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認知症の種類別 原因と症状のまとめ

認知症の種類別 原因と症状のまとめ

認知症と一言で表しても、原因によってさまざまな種類があります。それぞれ症状や治療方法なども変わってきますので、あらかじめ理解しておきましょう。ここでは、以下の8つの種類について取り上げます。

アルツハイマー型認知症の原因と症状

アルツハイマー型認知症の特徴

アルツハイマー型認知症は、日本の認知症患者の半数を占める、最も多い認知症です。男性よりも女性に多く見られ、患者数は増加の傾向があります。徘徊や妄想など、様々な認知症の周辺症状がみられます。

アルツハイマー型認知症の原因

脳の神経細胞の外側に異常なたんぱく質が集まり、アミロイドベータタンパクという塊を作ります。これが周りの正常な神経細胞を破壊してしまうので、次第に脳が委縮していくことで認知や身体の機能が徐々に失われていきます。

こういった脳の変化は一気に起こるのではなく、初期症状が出る何年も前から始まっていることが分かっています。

アルツハイマー型認知症の症状

初期症状は記憶障害

アルツハイマー型認知症の脳の変化は、記憶の入り口と言われる「海馬」から始まります。そのため、まず起こるのが、記憶機能の低下です。いわゆる物忘れですが、認知症と気付かず歳のせいだと思う人や取り繕う人も多いようです。単なる物忘れとは違い、きっかけやヒントがあっても思い出せません。同じことを何度聞いてきたり、言葉のやりとりが上手くいかなくなったりするでしょう。

中期から徘徊や妄想なども

中期に入ると現在と過去の区別がつかなくなり、何年も前に退職した仕事場に行こうとするなどの症状が出るようになります。現在地も理解できなくなることから、仕事に行くつもりで家を出て徘徊してしまい、行方不明になってしまうこともあります。また、家族がわからなくなったり、尿意や便意がわからず、失禁したりすることも増えていきます。物をしまったこと自体を忘れてしまうので「盗まれた」などの妄想が出やすくなります。

体の機能が失われていく

さらに後期になると脳の萎縮が進み、意味のある言葉はほとんど話せません。摂食障害や嚥下障害がみられ、食事には介護が必要になるでしょう。歩行が困難になり、やがて寝たきりに陥ります。さらに進行すると、嚥下機能や呼吸、心拍を司る部分の機能まで失われます。

そのことから海外には「アルツハイマー病は命を奪う病気」だと訴える支援団体もあるほどです。

アルツハイマー型認知症についてのより詳しい解説

アルツハイマー型認知症について、より詳しい解説はこちらをご覧ください。

>> アルツハイマー型認知症とは

レビー小体型認知症の原因と症状

レビー小体型認知症の特徴

日本では認知症患者の2割程度がレビー小体型認知症であり、アルツハイマー型認知症に次いで多くみられる種類です。男性の発症率が高く、女性の約2倍となっています。1984年に横浜市立大学の小阪憲司教授が発見しました。

レビー小体型認知症の原因

レビー小体と呼ばれる異常なたんぱく質が作られることで、正常な神経細胞が壊されてしまい、はっしょうします。人間が物事を考えたり、記憶したりする役割を持つ大脳皮質全体にレビー小体がたくさん集まると、レビー小体型認知症を発症します。また、レビー小体が主に脳幹に集まった場合には、パーキンソン病を発症します。

レビー小体型認知症の症状

認知症というと記憶障害から始まる印象があるかもしれませんが、レビー小体型認知症の初期には、もの忘れよりも本格的な「幻聴」や「幻視」が見られるのが特徴です。いないはずの人や物が見えたり、ないはずの音が聞こえたりして、誰もいないところに話しかけていることもあります。

レビー小体はパーキンソン病の原因にもなるため、パーキンソン病と似た症状もあります。筋肉の硬直や前かがみの姿勢、小刻みな歩行などが見られ、特に歩き出す時の最初の一歩が踏み出せません。

