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舌苔とは 原因・症状・対策

舌苔とは 原因・症状・対策

口の中には常に唾液などの水分があります。さらに食物を食べたり飲んだりする器官のため、さまざまな細菌や汚れが発生する可能性が避けられません。
特に何の変化もなく生活していても、知らないうちにトラブルが起こっていることがあるでしょう。

そうしたトラブルが起きているかどうかを見極めるポイントに、「舌苔(ぜったい)」があります。
高齢になると、本人が気付かないうちに舌が舌苔で真っ白になっていることもあります。

舌苔とは

舌苔は舌の上に白や黄色、ときには黒い苔状のものが付着します。
この付着物が舌苔と呼ばれ、その着き方は状態によって異なります。

正体は舌の表面にある角質の隙間に溜まった細菌や汚れ

舌苔とは舌の表面にある角質が伸びて硬くなり、そのため隙間に細菌や汚れが溜まって舌が白くなってしまったものです。
この白い部分が苔を生やしたように見えるため、「舌苔」と呼ばれます。
白く見えるのは、舌の表面に付着した最近や舌の剥がれた上皮細胞などです。

舌苔は病気ではない

舌苔は細菌の塊です。しかし、できたからといって特に問題はありません。
舌苔ができるのは、舌が正常に働いている証拠でもあります。

ある程度の舌苔であれば、口の中が正常な状態であると言えるでしょう。

▼正常な舌苔とは

舌の外側や先端がピンク色であり、真ん中にうっすらと舌苔がある程度。

▼異常な舌苔とは

舌全体が真っ白になり、厚い舌苔に覆われている状態です。また、全く舌苔がなかったり、舌苔が所々剥がれていたりする状態も、何らかの栄養素が不足していたり、消化器官などが不調なのかもしれません。

異常な舌苔がもたらす症状

口臭

舌苔は食べ物のカスや口の中の細菌、代謝産物、舌の剥がれ落ちた細胞などからできているため、硫黄水素を発生させ、口臭の原因となります。

とは言え、舌苔は健康な人にも付着しているものです。
異常な量でない限り口臭にはなりません。
舌苔が口臭を発生させるのは、口の中が不衛生で細菌などが異常に発生していることが要因です。

誤嚥性肺炎のリスクが高まる

舌苔の最も大きな原因は細菌です。舌苔が白く見えたり、黄色や茶色、灰色に見えたりするのは、色素を作り出す細菌が舌の溝に入り込んで溜まるためです。

舌苔がたくさん付着しているのは、細菌が多く含まれている状態。唾液とともに細菌を誤嚥したり、剥がれた舌苔を誤嚥したりすると、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。
>>誤嚥性肺炎とは 原因・症状・対策

異常な舌苔のできる原因

細菌の塊である舌苔が、異常に増えてしまう原因はさまざまです。
中には加齢による原因もあれば、若いうちから気を付けたいものもあります。具体的には下記のような原因が考えられます。

 1.唾液量分泌不足
 2.免疫力の低下
 3.口呼吸
 4.歯磨きの不足
 5.喫煙
 6.ストレス
 7.加齢
 8.全身的疾患
 9.薬の副作用
10.新陳代謝の低下

異常な舌苔ができた場合の対応方法

舌苔は病気ではありません。
そのため、中にはそのまま放置している人もいるでしょう。
しかし口臭などが気になる人や異常に分厚い舌苔ができてしまった人は、正しくケアして舌苔を増やさないように取り組みたいものです。

また、口臭の原因は舌苔だけではなく、虫歯や歯周病、内臓の疲れなどが原因のこともあります。舌苔を除去したからといって、必ずしも口臭がなくなるわけではありません。

分厚い舌苔ができた場合のブラッシング方法

分厚い舌苔ができた場合には、下記の手順でブラッシングをしてみましょう。

①口腔用の保湿剤を舌苔に塗り、あらかじめふやかしておく

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②舌ブラシで優しくブラッシングする

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使い捨ての口腔ケア用のスポンジ、綿棒、口腔ケア用ティッシュなどを使用してもいいでしょう

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過剰に取ろうとするのはNG

口臭をなくすために舌苔を取り除く方法が紹介されていることがありますが、あまり取り除きすぎると、舌を痛めてしまうことがあるので注意してください。

よく誤りがちな方法に、歯ブラシでゴシゴシと舌の表面をこすってしまうことが挙げられます。
これは舌の表面を傷つけ、味を感じる味蕾を痛めてしまうことになるでしょう。味蕾は一度傷つくと再生しません。

食事を美味しく楽しむためにも、過剰に舌苔を取り除こうとするのは止めましょう。

舌苔ができないようにする方法

舌苔は健康であるからこそできるものであり、治療は必要ありません。

異常な舌苔を増やさないためには、次のような方法があります。

・水分を多く摂取する
・咀嚼回数を増やす
・よく噛む、よく喋るなど、舌をよく使う
・規則正しい生活

また、専用の「舌ブラシ」でなでるように磨く習慣をつけましょう。
何より、舌を傷つけないようにすることが大切です。

その他、高齢者の口腔ケアについてのポイントは下記の記事を参考にしてください。
>>高齢者の口腔ケアの目的と方法