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理解や判断力の障害

抽象能力や判断力の障害

脳の細胞が壊れて認知症になると必ず出る症状を中核症状と呼びます。理解力や判断力の障害は、そんな中核症状の1つです。
>>認知症の中核症状・周辺症状(BPSD)

ここではそんな理解力や判断力の障害を見ていきましょう。

理解力や判断力の障害とは

理解力や判断力に障害が出てくると、こんな症状が出てきます。

良い悪いや現実的な判断ができなくなる

自分がしようとする事が、良いことなのか悪いことなのかわからなくなるため、道路を逆走してしまったり、お会計をせずに店を出てしまったりすることもあります。

また、服のコーディネートや季節に合わせた服選びができなくなったり、節約しなくてはと思っているのに必要のない高価な商品を進められるがままに購入してしまったりと、適切な判断ができなくなります。

あいまいな表現や目に見えないものが理解できなくなる

「それとって」や「甘いものがほしい」といった、あいまいな表現が理解できません。ほかにもATMや自動改札などの仕組みがわからずに使えなくなったり、火が見えないIHコンロでの料理ができなくなったりします。

また、抽象的に考えることができなくなるので、「”ニンジン”と”キャベツ”は”野菜”」など、二つのものから共通点を見つけることができません。

考えるスピードが遅くなり、二つのことが重なると判断できなくなる

一度に処理できる情報の量が減り、考えるスピードが遅くなります。また、二つ以上のことが重なると混乱してしまいます。

環境の変化などで混乱しやすくなる

冠婚葬祭や家族の入院などの出来事だけではなく、些細なことでもいつもと違う環境や出来事で混乱しやすくなります。

理解や判断力の障害の原因

理解や判断力の障害は認知症の中核症状です。脳の細胞が壊れることが原因で起こります。

健康な人でも60歳を過ぎたあたりから低下しますが、認知症になると日常生活に支障が出るので周囲のサポートが必要になります。

理解力や判断力の障害の対応方法

認知症に特効薬はありません。家族や周りの人ができるだけ早く気付き、早期に治療や対応を始めるのが、理解力や判断力の障害の最良の予防・改善策です。

日常生活では、下記のポイントを意識して対応するといいでしょう。

あいまいな表現を避ける

「あれ」や「それ」といった表現を避け、できるだけ具体的な名称を伝えましょう。

また、「病院に行きなさい」と言われても、理解できずに行かないことがあります。「風邪を治しに行く」や「薬をもらいに行く」といった具体的な表現に変えると、理解してもらえるでしょう。着替えについても「今着ている服を脱いで、パジャマを着る」といった表現のほうが伝わりやすいです。

怒らない

必要のない高価なものを購入してしまったり、思いがけずに万引きをしてしまっても、本人はそれを悪いことだと理解できていません。

怒られても反省できませんし、怒られて落ち込んだり、不満に思ったりすることで認知症の症状が進行してしまうことがあります。

一人で外出をさせない

万引きを起こしたり、赤信号で渡って交通事故に巻き込まれてしまうことがあるので、なるべく一人で外出させないほうがいいでしょう。

かといって閉じ込めておくわけにも、常に監視しておくわけにもいきません。周囲の方に見守りをお願いしたり、万引きしてしまう可能性のあるお店の方に事情を話しておくのが安心です。

また、免許証を持っている人は逆走などの危険があるので返上をお勧めします。
>>認知症での免許証返上後に、買い物や移動をお得に行う方法

ゆっくりと待つ

理解力や判断力に障害が出ると、考えるスピードが遅くなります。しかし、時間をかければ判断できるので、ゆっくりと待ってあげる必要があります。質問をするときにはできるだけシンプルに問いかけるようにしましょう。

できるようにサポートする

できるだけ本人の残った能力を長く保つためにも、できることは本人にやってもらいましょう。まだ自分でできるという自信につながりますし、認知症の進行を抑える効果もあります。

そのために夏に冬服を着ないように手の届かないところにしまったり、本人が理解できるまで言い換えてコミュニケーションをとったり、具体的な指示を出しながら、できる家事を手伝ってもらうなどのサポートをしてあげてください。