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ご自宅で介護を続けていくために!腰痛予防の心構え

介護者の腰痛

自宅でご家族の介護をされている方にとって、腰痛は気になる悩みの一つではないでしょうか?
介護は身体的にも精神的にも負担の大きいものです。腰痛によって在宅介護が続けて行けなくなってしまうこともあります。無理せずに前向きな気持ちで介護が続けられるためにも、腰痛予防についての知識と考え方を身につけていきましょう。

腰痛のメカニズム

腰痛は大きく分けて「特異性腰痛」と「非特異性腰痛」に分けられます。特異性腰痛は、原因となる疾患が明らかな腰痛のことで、椎間板ヘルニアや脊椎すべり症などが代表的です。
一方非特異性腰痛は、原因がはっきりしない腰痛のことを言い、実はこの原因不明の腰痛の方が圧倒的に多いのです。腰痛のメカニズムについては、まだよくわかっていない部分がありますが、最近の研究では筋肉に原因がある場合が多いと考えられています。
介護職員に腰痛がつきものなのは、中腰姿勢でのおむつ交換や移乗支援など、腰部の筋肉に過度な負担を強いる動作が繰り返しあるためだと考えられています。在宅で介護をされているご家族にも同じように腰痛になるリスクが高いと言えます。
急性腰痛(いわゆる「ぎっくり腰」)も、筋肉へ急激なダメージがかかって炎症が起こることによって生じると考えられています。

毎日のケア

乗り移りの介助が終わったあとに、腰に違和感を感じることはありませんか?または「すぐに消える痛み」を感じる方もいるかと思います。この違和感であったり、すぐに消失する痛みが、本格的な腰痛の前触れとなります。
負担がかかる介助動作の前後には、腰を反らす運動をしましょう。場所を選びませんし、すぐに行えます。テレビでも取り上げている松平浩先生(東京大学医学部附属病院)の「腰痛これだけ体操」がオススメです。先生が自ら出演・解説されている動画もありますのでぜひ参考にされてください。

腰に巻くコルセットも腰痛予防に効果があります。薬局やドラッグストアでも市販されていますので、気軽に使うことができます。腰部周辺の筋肉は、中心にある背骨(腰椎)を支える役割を担っています。コルセットを巻いて腰を締めることで、腰部の筋肉への負担が軽減できるので、筋肉を痛めにくくなります。特に負担の強い介助を行う時には使用すると良いでしょう。
腰の痛みや重だるさを感じた時には、アイスノンをタオルにくるみ、腰に当てて冷やすのも効果的です。腰部の筋肉の炎症に対して冷却することで痛みが和らぎます。ですが、冷やしすぎると筋肉の血流を阻害してしまうのでかえって逆効果となります。冷やす時間は15分程度にとどめましょう。
また腰から太ももにかけて電気が走るようなしびれを感じる方は、神経症状が生じていると考えられます。その場合は症状が悪化してしまう恐れがあるので冷やすことは避けてください。この症状を繰り返し感じているという方は、整形外科への受診をおすすめします。

相手の体を知る

介護は食事・排泄・入浴・更衣・整容といった人間としての生活の全てに及びます。特に負担が強いのはトイレでの排泄介助や入浴介助、またベッドから車いすへの乗り移り介助です。介助する側として大事なのは、相手がどこまで自分でできるのかを把握することです。自分自身でできることまで手伝ってしまうと介助者は過度な労力を費やすことになりますし、本人にとっては、できることをしないために本当にできなくなってしまう可能性があります。身体機能を維持していくためにもできることは可能な限り本人にしてもらうことが大切です。

>>要介護の高齢者をトイレまで移動する方法
>>体位の変え方

ですが、まだまだできると思っていても、実は危険と隣り合わせの状態になっていることも考えられます。そのままの状態で続けていると、転倒や転落など大きな怪我につながってしまうことも考えられます。
毎日介助をしている方にとっては、徐々に起こる体の変化には気づきにくいものです。専門家に現在の体の機能を客観的に判断してもらい、できることとできないことの線引きをしてもらうことも重要です。
デイケアや老健のショートステイには、リハビリの専門職である理学療法士や作業療法士がいます。最近ではデイサービスにも勤務しているケースが増えてきています。いまお使いの施設に専門家がいるときには、ぜひ在宅での介助についてアドバイスを求めてみてください。直接聞きにくい時にはケアマネジャーさんを通してでも大丈夫です。

福祉用具や住宅改修を上手に使いましょう

福祉用具と呼ばれる介護用の道具は、日々進歩しています。特に負担の強い乗り移り動作を助けてくれるスライディングボードや、ベッド上で楽に体を動かすことができるスライディングシートなど、手軽なものもあります。使い方をマスターすれば、「持ち上げる」動作を減らすことができるので、介助する人もされる人もお互いに楽になります。

>>福祉用具とは 種類別選び方と入手方法まとめ

本格的に介護の負担軽減を図りたい場合には、トイレへの手すりの設置や、段差の解消機、階段昇降機、移乗用のリフトの導入など大掛かりな手段を検討することもできます。住宅改修については20万円まで介護保険が適用となり、一割負担で実施することができます。条件や手順が定められていますので、詳しくは担当のケアマネジャーさんに相談して、福祉用具や住宅改修を扱う業者さんに話を聞いてみましょう。

>>「 介護リフォーム(住宅改修) 」に関する解説・記事

悩みや不安を抱えていませんか?

先程、腰痛には原因不明の「非特異性腰痛」が多いというお話をしました。原因がはっきりしない中でも、多いのではないかと考えられているのが、実は「ストレス」です。
ご家族の介護を在宅で続けていくというのは、身体面だけでなく精神面にも大きな負担がかかります。いつまで続けられるだろうか、自分の体は大丈夫だろうか、と不安を感じることもあるでしょう。また認知症があったり、ご家族との関係性がうまくいかない場合など、介護をしながらイライラを感じてしまうのも無理のないことです。
悩みを誰かに言い出すというのは勇気のいることかもしれませんが、介護者である方がお元気でなければ、介護は成り立ちません。「共倒れ」にならないためにも、一人で抱え込まないようにしてください。相談相手としては担当のケアマネジャーさんが最も身近かと思います。その他にも利用している介護サービスの相談員やリハビリ職員など、相談を受けることに慣れている職員が多くいます。ぜひ気軽に声をかけてください。

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