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高齢者向け食事宅配サービス(宅食・配食サービス)の選び方

食事宅配サービスを見つけるためのポイントは、ライフスタイルから検討することです。

まず始めに、利用者のライフスタイルを踏まえて、食事宅配サービスを利用することでどのような生活を実現したいかを考え、食事宅配サービスの〈利用目的〉を明確にしていきましょう。

それからどんな食事宅配サービスが適しているのかを絞り込んでいきます。

利用目的によって選べる配達方法

見守りつきの安心サービスも

「常温」や「冷蔵タイプ」の宅配食弁当は、配達スタッフが毎日決まった時間に届けてくれるものが多く、ひとり暮らしの高齢者には、安否確認のオプションがあるので安心です。

安否確認は玄関先まで伺って直接手渡し、様子を確認するサービスです。異変があった場合には、事前に登録したご家族や医療機関などの緊急連絡先に連絡してくれます。

受け取る時間が取れない方は冷凍タイプかレトルトタイプを

趣味や仕事に忙しい方なら、まとめて届けてくれる「冷凍タイプ」、もしくは常温で保存できる「レトルトタイプ」がおすすめです。

固いものが噛みにくい、飲み込みにくい、食事中のムセがある方

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食事宅配サービスを活用するメリット

・食事作りの手間を軽減
「市販のおかずが食べられない」「家族の食事とは別の料理をつくっている」「調理の途中で分けて別に仕上げている」「この食事でいいか不安」など、噛む力や飲み込む力のレベルに合った食事を準備するのは、専門的な技術がないと、なかなか難しいものです

・食事の介助の手間を軽減
「せっかく作ったのに食べてもらえない」「食べるのに、すごく時間がかかる」など、食べるのに時間をかけ過ぎると、本人も辛くなるし、介護する方も大変です。

・誤嚥の予防
食べ物が気管に入ってしまうと、食事中に激しくむせてしまうだけではなく、誤嚥性肺炎の原因となります。

・低栄養の予防
食事が必要量食べられないと、低栄養に陥ってしまうことも心配されます。

サービス検討時のポイント

・噛む力、飲み込む力に合っているか
誤嚥や低栄養を予防するだけではなく、現在持っている能力を維持するためにも、その人の能力に合わせた食事タイプを選びましょう。

・目標設定した時間に完食できるか
「30分程度で完食できるようにする」などの目標を設定し、本人や介護の負担軽減を目指しましょう。

無理のない目標設定をしたのにもかかわらず、その時間内に完食できないのであれば、嚙む力や飲み込む力にあっていないことや、味付けが好みではないことが考えられます。

咀嚼嚥下(そしゃくえんげ)力別食事タイプ

普通食

おかずもごはんも普通のかたさの食事ですが、栄養バランスが考えられており、かつカロリーや塩分が控えめな、高齢者向けの食事です。

噛む力が弱い方向け

やわらかさに配慮した宅配食です。

普通食を舌でつぶせる程度に柔らかくした「やわらか食」「ソフト食」、噛まないでいいようにした「ミキサー食」、食材を細かくきざんだ「きざみ食」などがあります。

飲み込む力が弱い方向け

飲み込みやすさに配慮した宅配食も用意されています。現在の飲み込む力に合わせて選ぶのがポイントです。「やわらか食」「ソフト食」に加えて、とろみをつけた「とろみ食」「ムース食」「ペースト食」などから選択できます。寒天やゼラチンなどを使ってゼリー状にした「ゼリー食」は、咀嚼嚥下訓練のためにも使われています。

「きざみ食」「ミキサー食」は、誤嚥の原因になりやすいのでお勧めしません。

特殊な調理方法を用いることにより、味はもちろん、香りや見た目にもおいしい仕上がりとなるよう工夫されています。カロリー、タンパク質をしっかり確保するとともに、全体の栄養バランスにも配慮して、管理栄養士が栄養計算しながらメニュー作成をしています。

>>高齢者向け介護食(やわらか食・とろみ食・きざみ食)の食事宅配サービスとは

ひとりで食事の支度をするのが大変な方

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こんなときに利用を検討しましょう

・低栄養が心配なとき
一人分の食事づくりは、どうしても面倒になりがちです。外食、インスタントやレトルト食品、市販の弁当などで、簡単にすませてしまうと、栄養バランスや低栄養が心配です。

・身体機能や認知機能の問題で食事作りが難しいとき
身体的負担が大きくて、一人では買物、調理、後片付けまでが出来ない場合もあります。

また、認知機能が低下しているため火の元の管理が難しい方もいるでしょう。

・偏食や不規則な食事が気になるとき
生活スタイルに合った適切なサービスを選ぶことで、偏食や食事を抜いてしまうなどの問題を解決することが出来ます。

「コンビニ弁当や菓子パンを減らして、偏食傾向を改善する」「ご家族が遅く帰る日も、栄養バランスのとれた夕食を食べる」「一人でも決まった時間に食事を食べる習慣をつける」などを目標に、食事宅配サービスの利用を検討しましょう。

