普段は車椅子を利用しなく手も不自由なく生活できるという方も旅行中など長時間歩きまわることが必要な場面では車椅子を利用したいという方もいるかと思います。
今回は、 大阪旅行で車椅子を現地でレンタルすることは可能なのかどうかを調査しました。
気になるお金や介護保険などここで一挙に疑問を解決していきます。
大阪 旅行で 車椅子 を現地で レンタル は可能?
旅行時に現地で 車椅子 の レンタル は大きく分けて3つの方法があります。
車椅子 レンタル の会社を利用する
1番確実であるのが車椅子のレンタル会社を利用するということです。
大阪 に拠点を置いている 車椅子 レンタル の会社を探しインターネットあるいは電話にて事前にレンタルの手続きを取ります。例えば、 大阪 であっても利用したい場所まで 車椅子 を運んでほしいという場合は配送料がかかってしまうものの、お店まで直接行けば配送料がかかることなく車椅子のレンタルを受けることが可能です。
お店によっては月単位でのレンタル、日数単位でのレンタルとレンタルシステムが異なることがあります。月単位でのレンタルをした場合でも利用したい泊日数分だけ利用して返却してしまえば問題ありません。
旅行会社を利用して空港でレンタルする
旅行会社の中には要介護者や障がい者に対してサービスが充実しているところがあります。
そういったところで旅行のプランを申し込むと、国内の主要空港から 車椅子 の レンタル を受けることができます。返却も飛行機乗車前に空港内で返却できるため、旅の始まりから終わりまで徒歩での移動時間を短くして車椅子を利用することが可能となります。
旅先の施設のサービスを利用する
大阪 のアミューズメントパークや大型ショッピングモールなど旅の先々で車椅子をレンタルするという方法です。
食べ歩きなどには利用しにくいですが、例えばユニバーサルスタジオジャパンへ行く、あべのハルカスへ行くなど目的地がはっきりと決まっている場合に使える方法です。
施設内でしか利用はできないものの普段はしっかりと歩けるため、旅先で筋力を弱らせないようにしつつ疲労を最小限にしたい方などというように使い分けすると有効活用できるでしょう。
車椅子のレンタル料金はいくら?
ここで気になるのが車椅子のレンタル料金かと思います。
まず、多くの福祉団体の車椅子レンタルの要綱を見るとレンタル範囲はその居住地に限るといった文言を見かけます。そのため自分の居住地を超えた場所で 車椅子 をレンタル する場合にはほぼ介護保険は利用できないと思っておいた方が良いでしょう。
介護保険で 車椅子 をレンタルしたい場合はあらかじめ自分の居住地で担当のケアマネジャーへ相談し、居住地で借りたものを持参するというのが現実的です。
そのため、ここでは前述した方法で自費でレンタルをした場合いくらくらいかかるのかをご紹介します。
レンタル 会社の料金は幅広い
レンタル会社で車椅子をレンタルした場合の料金は、会社によって料金設定が異なるため、幅広い範囲となります。例えば、事前予約をしていれば1日200円で借りられるところもあれば、月単位で400円~500円という所もあります。
どの レンタル 会社も直接会社へ取りに来るということを条件にしていることが多いのが特徴です。
>>車椅子をレンタル するための準備
>>車車椅子 とは 選び方と入手・レンタル方法
旅行会社の利用はお高め
旅行会社を利用して空港から車椅子をレンタルする場合の料金は、少々お高めとなり、2泊3日で5,000円~1万円ほどとなります。
プラン内に車椅子レンタルが組み込まれているものや、あるプランで申し込みをすればレンタル料金を安くするというサービスもあります。
しかし、旅行会社が手続きをしてくれる、自分で返却をしに行く手間が不要ということもあり介護者も純粋に旅行を楽しめるという所が大きなポイントとなります。
施設のレンタルも料金はさまざま
施設でレンタルする場合の料金もさまざまです。
例えばデパートなど商業施設で 車椅子 をレンタルする場合は基本的に無料となります。アミューズメントパークで 車椅子 をレンタルする場合は500円前後が相場となります。
一時的だけ車椅子を利用したいという場合はお安く済みますし、レンタルのための複雑な手続きを踏む必要もなく手軽に借りられるので便利であるということが特徴です。
最後に
ここまで説明してきたレンタル費用は、あくまで一例となっています。
福祉用具・介護用品を選ぶ際には、福祉用具の専門員(福祉用具専門相談員)や専門ショップの店員さんに相談したうえで選ぶといいでしょう。
介護保険制度を利用したサービスについては、各市区町村で異なる場合があるのでケアマネジャーや介護保険担当窓口で事前にご確認すると安心です。
ケアマネジャーのいない方は、地域包括支援センターや自治体の高齢者窓口、社会福祉協議会に問い合わせをしてみてください。
【この記事の監修者】
中村 静江(なかむら しずえ) /訪問看護ステーションとんぼ