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介護にも役立つ液体歯磨きとは そのメリットと使い方

液体歯磨きとは 種類と使い方

液体歯磨きとは

数年前から広く浸透している液体歯磨きは、名前の通り、歯磨き粉を液状にしたものです。刺激が苦手な方には、ノンアルコールタイプの液体歯磨きもあります。

液体歯磨きは研磨剤を含んでいないため、歯の表面を傷つけたり、歯茎を傷めたりするリスクがありません。
歯に傷がつくと着色汚れが付きやすくなります。また。歯茎に傷がつくと、歯周病が悪化してしまう可能性もあります。

体力や抵抗力が弱っている高齢者にとって、全身の健康や生活の質の維持や向上のために欠かせない口腔ケア。液体歯磨きは介護用品ではありませんが、高齢者にお勧めな点が多くあります。
>>高齢者の口腔ケアの目的と方法

それではその特徴や高齢者にどんな点が向いているのかを見ていきましょう。

液体歯磨きの使い方

液体歯磨きの使い方は簡単です。

まず適量(商品によって異なる)を口に含み、20~30秒ほどクチュクチュして、液体を口の中に十分行き渡らせます。
液体を吐き出した後、通常の歯磨きのようにブラッシングを行ってください。
中には、吐き出さずに口に溜めたままブラッシングするものもあるため、説明書をしっかりと確認しましょう。

ブラッシング時は、歯と歯茎の間を重点的にしっかり時間をかけて、丁寧に磨くことが大切です。
ブラッシング後は有効成分を口の中に残すため、水ですすぐ必要のない商品がほとんどです。

香味が気になる場合やブラッシングでとれた食べかすを洗い流す際には、軽くすすぐ程度にしておきましょう。

液体歯磨きのメリット・デメリット

メリット

・研磨剤が入っていないため、歯や歯茎を傷つけない
・液状で口腔内の隅々まで有効成分が行き届く
・発泡しないので、時間をかけてじっくりと磨くことができる
・ブラッシングの後、うがいが不要なので有効成分が残る
・基本的に水が必要ないため、洗面所などに移動しなくてもよく、災害時にも役立つ
・低刺激なものもあり、口の中の状態が悪いときにも使いやすい

デメリット

・茶渋やヤニなどの頑固な汚れは落とせない
・練り歯磨きに比べて種類が少なく高価
・泡立たないため、すっきり感が少ない

液体歯磨きが高齢者に向いている理由

液体歯磨きが高齢者に向いている理由にはいくつかあります。

すすぎの負担が少ない 

練り歯磨き粉の場合、ブラッシングの後にしっかりとすすぐ必要があるため、体が不自由だったり、寝たきりだったりする高齢者の介護では、使いにくさを感じるかもしれません。

しかし、液体歯磨は水ですすぐ必要がない、もしくは軽いすすぎで十分なことから、介護での歯磨きにかかる手間がかなり軽減されます。

長時間歯磨きができなくても、有効成分が長時間口の中に残る

すすがないことで有効成分が長時間口の中に残り、虫歯や歯周病の予防にもつながるとされています。

細かい歯磨きがしにくくても、有効成分が口の中にいきわたる

高齢になると指先が思うように動かずに、細かいブラッシングが難しくなってしまいます。また、認知症のためにブラッシングがうまくできない方もいます。

液体歯磨きなら歯が磨きにくくなってしまった高齢者でも、有効成分を口の中にいきわたらせることができます。

ブラッシングがうまくできない場合には、かかりつけ歯科医と相談をして、定期的にプロの手によるメンテナンスを受けるといいでしょう。

ノンアルコールなど低刺激のものは練り歯磨きよりも、刺激が弱いから

液体歯磨きの多くは、殺菌作用のある成分を配合しています。この成分によって炎症を防ぎ、歯周病や虫歯を予防するのです。
これは低刺激のものでも変わりません。そのためお子様から高齢者まで使いやすいのが特徴です。

液体歯磨きと洗口液との違い

洗口液と液体歯磨きは、薬局でもオーラルケアの棚へ一緒に並んでいます。
どちらも「デンタルリンス」と表示されているため、中には同じようなものだと考えている人も多いようです。
しかし実は、用途や使い方が全く異なります。
>>洗口液とは 種類と使い方

液体歯磨きはブラッシングを前提としたもの

液体歯磨きは、あくまでもブラッシングすることを前提としたものです。
そのため、吐き出した後には、しっかりと歯ブラシを使って磨き上げなければなりません。
つまり形状が違うだけで、練り歯磨きと同じ効果・使い方になります。

洗口液は、歯磨きが出来ない場合や仕上げ用に使う

一方で洗口液は、口にふくんでクチュクチュして吐き出すことで、口腔内を洗浄し、口臭予防ができます。
すすいだ後のブラッシングは不要です。
そのため、歯磨きができない場合や仕上げ用として使用されています。
しっかり磨くわけではないので、どちらかといえば一時的な要素が強いかもしれません。

もし両方使うのであれば、まず液体歯磨きで十分ブラッシングをした後、洗口液を使うのが効果的な順番といえるでしょう。

液体歯磨きを使う際の注意点

ブラッシングは優しく

研磨剤が入っていないため、練り歯磨きよりも歯や歯茎を傷つけないのが液体歯磨きです。

ただし、硬い歯ブラシやブラッシングの際に力を入れすぎてしまうことで、結果的に歯や歯茎を傷つけてしまうことがあるので注意しましょう。

炎症がひどいときには口腔ケア用のジェルを

低刺激のものは比較的口の中の状態が悪くても違和感なく使えます。ただし、ひどい口内炎や歯肉の炎症があり、液体歯磨きも使えない場合には、かかりつけの歯科医に相談の上、口腔ケア用のジェルを使うといいでしょう。 

飲み込んでしまったら水を飲ませる

誤って液体歯磨きを飲み込んでしまった場合、少量であれば無理に吐かせたりはせず、水を飲ませて様子を見ましょう。

様子がいつもと違うと感じたら、医師に相談をしてください。その際には飲み込んでしまった製品を持参しましょう。