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車椅子用クッション の種類と選び方

車椅子用クッション は、姿勢の保持や床ずれを防止し、快適な座り心地を提供する製品です。いくつかの種類がありますが、選び方の最も大切なポイントは、利用する方の状況に合わせて選ぶことです。また、介護保険は要介護2以上の方のみ使用できます。

車椅子用クッション を使うメリットとは

車椅子用クッション を使うことは、2つの点で重要です。一つは快適な座り心地や姿勢の保持をするため、もう一つは床ずれを防止するという点です。それぞれについて、説明していきましょう。

快適な座り心地と姿勢の保持

車椅子の座面は、ナイロン製でできていたり、座面に布が張ってあるだけのものが多いです。このような車椅子に20分~30分も座っていると、健康な人でもお尻が痛くなってしまったり、疲れたりします。

車椅子用クッションは姿勢を保持したり、体圧を分散させる効果がありますので、使用することにより快適な座り心地を得ることができます。

床ずれの防止

車椅子に長時間同じ姿勢で座り続けていると、床ずれになる可能性があります。これは身体の同じ箇所、特にお尻に体圧がかかり続けていることが原因です。

これは要介護度の高い人に、より起こりやすいといえるでしょう。それは、健康な人なら容易に姿勢を変えることができますが、要介護度の高い人はそれを自分で行えないためです。

この対策には、体圧分散型のクッションがより効果的といえるでしょう。

車椅子用クッションの種類と選び方

車椅子用クッションには、さまざまな種類があります。その特徴と選び方について解説します。

車椅子用クッションの種類と特徴

車椅子用クッションには、大きく分けてウレタンフォーム素材、ラテックス素材、ジェル素材、空気を利用するものがあります。また、ジェルとウレタンフォーム素材を組み合わせたものもあります。

それぞれについて、説明していきましょう。

ウレタンフォーム素材

圧力分散型の素材で、姿勢の保持や座り心地の向上に役立ちます。安くて軽く、低反発から高反発までさまざまな種類があることも特徴です。座面だけでなく、背中にクッションがついているものもあります。

しかし薄いクッションだとお尻が底についてしまい、クッションの意味をなさない可能性があります。できれば店頭などで、実際に座って確かめると良いでしょう。

ラテックス素材

天然ゴムからつくられている素材で、ウレタンフォームと同じく圧力分散型の素材です。薄くても身体を支えることができ、数年使用しても購入時と同じクッション性を保てる点が特徴です。

なお、ラテックスアレルギーをお持ちの方は注意が必要です。このような方は使用前に販売店、医師やケアマネージャー等に相談しましょう。

車椅子用クッション の種類 と選び方 ラテックス 引用:ダスキンヘルスレント

ジェル素材

体圧分散型の素材です。お尻の圧力を分散してくれますから、ご自身で座り直しができない方にも適しています。薄い素材でも効果を発揮することが特徴です。

ジェル素材は中身が液体ですから、クッションに傷があるとそこから漏れる可能性があります。また夏は熱く、冬は冷たくなりやすいこともデメリットです。

空気を利用するもの

エアーセル式とも呼ばれるもので、体圧分散効果があります。ジェル素材と同様、お尻の圧力を分散してくれますから、ご自身で座り直しができない方にも適しています。

このタイプはバルブがついているものが多く、空気圧の調整が重要です。クッションとしての性能を発揮できるよう、適切な量の空気を入れて使う必要があります。そのため、日々のメンテナンスが欠かせません。

なお製品によってはバルブがなく、空気を自動調整してくれるものもあります。

車椅子用クッション の種類と選び方 空気利用 引用:ダスキンヘルスレント

ジェルとウレタンフォーム

ジェルの体圧分散性と、ウレタンフォームの軽量という強みを組み合わせた製品です。ジェルをウレタンで包み込んでいますから、漏れる可能性は低いでしょう。軽量でありながら、体圧分散性に優れる点が特徴です。

しかしジェルが使われているため、夏は熱く、冬は冷たくなりやすいことはデメリットです。

車椅子用クッションの選び方

車椅子用クッションにはさまざまな種類があります。大切な選び方のポイントは、お使いになる方の状態に合わせることです。

その中でも、ご本人が動けるのかどうか?という点は、選び方の重要なポイントとなります。自力で動けない方が使う場合は、床ずれを防止するため、体圧分散型の製品を選ぶことが望ましいでしょう。

一方、ご自身で座り直しができる方は、座り心地を重視したウレタンフォーム等の製品が良いのではないでしょうか。

いずれにしても、いろいろな種類の車椅子用クッションを試用して、座り心地を確かめることが選び方の大切なポイントです。

車椅子用クッションを使う上での注意点

車椅子用クッションを使い始める前には、できれば複数の種類を数日間試用して、問題がないかどうか確認することが良いでしょう。

また使用中に赤みや痛みが出るような時は、アレルギー等で素材が肌に合わなかったり、圧力により負担がかかっているケースが考えられます。

この場合は、速やかにケアマネージャーへ相談、又は医師の診察を受けることをおすすめします。

>>車椅子 とは 選び方と入手・レンタル方法

介護保険を使う場合の留意点

介護保険で車椅子用クッションを使いたい場合はレンタルのみとなります。また対象者は車椅子と同様、原則として要介護2以上の方となります。

申込み先はケアマネージャーとなりますので、よく話し合って、最適な車椅子クッションを選ぶようにしてください。

>>介護保険の負担割合と利用できる限度額(支給限度額)
>>ケアプランとは

>>福祉用具レンタルの無料相談


【この記事の監修者】

中村 静江(なかむら しずえ) /訪問看護ステーションとんぼ