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トイレの手すり種類と選び方


【この記事の監修者】

中村 静江(なかむら しずえ) /訪問看護ステーションとんぼ


 

トイレの手すりの種類

トイレは毎日使う場所ですが、座ったり立ち上がったり、身体が不自由な人にとって困難な動作が必要とされる場所でもあります。

トイレに手すりを取りつければ、トイレ内での移動や腰の上げ下げをつかまりながらできるため、トイレに対する不安が軽減されますよ。

ただ、トイレの手すりにはいくつか種類があるため、必要に合わせて選ぶことが大切です。トイレの手すりには大きく分けて2つの種類があります。ひとつめが便器で固定するタイプ、もうひとつが壁に取りつけるタイプです。

便器で固定するタイプ

このタイプの手すりは、便器への腰の上げ下げの際につかまれるほか、手すりがひじ掛けのようになっているので、便器に座る際に楽な姿勢を保つためにも役立ちます。

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引用元:toto.co.jp

はねあげタイプ

便器で固定するタイプの手すりには、はねあげタイプと呼ばれるものがあります。このタイプは、使用していないときは手すりをはねあげておけるため、便器へのアプローチの際に邪魔になりません。

壁に取りつけるタイプ

便器に設置するのではなく、壁に取りつけて使うタイプの手すりです。便器までのアプローチに不安がある場所につけることで、トイレ内での動作をサポートしてくれます。

このタイプの手すりには I型と L字型、波型、可動型といった種類があります。

I字型

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引用元:naka-kogyo.co.jp

I字型のストレートタイプの手すりです。床に垂直に取りつける場合は上下の動きを、床に水平に取りつける場合は左右の動きをサポートできます。

L字型

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引用元:naka-kogyo.co.jp

このタイプの手すりは、手すりにつかまりながら上下に動いたり、左右に動いたりと、縦の動きと横の動きの両方を1つでカバーします。

波動型

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引用元:qunetto.co.jp

くねくねとした形をしているのが特徴の、波型の手すり。その形を活かして滑りにくく握りやすいのがポイントです。

可動型

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引用元:kaigo-web.info

可動型の手すりは、使用しないときに折りたたんでおけるタイプです。折りたためば場所を取らず、トイレ内での移動や介助の際に邪魔になりません。

トイレの手すりを選び方

トイレの手すりを選ぶ際は、この2点を確認しましょう。

・どんな動作のサポートが必要か
・使用者の身体に合っているか

具体的には以下の通りです。

どんな動作のサポートが必要か

トイレ内でのどんな動作に不安があるのかを確認して、それに合った手すりを選びます。
例えば、立ち座りに不安があったり、便器に座っているときの支えとして使いたいなら、便器で固定するタイプの手すりが適切です。
一方で、トイレの入り口と便器との間の移動などに不安がある場合には、壁に取りつけるタイプの手すりが役に立ちます。

必要によっては、両方のタイプを組み合わせて使うと良いでしょう。

使用者の身体に合っているか

手すりが使用者の身体に合っているかどうかは、これから長く手すりを使用していく上でとても大切なことです。

使用者にとって握りやすい太さなのか、便器に固定するタイプであれば、手すりの高さは適当どうかなどをチェックおきましょう。

介護保険の適用条件

介護のための道具を新しく選ぶなら、介護保険をうまく利用したいもの。介護保険が適用できるかどうかは、気になるポイントの一つですよね。

介護保険が適用できると、取り付けの際に工事の必要がないトイレ用手すりの場合は、レンタルが可能です。取り付け工事が必要な手すりの場合は、住宅改修を使用することで手すりの設置が可能となります。どちらも自己負担額は1割(所得が一定以上の場合は、所得に応じて2割または3割*1)です。

レンタルでなく住宅改修での手すりの設置は利用限度額が決まっており、年度内で20万円です。詳しくは、お住まいの市区町村またはケアマネジャー等にご相談されるといいでしょう。

(*1)3割負担は平成30年8月から

トイレの手すりを使うメリットと注意点

トイレの手すりを使う主なメリットとしては、以下のことが挙げられます。

・身体の安定
・転倒の危険を減らす
・足腰の負担を軽減

手すりにつかまることで、トイレでの一連の動作をふらつくことなく行えるほか、転倒予防にもつながります。さらに手すりにつかまりながら動くことで、足腰の負担をやわらげるためにも役立ちます。

トイレの手すりの注意点

トイレの手すりについての注意点は、手すりをつけるのに十分なスペースがあるかや、どこにつけるかをよく確かめてからトイレの手すりを選ぶことです。

トイレはスペースが限られているので、きちんと合ったものをつけないと、手すりが大きすぎて逆に邪魔になるということにもなりかねません。

また、せっかく手すりを取りつけても、必要な場所についていなければ役に立たないおそれがあります。手すりを取りつける場所について、事前にしっかり確認しておきましょう。

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