第3回 尿とりパッドの使い方~おむつ代の節約に[PR]

提供:花王株式会社 リリーフ

これまで、大人用おむつを選ぶ際のポイントをお伝えしてきました。今回は、おむつと合わせて使う尿とりパッドについて解説していきます。 尿とりパッドを使うことで、おむつ全体を交換するよりも時間や費用が節約できます。尿とりパッド併用時のメリットも合わせてご紹介します。

1.尿とりパッドとは?

尿とりパッドとは、おむつの中に入れて使う 吸収パッドです。おしっこをするたびにおむつごと取り替えるのではなく、汚れた尿とりパッドだけを抜き出して新しいものに取り替えることができます。 パンツをはき直さしたり、テープ式をつけ直さなくて良いので、交換の手間がぐっとラクになります。また、おむつは1日1枚で済むので経済的です。二つの利点が、尿とりパッドにはあります。 パッドには、外側に使うおむつの種類(パンツ用・テープ式用)と、おしっこを何回吸収できるかによって種類があります。介護者の状況交換する頻度によって選びましょう。 尿とりパッドはおしっこを吸収するためのものなので、排便時にはおむつを含めて交換が必要です。

2.尿とりパッド併用時のメリットについて

尿とりパッドを上手に使い分けることで、おむつ代・交換の手間の節約になります。具体的に見ていきましょう。 例えば、紙パンツの交換を1日1回、他の交換は尿とりパッドだけにした場合、紙パンツだけを毎回交換する場合と比べると、おむつ代を約半分に節約できることもあり経済的です。また、おむつ交換では毎回ズボンを脱いで交換が必要ですが、尿とりパッドのみの交換であれば、紙パンツを膝までおろし、尿とりパッドを交換するだけで済むので、おむつ交換の負担も減らすことができます。テープ式であっても、同程度の節約ができると思います。 1つ1つの効果は小さいかもしれませんが、年間を通して考えるとおむつ代と交換の手間が節約できるのは大変大きな差になっていきます。是非、おむつと尿とりパッドの併用をしてみてください。

 

【尿とりパッド例】
パッドの種類
※1回の排尿目安:約150ml

 

  【おむつとパッド交換例】
>>テープ式タイプの交換方法を具体的に見る

3.尿とりパッドのあて方

①尿とりパッドの立体ギャザーをしっかり立てましょう。 使用前に尿とりパッドの両端を持って軽く引っ張り、立体ギャザーをしっかりと立てます。尿とりパッドの立体ギャザーは、尿モレを防ぐ堤防の役割をします。立体ギャザーがつぶれていると、堤防がない状態になり、尿モレしやすくなります。

type_pct51 ②尿とりパッドの前後の向きを確認しましょう 片方が幅広い尿とりパッドの場合、男性と女性で、使う向きを変えましょう。女性の場合は、幅の広い方をうしろ側(おしり側)に当ててお使い下さい。男性の場合は、幅の広い方を前側(おなか側)に当ててお使いください。広い面で尿をしっかりと吸収します。
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③尿とりパッドを置く位置を確認しましょう。
type_pct53 パンツタイプの場合は パンツタイプおむつの立体ギャザーをつぶさないように注意して、立体ギャザーの内側に置きます。2つ折りになっている尿とりパッドの場合は、2つ折りのまま紙パンツの底に付くまで入れて装着します。 テープ式の場合は 背中側の尿とりパッドの端を、おむつの吸収体から3cmほど内側になるように(背中側の吸収体からはみ出ないように)置きましょう。
type_pct54 ④尿とりパッドのはみ出しを確認しましょう。 尿とりパッドのはみ出しを確認しましょう。動いている間に尿とりパッドがずれて、股間部やウエスト部からはみ出すと、モレの原因となります。パッドのずれ止めテープをしっかりつけて、ズレを防ぎましょう。 尿とりパッドを上手く使うことで、経済的メリットと手間の軽減につながります。要介護者の快適さも重要となりますので、おむつと合わせて使ってみてください。

安心介護で寄せられた「尿とりパッド」の質問

<尿とりパットについて> https://i.ansinkaigo.jp/questions/4657
【質問】 母が時々、トイレに行きたいと思ったら、我慢出来ず尿が出てしまうことがあると言って、粗相することがあるのです。 今、色々と履くパンツや尿とりパットなど色々な製品が出ているので、下着の代わりに履くパンツタイプのオムツを履いたらいいのかなとおもっているのですが、「履くパンツだと、少しでも濡れてしまったら、ズボンも脱いで変えなきゃならないよ」と友達から言われ、それもそうだな〜と思い、尿もれなら、尿とりパットの方が良いのかな?と悩んでおります。 皆さんはどうしてるのか、教えてください。
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