お通夜とは

 

 

お通夜とは

お通夜とは本来、遺族や親族、そして個人と近しい人たちが集まり、夜通し線香とろうそくの灯を絶やさないように見守りつつ、故人を偲び、遺体に付き添うものでした。

最近では一般弔問客も迎え入れ、1~2時間程度でお通夜を行い、「通夜ふるまい」をして終わる「半通夜」が一般的です。

地域によっては通夜の前に親族だけの「仮通夜」を行い、「火葬」を行うところもあります。また、予算の都合または本人の希望などの理由でお通夜を行わないこともあります。

 

まずは正式喪服の準備を

喪主や遺族は葬儀に向けて、下記のような「正式喪服」を準備する必要があります。ただし、お通夜では略式でも構いません。

男性

《洋装》
一般的なのはブラックスーツです。白の無地のワイシャツ、光沢のない黒のネクタイ・革靴・靴下を選びましょう。ネクタイピンはつけません。

葬儀・告別式ではモーニングコートもOKですが、お通夜では避けてください。

《和装》
和装で出席するのなら黒羽二重の染め抜き、黒紋付き(五つ紋付)の長着と羽織、黒またはグレーの半襟、黒か白の羽織紐、地味な角帯、仙台平か博多平の袴です。
白か黒の足袋で、白か黒の鼻緒の畳表の草履を履きます。

もちろんいずれの場合も、ヒゲはNGです。

女性

《洋装》
女性の正式喪服は和装のみだと勘違いしている人もいますが、洋装でも問題はありません。

洋装なら光沢のない黒無地のワンピース、アンサンブル、ツーピーススーツ。黒のストッキングに黒で飾りのないパンプスを着用します。黒のパンツスーツでも構いませんが、可能ならば避けた方がいいでしょう。

身に着けるアクセサリーは結婚指輪のみですが、パールまたは黒の目立たないネックレスやイヤリングならつけても良いとされています。

《和装》
黒無地で染め抜き五つ紋付の長着で、絽か紗で黒く無地(もしくは喪専用の経文を織り込んだもの)の丸帯または名古屋帯が一般的です。

6月と9月は単衣、7月と8月は絽が正式ですが、6月から9月まで絽で通すことも多くあります。また、冬は東なら羽二重、西なら縮緬が主に着られています。

白い半襟、下着、襦袢、足袋で黒の布製の草履を履きます。アクセサリーは結婚指輪のみにしましょう。

いずれの場合も光沢がなく、留め金のない黒いバッグを持ち、メイクはナチュラルに仕上げます。香水やネイルはNGです。

レンタルも

喪服を持っていない場合は葬儀社または貸衣装店でレンタルする方法があります。ただし、ワイシャツや肌襦袢、足袋など肌に直接触れるものは借りられないことが多いので確認しておきましょう。

お通夜前の流れ

・遺体の搬送後、遺体の衣装を着替えてもらい、死に化粧を施す「納棺の儀」を行う
葬儀社に任せることも可能
・遺影の手配
・世話役や受付担当者を決める
・供花の送り主を確認し、配列(喪主-遺族-親戚-友人・知人-関係企業・団体の順)を葬儀社に指示
・通夜の焼香順などを確認
・通夜振る舞い(焼香後にふるまう簡単な食事または折詰)の準備
・礼状や返礼品の確認
・寺院や僧侶との打ち合わせ
※祭壇飾り、式場・受付・通夜振る舞い会場の設営、棺の安置は葬儀社が行います。

《世話役とは》
世話役とは遺族や喪主に代わって、葬儀の進行や会計や僧侶の接待などの雑務を取り仕切ります。町内会の役員や遺族の友人、会社の上司や同僚が行いますが、最近では世話役を決めないことも多いです。

やることが多くて不安かもしれませんが、基本的には葬儀社が動きを指示してくれるので安心してください。

通夜法要中の流れ

浄土真宗、真宗では「通夜勤行」と呼ばれています。下記は一般的な半通夜の流れです。

1.遺族着席
2.参列者着席
3.僧侶の入場および読経開始
4.遺族による焼香
5.参列者による焼香
6.法話・説教と僧侶退場
7.喪主のあいさつ・謝辞
8.通夜振る舞い

司会進行は一般的に葬儀社の担当者が行います。

お通夜後の宿泊について

お通夜が終わった後、遺族や親族は斎場に泊まり、故人に付き添いながら、祭壇の灯や線香を絶やさないようにします。

ただし、斎場に泊まれる人数に限りがある場合や、仮宿泊できない斎場もあるので事前の確認が必要です。

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