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自宅での看取り【準備~終わりまで】

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介護が必要な家族が、終末期に差し掛かったときに考えなくてはいけないのが、「看取りの場所をどこにするか」です。本人や家族の想いから、「自宅での最期」を選択した場合にどんな心構えや準備が必要になるのでしょうか。

準備すること

要介護認定の再審査を受ける

在宅での看取りを家族だけでやるのは難しいものです。

要支援と要介護では受けられる介護保険サービスの内容が異なります。また、区分ごとに介護保険で毎月支給される保険の限度額にも違いがあります。

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(2014年4月1日以降)

要介護認定を受けてそれほど時間が経っていなくても、「急に介護度が上がった」と感じられるようでしたら、短期間で要介護認定の再審査を受けることも可能です。

できるだけ多くの介護保険サービスを利用するために、必要に応じて要介護認定の再審査を受けましょう。

訪問看護を利用する

自宅での看取りを考えた際に欠かせないのが訪問看護です。看護師などが自宅を訪問し、下記のようなサービスを提供します。

・入浴介助、食事や排せつの介助など
・かかりつけ医の指示書に基づく医療処置
・医療機器の管理や病状の観察
・痛みのコントロールなどのターミナルケア
・介護家族へのアドバイスや精神面のケア

また、看取りの体制についてのアドバイスや死後の処置もしてくれます。

>>家庭での看取りをサポートする「訪問看護」

在宅でのかかりつけ医を紹介してもらう

通院していた病院などから在宅でのかかりつけ医を紹介してもらい、緊急時や夜間の対応方法なども聞いておきましょう。看取りの時期に入ると、回復を期待する治療や心肺蘇生などの延命的な処置や治療は行われないことが一般的です。また、在宅医療では、急変や一刻を争う状況への対応が難しいという特徴があります。

死亡の確認や死亡診断書などの関係書類の記載も行ってもらいます。

ケアマネと連携を取る

介護だけではなく医療面でのネットワークが必要になるので、在宅での看取りの経験があるケアマネジャーだと心強いです。

終末期の対応について意思表示してもらう

介護家族とその周囲の人とで、意見が分かれてしまうことがある「終末期の対応」。家族が本人のためにあえて点滴などをしていない状態でも、親族にはその気持ちが伝わらないことがあります。

後悔や悔しい思いをしないためにも、終末期にはどうして欲しいかを、エンディングノートなどで意思表示しておいてもらいましょう。

パニックを起こさないために

自宅で介護を続けていても、最終的に救急車を呼んで病院に搬送され、病院のベッドで最期を迎える人も多くいます。介護家族や本人がそれを希望している場合もあれば、家族がパニックを起こしてしまったことで、病院に運ばれることもあります。

パニックを起こさないために、死亡前に起こる変化を知っておくことも大切です。

ただし、人によって旅立ちまでの様子は違います。訪問看護士や医師と連携を取りながら見守りましょう。

死が近づいてきたときの状態

・反応が弱まってくる
・脈拍の緊張が弱くなる
・血圧が下がる
・手足が冷たくなる
・冷汗をかく
・顔が青紫になる(チアノーゼ)
・死前喘鳴という、呼吸時にノドからゴロゴロ音がするようになる
・意味のないことを話したり、手足や顔をばたつかせるようにする(せん妄)
・便や尿を失敗することがある。死が近づくと全くでないこともある

この時点で家族や親しい人に連絡をして最期のお別れをしてもらいます。親しい人の声はこの段階でも聞こえていると言われています。手を握ったり、身体をさすったりしながら、後悔が残らないように自分の気持ちを話しかけましょう。

また、旅立ちの衣装を準備しておきましょう。

死が訪れたときの状態

・呼吸が完全に止まります。胸や顎の動きがなくなります。
・呼んでも揺り動かしても反応がなくなります
・手足が冷たくなり、皮膚は暗紫色になります
・心臓の音や脈が感じられなくなります
・まぶたは開いていることも閉じていることもあります

自宅で看取った後

自宅で看取った後には、医師が死亡を確認します。医師が臨終に間に合わないことの方が一般的です。亡くなられた時間を覚えておいてください。

家族や親しい人々とお別れをした後、訪問看護士が「末期の水(死に水)」などの死後の処置(エンゼルケア)をします。葬儀屋さんを呼ぶとすぐに来てくれるので、葬儀屋さんがしてくれることもあります。

死後、警察が来ることもありますが形式的なものですので安心してください。