また、初期の段階からうつ症状が出ることもあります。そのほかに見られる症状は、不眠や食欲不振、睡眠時に暴れるなどのレム睡眠行動障害などです。

誤診されやすいレビー小体型認知症

レビー小体型認知症には多くの症状があるため、誤診されてしまうことが多くあります。

2014年8月に自殺した俳優のロビン・ウィリアムズさんも、死亡後にレビー小体型認知症だったことが分かっています。うつ症状も出ていたウィリアムズさんですが、下されていた診断は「パーキンソン病」でした。

レビー小体型認知症についてのより詳しい解説

レビー小体型認知症の詳しい解説については、こちらをご覧ください。

>> レビー小体型認知症とは

脳血管性認知症の原因と症状

脳血管性認知症の特徴

日本での患者数は、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症に次いで多く、全体の15%をしめています。

脳血管性認知症の原因

血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害を起こしたあとに、後遺症として発症する認知症です。脳梗塞や脳出血などを起こすと、脳に酸素が届かなくなり、神経細胞が死んでしまいます。どれくらい脳がダメージを受けたかが、認知症の程度に関係してきます。

1度の脳梗塞や脳出血などで急激に認知症を発症する場合と、小さな脳血管障害をくり返しているうちに次第に認知症が進む場合があります。また、脳梗塞の再発によって、急速に症状が悪化する場合もあります。脳血管性認知症を予防する一番の方法は、生活習慣を見直して、脳梗塞や脳出血を予防することです。

脳血管性認知症の症状

脳血管障害により、脳のどこがダメージを受けたかによって症状が変わります。主に手足の麻痺や上下左右の感覚が無くなる、言葉が出てこない、物の使い方がわからないなどの失認の症状が出てきます。

また、記憶障害が進んでいるのに、理解力や判断力が失われていない「まだら認知症」といった症状がでることや、感情のコントロールができなくなるのも特徴です。

徐々に症状が進行するアルツハイマー型認知症とは違い、よくなったり、悪くなったりを繰り返しながら進行していきます。「できる」「できない」が日ごとに変わるだけではなく、1日の中でも変わることがあります。

初期には認知症だと自覚していることも多いため、本人も大変つらい思いをする認知症です。

脳血管性認知症のより詳しい解説

脳血管性認知症の詳しい解説については、こちらをご覧ください。

>> 脳血管性認知症とは

前頭側頭型認知症(FTD)の原因と症状

前頭側頭型認知症(FTD)の特徴

40代などの若いうちから発症しやすく、若年性認知症に多く見られる認知症です。認知症患者の1割以下と、発症率は高くありません。ピック病、運動ニューロン疾患型、前頭葉変性症などが含まれています。

前頭側頭型認知症(FTD)の原因

いくつかの異なる原因によって、大脳の前頭葉や側頭葉が萎縮して起こります。

前頭側頭型認知症(FTD)の症状

前頭葉は、感情のコントロール、理性、計画、状況把握などを司っています。また、側頭葉は言葉の理解や記憶、嗅覚や聴覚をつかさどる部分です。

この部分が委縮して起こる前頭側頭型認知症(FTD)で目立つのが、性格の変化や常識はずれな行動です。他人や社会に関心が無くなり、反社会的な行動を起こしたり、愛情・愛着が薄れたり、身だしなみに無頓着になったりします。

同じことを続ける、同じものを食べ続けるといった行為が出ることもあります。同じ道順を歩き続けるといった徘徊に似た症状が出ることもありますが、同じ道順をたどって帰ってくることが可能です。また、いつも同じことを言い続けるといった症状がみられることも多くあります。

