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認知症による“排泄の失敗”への対処法

“排泄の失敗”に悩んだ時に試してほしい対処法

何年も生きてきて慣れているはずの“排泄”という行動ですが、認知症になってから「排泄を失敗するようになった…」という人も少なくありません。

なぜ排泄を失敗してしまうのでしょうか。
原因は主に3つあると考えられています。

・認知症の進行によりトイレの場所がわからない、間違った場所をトイレだと思っている
・トイレまで排泄を我慢できない
・トイレを“嫌な場所”だと思っている

それでは“排泄の失敗”を減らすためには、どんな対処をしたらいいのでしょうか?

対処法1:貼り紙でトイレヘ誘導

トイレの場所を「忘れてしまった」、「勘違いしている」という場合は、以下の対処法を試してみてください。

トイレに「便所」と大きく紙を貼っておくという方法。お父様がトイレの事を「厠」と言っているのでしたら厠でもいいです。とにかくお父様のなじみのある言葉で書くということ。
白地に黒字又はオレンジ地に黒字が良く見えていいと思います。排便の失敗から排尿の失敗に発展していくかもしれません。早い対応が良いと思います。
(専門家 はらボーさんの回答)

(引用元)「父の排泄について

また、「面倒くさくて我慢していたらつい漏らしてしまった」などのケースが考えられる場合には、こんな対処方法が勧められています。

トイレに張り紙をすることもそうですし、部屋に大きな字でウンチはトイレでしましょう。みたいなポスターみたいな注意書きを貼って差し上げることも良いかもしれません。
(専門家 とすかーなっちさんの回答)

(引用元)「父の排泄について

また、よくいる部屋からトイレへまで紙を貼って誘導する方法もあります。

対処法2:排便をコントロールする

自力でトイレへは行けるものの便器の使い方を間違ってしまったり、排泄途中で動き出して周辺を汚してしまうことがあります。

日中に声掛けや誘導ができる場合には、こんな方法で排便をコントロールするのも有効です。

起床時、食後身支度が出来てからもう一度トイレに行くように声かけしてみてください。
昔、子供さんが小さかった頃、やっていた通りで良いと思います。大人なので子供扱いしないで普通の言葉で話してください。
昼間は、2・3時間置きくらいにトイレに行くよう誘ってみてください。就寝前にも、もう一度声かけしてみてください。トイレまで一緒に行くのも良いと思います。
(専門家 つりがねそうさんの回答)

(引用元)「深夜のトイレについて

「夜の排泄の失敗を朝になって気がつく……」ということが多い場合には、こんな方法で気持ちの良い朝を迎えることが出来るかもしれません。

・深夜の排泄時の失敗が多い=深夜の排泄時の見守り体制を作る(時間的誘導)か、起きないように出来ないか(日中の活動量検討)。
・男女の便器の認識=排尿を洋式便器で済ませる習慣には出来ないか。
・夜間だけでも洋式トイレのみの使用(小便器の方を使えないように)。
・排便コントロール=食事量と食材形態の検討(デイサービスにも協力依頼)。
(専門家 ○あーちゃんさんの回答)

(引用元)「深夜のトイレについて

1.排便パターンを把握して、その時間に交換を行う。
2.週に2回、3回の訪問看護に入ってもらい、排便コントロールしている方もあります。ケアマネージャーに相談してみて下さい。
(専門家 yamadasさんの回答)

(引用元)「布団の中で紙おむつを降ろして排便するのを防止する良い方法を教えて下さい

また、「日中にデイサービスに行く」、「家の中でちょっとした軽作業をしてもらう」、「散歩をしてみる」など、日中の活動量を増やして夜しっかり眠れるようにすれば、夜中に目を覚ましてひとりで排泄することが減る可能性もあります。

