減った(体格にもよるが1年間で2~3kg減少したら要注意)
  • 身体活動量が低下した(趣味の集まりなどに出かけなくなったなど)
  • 以前より疲れやすくなった
  • 握力/筋力が低下した
  • 歩く速度が低下した

この5つのうち、3つが当てはまった状態を「フレイル」としています。

一見通常の老化現象のようですが、

体力や筋力が落ちた結果、出かけるのが辛くなって閉じこもりがちになる

人と接する機会が減り、体力がどんどん落ち、食生活が偏るようになる

さらに体力や筋力、心身の活力、そして認知機能が低下してしまう

という悪循環から、次第に介護が必要な状態に陥ってしまうと考えられています。

介護予防の基本チェックリスト

日本では介護予防のチェックリストとして、
厚生労働省は25項目の「基本チェックリスト」を公開しています。

この診断では、うつ項目を除く20項目のうち、
7つ以上当てはまると、2年以内に要介護や
要支援状態になるリスクが2倍近くに高まることがわかっています。

できるだけ長く自立して生活し、充実した人生を送りたいものですよね。
そのためにも、高齢者自身や家族がチェックリストを利用して
状態を把握し、予防や対策に努めるのが大切です。

「フレイル」の予防方法や対策については次の記事でご紹介します。

>>高齢者が陥りやすい「フレイル」介護費用の減少も期待できる6つの予防と対策とは?