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帰宅願望や夕暮れ症候群(夕方症候群)の原因と対応・対策

夕暮れ症候群の対処法4つ

帰宅願望、夕暮れ症候群とは

介護施設や自宅にいるお年寄りが夕方になると「家に帰りたい」と言い出したり、実際に施設や家を出て行ってしまうことがあります。
これは帰宅願望と言う症状であり、「夕暮れ症候群」、「夕方症候群」などとも呼ばれています。

認知症の症状には必ず起こる中核症状と、人によって起こる周辺症状(BPSD)がありますが、帰宅願望は周辺症状に当てはまります。
>>認知症の中核症状・周辺症状(BPSD)

夕方は子どもたちが帰ってきたり、ご飯の準備などであわただしくなる時間帯です。
そんな昔のことを思い出してしまったり、介護者の方があわただしくなるのを見て「ここにいていいの?」と思ってしまうことから、こういった症状が出るのだと言われています。

他にも夕方になるとソワソワしはじめたり、怒りっぽくなったりといった行動が見受けられます。

入居中やショートステイ中の施設から帰りたがるだけではなく、自宅にいても気持ちが若返っているために「ここは自分の家ではない」と思い込み、昔住んでいた町や家に帰ろうとすることがあります。

帰宅願望、夕暮れ症候群の原因

帰宅願望や夕暮れ症候群(夕方症候群)の原因は、慣れないデイサービスやショートステイ、介護施設などにいることで起きる不安にあります。気持ちが落ち着かなくなることで症状が現れるのです。あるいは子どもの家族と同居を始める際などにも、同様の原因で症状が現れることがあります。

自宅にいても安心はできません。部屋の模様替えなどで家の雰囲気が変わると、「自宅ではない」と感じて帰宅願望を訴えることがあるのです。さらに失禁などをして家族に怒られると、「家に帰りたい」となってしまう場合もあります。

帰宅願望や夕暮れ症候群の対応方法

他のことに意識を向ける

帰宅願望や夕暮れ症候群は何かに夢中になっていると起こりません。
できるだけこの時間に合わせて、ぬり絵などの趣味を楽しんでもらったり、洗濯物を畳むなど、できる範囲の家事を任せるといいかもしれません。

「ここが家だ」、「帰れない」と言わない

自分の家がわからなくなっているお年寄りに、「ここが家だ」と言って、本人を否定しまうのは逆効果です。同様に「帰れない」と言うのもNGです。

不安が増してしまい、ますます帰りたいという願望が強まってしまいます。場合によっては、暴言や暴力に繋がることも考えられるでしょう。

町内を一緒に散歩して気持ちを落ち着けたり、「泊まっていって」、「ご飯食べていって」と声をかけて気をそらしましょう。自宅が居心地の良い場所であること、また、ここにいて欲しいということを伝えます。

家事をしながら声をかける

この時間帯にひとりきりにならないように、他のことをしながらでも積極的に声をかけましょう。
例え会話にならなくて独り言のような状態になってしまっても、相手の名前を呼んで話しかけるだけで効果があるそうです。

小腹を満たす

空腹から不安やいら立ちを感じていることもあるそうです。
カロリーの摂り過ぎに注意しながら、小腹を満たしてもらいましょう。

帰宅願望や夕暮れ症候群が出たとき、薬の増量はするべきか

以前、安心介護にグループホームに入所中で帰宅願望や夕暮れ症候群が出ているご家族について、このような質問が投稿されました。

グループホームに入所して3カ月になる母のことですが
最近帰宅願望が強くなったので、アリセプトを5ミリから
10ミリに変えますと、電話がありました。
ホームには 往診の医師が毎週行ってくれてるのですが
母は骨粗鬆症の注射を打つ関係で 整形外科の医師を往診にお願いしていて、
薬の処方はグループホームに入る前から飲んでいた、アリセプトと血圧、
安定剤 ビタミン剤を一包化して、だしてもらっています。
ホームの看護師から電話で、最近の帰宅願望のことをその往診医師へ伝えたら
明日から 薬を5ミリから10ミリに変えますと言われたそうですが、
帰宅願望はそれで、落ち着くのか?疑問です。

引用元 介護のQ&A 「アリセプトの量について

帰宅願望や夕暮れ症候群がでたときに、アリセプトやメマリーといった薬を服用開始、または増量したほうがいいのでしょうか?これに対して、専門家からはこのような意見が返ってきました。

タイミングとして増量時期であったとしても、
「帰宅願望」での増量は疑問を感じます。
帰宅願望は、施設側がおっしゃるようによくある話です。
普通に考えれば、誰でも自宅に戻りたいと思うはずですから。
薬で何とかする、というよりは人との関わりの中で何とかしていく問題です。

現在、意欲があり、施設の方々と楽しく過ごされているのでしたら、
現状で様子を見るのもひとつでしょう。
増量による薬の影響は何ともいえません。
お伝えした通り、不穏や胃腸障害の副作用はあるのですから、
副作用により現状の生活リズムが崩れる可能性はあります。

主治医と直接お話しされるのをお勧めします。
不安になっていることを直接相談される方がよいと思います。
施設にお世話になっているとはいえ、
何でもかんでもいうとおりにする必要はありません。

(保有資格:介護支援専門員(ケアマネジャー)、主任介護支援専門員、
介護福祉士、社会福祉士、ヘルパー2級、社会福祉主事任用資格、
福祉住環境コーディネーター、ファイナンシャルプランナーの
専門家いのきぶんいちさんの回答)

引用元 介護のQ&A 「アリセプトの量について

 

薬というのは人によって、合う、合わないがあります。
果たして、お母様にアリセプトを増量することで効果があるかは何とも言えません。

一度、グループホームの施設長さんやケアマネさん、職員、
又は、往診の先生とお話してみる必要がありますね。

是非、現場のスタッフと密に連携をとることをお勧めします。

(専門家ケアクマ子さんの回答)

引用元 介護のQ&A 「アリセプトの量について

 

私の経験からすると現状でそれほど本人の混乱が無いのであれば増やす必要は無いかと思われます。
それよりも現状をなるべく変えないことが最もいいことだと考えています。
施設の方が気を逸らせて対処されているのがもっとも良い方法だと思います。
暴力が出始めたら別の対処を話し合ったらよろしいかと。

(専門家あたるっちさんの回答)

引用元 介護のQ&A 「アリセプトの量について

帰宅願望や夕暮れ症候群は投薬で解消できるものではないとの見解が多くあがっていました。

帰宅願望や夕暮れ症候群の予防法と改善策

急な環境変化をできるだけ避ける

帰宅願望を予防するには、まずその理由を作らないようにすることが大切です。急な環境変化はできるだけ避けましょう。介護施設への入所や引っ越しといった避けられない環境変化もありますが、部屋の模様替えも不安や戸惑いを起こす原因になります。

その場所を居心地の良い場所にする

高齢者にとってその場所を居心地の良い場所にし、ここにいることが必要であると伝えてあげましょう。

施設でも自宅でも一人、部屋に残されるなどの状態になることがないように注意してください。また、怒られたことで「ここは自宅ではない」などと不安を感じる場合もあるので、大変かもしれませんができるだけ怒らないようにすることも大切です。

周囲に協力を頼む

外に出て行ってしまう場合は、近所の人や民生委員などに連絡を取り、知らせてもらえるようにしておくと安心です。分かりやすいよう、服に名前や連絡先を書いておきましょう。

介護のプロでも苦戦することもあるのが、帰宅願望や夕暮れ症候群です。
何か困ったことがあれば、周りの方やケアマネさんのほか、安心介護へもお気軽にご相談ください。