もの忘れなどの症状は酷くないため、躁うつ病などの他の精神疾患だと誤診されることも珍しくはありません。

症状はゆっくりと進行し、個人差はありますが最終的には寝たきりの状態になる認知症です。

前頭側頭型認知症(FTD)のより詳しい解説

前頭側頭型認知症(FTD)の詳しい解説については、こちらをご覧ください。

>> 前頭側頭型認知症(FTD)とは

正常圧水頭症(NPH)の原因と症状

正常圧水頭症(NPH)の特徴

手術によって治る可能性がある認知症です。60代後半から70代に多く発症します。

正常圧水頭症(NPH)の原因

脳室で作られる脳脊髄液が吸収されずに留まってしまうことで発症します。なぜ脳脊髄液の吸収障害が出るのかについては、原因不明のケース(特発性)のほか、くも膜下出血後や髄膜炎後などのケース(2次性)もあります。

正常圧水頭症(NPH)の症状

認知症の症状としては、記憶障害よりも集中力や注意力の低下が目立ちます。また、正常圧水頭症(NPH)の特徴的な症状として、歩幅が狭くなり、がに股で足を引きずるように歩くといった歩行障害があります。方向を変えるときに転びやすいのも特徴です。

さらに症状が進行すると尿失禁が見られることがあります。

正常圧水頭症(NPH)のより詳しい解説

正常圧水頭症(NPH)の詳しい解説については、こちらをご覧ください。

>> 正常圧水頭症(NPH)とは

アルコール性認知症の原因と症状

アルコール性認知症の特徴

アルコールを多量に飲み続けることで発症する認知症です。高齢者だけではなく若い人でも発症します。高齢のアルコール依存症患者では、4割程度に認知症の症状がみられるとも言われています。アルコール性認知症のみであれば、治療による改善が期待できますが、他の認知症と合併することが多く、合併すると治療は困難になります。

アルコール性認知症の原因

アルコールを多量に飲み続けることで、認知症を引き起こすのにはいくつかの原因があります。アルコールの影響で脳が委縮してしまうこと、ビタミンB1欠乏による栄養障害、脳梗塞などの脳血管障害を引き起こすことなどがあげられます。

アルコール性認知症の症状

記憶障害や見当識障害といった認知症の症状のほか、アルコール依存症と同様に歩行困難やうつ、幻覚などが見られます。

アルツハイマー型のように徐々に進行するのではなく、急に酷い症状が現れることがあります。

アルコール性認知症のより詳しい解説

アルコール性認知症の詳しい解説については、こちらをご覧ください。

>> アルコール性認知症とは

若年性認知症の原因と症状

若年性認知症の特徴

65歳未満で発症する認知症です。年齢的に認知症と診断されるまでに時間がかかってしまい、適切な治療が始まるまでに症状が進んでしまうことが少なくはありません。2009年に行われた厚生労働省の調査では、平均発症年齢は約51歳で、女性よりも男性の方が多いという結果になりました。また、仕事を失ったり、理解されずに孤独感を味わったりなどの問題があります。

若年性認知症の原因

若い人が発症する認知症全般を呼びます。アルツハイマー型認知症、または脳血管性認知症によるものがほとんどです。

若年性認知症の症状

それぞれの認知症による症状が、65歳未満で出ます。ただし、年齢的に認知症だと診断されず、更年期障害やうつ病などと誤診されることがあります。

若年性認知症のより詳しい解説

若年性認知症の詳しい解説については、こちらをご覧ください。

>> 若年性認知症とは

まだら認知症の原因と症状

これは認知症の種類ではありませんが、脳血管性認知症で多く見られる「できたりできなかったり」する症状のことを表します。

まだら認知症の原因

また、脳の血流の状態によって症状が強く出たり、そうでなかったりを繰り返しています。また、脳血管障害によって、脳にダメージを受けた場所とそうでない場所があるために起こっています。

まだら認知症の症状

日や時間帯によって症状が酷く出たり、あまり出なかったりを繰り返します。また、記憶力は衰えているのに、判断力や理解力がしっかりしていることもあります。

まだら認知症のより詳しい解説

まだら認知症の詳しい解説については、こちらをご覧ください。

>> まだら認知症とは