介護の不安を解消できる「安心介護」
専門家に無料で相談

投稿から検索

会社に介護を言い出せない“隠れ介護” 出世した頃に必要になる親の介護

公開日: : 最終更新日:2018/12/19 介護疲れ・介護負担, 介護離職

ビジネスマン

“隠れ介護”という言葉を知っていますか?
家族の介護をしていることを会社には知らせずに働いている状態を指す言葉です。昨年から注目を浴びるようになりました。

たとえ会社に介護休暇や介護休業の制度があっても「会社に迷惑をかけたくない」、「出世に響くのではないか」、「重要なポストにいるので休めない」といった理由で、隠れ介護を続けている人が多くいると考えられています。

仕事をしながら週末や有給を使って隠れ介護を続けると、体力だけではなく、周囲に言えないストレスから気力も落ちてしまいます。

そして次第に介護の負担が増し、結局会社を辞めてしまうケースも少なくはありません。

5年以内に介護をする必要が出てくるビジネスマンは5割

2012年に総務省が行った調査で、働きながら介護を行っている人は290万人以上(うち女性は160万人)いることがわかりました。

隠れ介護についてははっきりとした数が分かっていませんが、全国に1300万人程度いるのではないかとも言われています。これは現在の就業者の5人に1人に当たる数字です。

かなり多い数字に思えますが、「5年以内に介護をする必要が出てくるビジネスパーソンは5割」とも言われています。

出世した頃に必要になる親の介護

経験を積み、管理職にも就くようになる40代から50代は、親の介護に直面する世代でもあります。

ですので、年間10万人にも及ぶ介護離職者の中には、会社の重要なポストに就いている人も少なくはありません。これは会社にとってもダメージが大きく、介護離職の防止や介護と仕事の両立をいかにサポートするか、企業の経営層や人事担当者は対策を迫られています。

必要になる企業の対策

介護を抱えている社員をいかにサポートし、隠れ介護や介護離職を減らすのかは、企業にとって大きな課題です。

多くの企業が導入しているのは、介護休業と年5日までの介護休暇制度ですが、独自の対策をとっている企業も増えてきました。

NTT東日本、日本IBM、コニカミノルタなどでは、「介護休業延長」や「在宅勤務制度」を取り入れています。また、全社員向けに介護セミナーを行い、介護の知識を広めたり、周囲の理解を得やすい職場づくりを目指しています。

このような企業が増えることが望まれる一方、残念ながら “介護” に理解のない会社があるのも事実です。

母がまだ認知の症状が出ていないとき、社員の募集を見つけて、応募した。
面接で会社の社長は、「あ~お母さんが入院されてたんですね・・」とはじまり、「うちは介護休暇とかないんですが、まさか介護とかないですよね」と言った。
「まさか介護とか」って・・。
その時は介護とかいう状態ではなかったんだけど、その他にもやりとりにいやな感じがして、合格をいただいたが断った。そんな会社こちらから願い下げだ。
参考)介護の共感広場:  介護と仕事と

 

ひとりで抱えて悩まず、同じような思いをしている人達と出会うことで、重要な選択ができるかもしれません。“いかに介護と仕事の両立するか”、“良い方法はないか”、話し合って助け合いましょう。