介護の不安を解消できる「安心介護」
専門家に無料で相談

投稿から検索

注意したい高齢者の低栄養 みんなの対策は?

公開日: : 低栄養

高齢者の低栄養とは

高齢者になると、食事の量が少なくなり、あっさりしたものを好むようになるため、食事に偏りが出ることが多くなります。そのため、低栄養になってしまうことも。

低栄養とは、特にエネルギーとたんぱく質が欠乏し、健康な体を維持するための栄養素が取れていない状態のことです。低栄養の原因としては、以下のようなものがあげられます。

【低栄養の原因】
・噛む力・飲み込む力の低下による食欲低下
・味を感じる力の低下
・身体の変化による食欲低下
・生活環境要因によるもの
・認知症の影響によるもの

【参考】高齢者の低栄養 原因・症状・対策

高齢者(70歳以上)に必要なカロリーは女性で1,500~2,000キロカロリー、男性では、1,850~2,500キロカロリーと言われています。安心して自立した生活を続けるためには、適切な栄養管理が必要です。日々の食事で低栄養を防ぐようにしましょう。

Kcal3

※身体活動レベル:
Ⅰ(低い):生活の大部分が座位で、静的な活動が中心の場合
Ⅱ(普通):座位中心の仕事だが、職場内での移動や立位での作業・接客等、あるいは通勤・買物・家事・軽いスポーツ等のいずれかを含む場合
Ⅲ(高い):移動や立位の多い仕事への従事者。あるいは、スポーツなど余暇における活発な運動習慣をもっている場合
出典:公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット

低栄養のお悩みとは?

安心介護の会員からも低栄養による体重減少・体力低下についての質問が寄せられています。
一部をご紹介しますので、ご自身と似た状況の質問があれば、専門家の回答を参考にしてみてはいかがでしょうか?

引用元:介護のQ&A
認知症・低栄養状態の母 いつまで在宅可能?

実母84歳 2人暮らしで、在宅介護ですが、介護者の私はフルタイムで毎日仕事をしております。平日は毎日ディーサービスに行きます。現在要介護5でほとんどの時間を寝ている状態です。認知症で会話は成り立ちません。
施設ではまったくと言っていいほど食べてない状態です。どんどん痩せて筋肉もなくなり、低栄養状態だと思います。この状態ではと生命の危機感を感じております。一緒に夕食と思いますが、口を開けず食べない状態です。ただプリンやフルーツなどは食べることが多いです。このような状態で今後どのようなことをすれば母の状態がよくなるのか全くわかりません。

引用元:介護のQ&A
低栄養で体力の低下でふらつきがあり、管理栄養士の方に食事指導していただけるような方法を教えてください。

83歳になる父の相談です。身長が162cm、体重が37キロです。
2ヵ月前までは40キロを少し切った体重でしたが風邪をひき
その間に体重が2キロ強減ってしまったために、ふらつきがあり自力で歩くのがやっとの状態になってしまっています。
毎日の食事がかなり減っているため低栄養で元気がなく散歩も行けない状態です。
病院で相談してもこれと言った指導をしてもらえず、どこに相談していいのか分からず、どうしていいのか悩んでいます。

引用元:介護のQ&A
アルツハイマー型認知症 傾眠状態が続き食事量が少なく低栄養にならないか心配

自宅で高齢の実母92歳を介護中です。朝食と昼食を兼ねて9時ごろから約2時間をかけて食べさせていますが、嚥下能力の衰えもありなかなか食事量が増えません。介護食などを取り入れていますが、食事中も眠り込む事が多く思うように食べません。低栄養にならないかと心配です。
食事はミキサー食です。水分はとろみをつけています。食事内容はなるべく動物性たんぱく質を取るようにしています。味噌汁には色々な野菜を入れたりしていますが、1回分の食事量の半分しか食べられないので、どうにか完食できるようなメニューがあれば教えてください。

引用元:介護のQ&A
食べる意欲の減退も認知症の一症状ですか?

認知症、要介護4の義母の食欲が急に減退してきて、困っています。
はじめはお箸が持てなくてたべられないのだろうと思い、スプーンにしたところ、食べるようになったので良かったと思っていたのです。
ところが次第に自分から食べなくなってきました。スプーンに食品をのせて持たせ、口までいざなうと食べるという状態です。一口食べるとスプーンをおいてしまいます。
様子を見ていると、自分からは全く食べません。空腹のはずなのに、食べようとする意欲がありません。

食が細くなりがちな高齢者ですが、健康寿命を延ばすためにも
効率的にエネルギーを補給できる工夫を取りいれることが重要です。

特に認知症傾向がある場合には、その機能低下を防ぐような成分を取り入れてみる、嚥下障害が出ている場合には、誤嚥を防ぐためにも「やわらかくする」「とろみ」を付けるなどの工夫をしてみましょう。

特に注目されている成分の1つとして、ココナッツオイルなどに含まれるMCT(中鎖脂肪酸)があります。

MCT(中鎖脂肪酸)は、一般的な油よりもすばやく消化・吸収され、すぐにエネルギーになりやすい特長があるため、医療機関や介護施設などで、効率的にエネルギーを補給できる食品として利用されています。

さらに、多くの高齢者が悩む「もの忘れ」や、年々患者数が増える「認知症」に対して、MCT(中鎖脂肪酸)が役立つ可能性が研究されてきています。専門家の研究や事例など、以下のページを参考にしてみてはいかがでしょうか?

kaigo_syokujikaijo_woman

▼関連リンク
脳のエネルギー不足を助ける中鎖脂肪酸の働き
MCTサロン 高齢者の低栄養を防ぐ植物油のチカラ

▼認知症ケアの最前線情報
認知症ケアの最前線にスポットをあて、患者さんたちに寄り添ったケアに取り組まれている方々のお話しをうかがう連載「認知症に寄り添う人々」。認知症ケアの最前線はどうなっているのか、参考にしてみてはいかがでしょうか?

シリーズ「認知症に寄り添う人々」ダイジェスト
第1回「若年性認知症の方の居場所をつくりたい」
第2回「生活支援につながる栄養ケアで負担を軽くしたい」
第3回「困りごとも相談できる薬のスペシャリスト」
第4回「徹底したサービスで特別感のある場所づくり」
第5回「お互いを理解し合う質の高いケアを」
第6回「信頼関係と意識統一でつくる安心ケア」