対処法3:リハビリパンツやパッドを利用

トイレでの排泄を嫌がる場合や声掛けや誘導ができない時間帯には、リハビリパンツや紙おむつを勧める声があがっていました。

洗うのが面倒ならば、紙のリパパンでもいいと思いますが経済的には。パッドの方が安く済みます。
下着を洗うのでなくごみ袋の処理ならば負担も少しは減るかと思います。
(専門家 風邪の栄養士ライダーさんの回答)

(引用元)「父の排泄について

費用がかからないように出来ることといったら、おしっこを漏らしても良いようにリハビリパンツを勧めてはいかがですか?
おむつよりも、抵抗はないかもしれません。
それと、シーツは、濡れても大丈夫なシーツを購入したほうが良いです。
洗濯の回数を考えたら、買った方が、安いです。
便になったら、とんでもなく大変ですよ。
(専門家 チェリーさんの回答)

(引用元)「認知症を認めない義父に認めさせる方法を教えて下さい

対処法4:トイレまで移動しやすいようにする

可能であればトイレに近い部屋に移動したり、手すりを備え付けたり、廊下にものを置かないようにして、移動しやすい環境づくりを整えましょう。

室内にポータブルトイレを備えるのもいいかもしれません。

対処法5:つなぎなど上下が一体化した洋服を着用してもらう

おむつへの排泄を嫌がり、自分で服を脱いで布団の中などで排泄してしまったり、トイレへ行こうとリハビリパンツなどを脱いでウロウロし、結局室内で排泄をしてしまうケースもあるようです。

そんな場合の対処法に、“つなぎ”を勧める声もありました。

介護用のつなぎ服は、ズボンにあしもとから、ファスナーが、付いていて、オムツなど、交換しやすくできています。勿論ファスナーの金具に穴があいていて、鍵でとめられるもの、ボタン式など種類が在ります。
(専門家 名無しさんの回答)

(引用元)「母が服を脱いで困っています

夜間だけ抑制着(つなぎの服)を利用しました。この抑制服は虐待のひとつとも取られます。(だからそれを使う使わないは貴方の判断です:しかし、これは其の状況を介護した人でなければわからないことです、人の言葉に惑わされていたらストレスは溜まるばかりです)
まだ尿意があったので、しばらくは横にねました。起き上がるからです。昼間は普通の服にして、トイレ誘導していました。
夜間はお互い睡眠が必要です。其のうち安心して寝るようになりました。
(専門家 やっちんさんの回答)
(引用元)「母が服を脱いで困っています

ただ、こうしたつなぎ式の服を着せるのに抵抗を感じている専門家もいます。

私は、あまりつなぎはすすめません。ただ、どうしてもや試しての時は、一案ということでご理解いただけたらと思います。
(専門家 みかんさんの回答)

(引用元)「布団の中で紙おむつを降ろして排便するのを防止する良い方法を教えて下さい

本人のストレスを考えるとあまりやりたくないという方も多いかと思いますが、夜だけ着用してもらうことで、次第におむつに排泄する習慣が身につくかもしれません。

対処法6:無理だと感じたらプロを頼る

“排泄の失敗”は認知症でなくても起こる、デリケートな問題です。
>>トイレに間に合わないときの対策

身内のこんな姿を他人に見せたくない、見知らぬ人に排泄の処理をされるのを本人が負担に感じるのではないか……などと考えてしまい、ついつい自宅での介護をがんばってしまうなんてこともあるのではないでしょうか?

排泄の介護についても、介護保険のサービスなどを利用してプロに頼るように勧める声が多くあがっていました。

具体的には
・ショートステイを利用して、介護の専門家に対策を立ててもらう
・ケアマネジャーや訪問看護士などに住環境のアドバイスをしてもらう
・ヘルパーさんの回数を増やしたり、夜間に利用したりする
・医師に薬を処方してもらう
などです。

また、介護保険以外でも、地域での認知症家族を持つ人同士の交流会や病院等主催の認知症ケアについて学ぶ勉強会などを利用してみてくださいね。