サービス検討時のポイント

・惣菜のみか、ごはんと惣菜のセット(弁当)かを選ぶ
ご飯などの主食は自分で用意できる場合には、惣菜のみにすると費用が抑えられます。ひとり暮らしの方などは「弁当」を、一人になる時間帯の食事だけ宅食、配食を頼むという方は「惣菜のみ」でもいいでしょう。

・同じ時間帯に届けてもらいたいかどうか
配達スタッフが毎日同じ時間に届けてくれる「常温・冷蔵タイプ」は、欠食や食事時間が不規則になりがちな方におすすめです。一人になるのは昼の時間帯だけで、特に見守りも必要ないという方は「冷凍タイプ」や「レトルトタイプ」でもいいかもしれません。

・料理は作りたいかどうか
献立を考えるのが面倒、買物へ行くのが大変だけど、料理づくりは楽しみたい、手作りの食事をしたい、認知症の予防に料理を継続したいという方なら、食材セットを頼んでもいいでしょう。

>>高齢者向け食事宅配サービス(宅食・配食サービス)とは

調理や食事介助の負担が大きい方

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こんなときに利用を検討しましょう

・食事の介助に時間がかかるとき
噛む力や飲みこむ力に合わせた食事を毎日同じように、なおかつ喜んでもらえるような味付けで作るのは難しいものです。「思うように食べてもらえない」「食事の介助に時間がかかる」など、毎日の食事介助が大きな負担だと感じている介護者は少なくはありません。

・調理に時間がかかるとき
食事制限や柔らかさを配慮しなくてはいけないなどの理由で、家族の食事とは別に調理をしなくてはいけないことがあります。

「時間をつくる」「余裕をもって介護をする」「介護以外の生活も大切にする」ためにも、食事宅配サービスの利用を検討しましょう。

サービス検討時のポイント

・嚙む力や飲み込む力に合った食事にする
それだけで食事の介助はぐっと楽になります

・食事制限に対応してくれる食事を頼めるかどうか
減塩食や制限食など、食事制限に対応した食事を頼めるかどうかを確認しましょう。
>>腎臓病や糖尿病など食事制限がある方向けの食事宅配サービスとは

ひとり暮らしで見守りが必要な方

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高齢者のひとり暮らし世帯は増加しています

高齢化が進行するにともない、ひとり暮らしのお年寄りが増え、介護認定を受ける人も急増しています。

通院以外の外出がほとんどなく、一日中誰にも会わない、誰とも話さない日がある、ひとり暮らしの高齢者も増えてきています。そのような高齢者の多くは、孤独感を深めたり、生活にハリを感じられなかったり、認知症の症状が進行したりと、さまざまな問題を抱えています。
>>高齢者のひとり暮らしがもたらす問題と対策

こんなときに利用を検討しましょう

「安心してひとり暮らしを継続したい」「毎日、人と会って話しをする機会を持ち、社会と繋がりがあるハリのある生活を送りたい」などの希望に合わせて、食事宅配サービスの利用を検討しましょう。

見守りを期待するなら常温・冷蔵タイプを

常温・冷蔵タイプなら、配達スタッフが毎日決まった時間に玄関先まで伺って、直接手渡ししてくれるサービスもあります。安否確認もしてくれるので、ひとり暮らしの高齢者の方も安心です。異変があった場合には、家族や医療機関など事前に指定した緊急連絡先に連絡してもらえます。

他にも、ひとり暮らしの高齢者が安心して生活ができるように、きめ細やかな対応をしてくれます。例えば、玄関先まで出てくることができない方には、ベッドサイドまで配膳してくれたり、食事時間になったら一人でも食べられるように、本人の手が届く定位置に置いてくれたりします。

不在時には、不在届をポスト等に入れていったん持ち帰り、再配達してくれる事業者もあります。空になったお弁当箱を回収して廃棄してくれたり、身体が不自由なお年寄りにとっては有難いサポートをしてくれる場合もあります。

信頼のおける同じスタッフが配達を担当し、ちょっとした変化に気づける体制を整えているところもあります。配達スタッフは食事を届けるだけでなく、直接コミュニケーションをとることを大切にしています。ひとり暮らしの不安や孤独感の解消にもつながるように心がけてくれます。

 食事宅配サービスを選ぶ手順

ステップ1. 利用目的と条件を明確にする

あなたに合った食事宅配サービスを見つけるためのポイントは、宅配食の〈利用目的〉を明確にすることです。宅食、配色サービスで、「どのようなメリットを期待するのか」を考えてみることをおすすめします。

利用目的が明確になったら、次に〈条件〉を確認します。

・「カロリーコントロールできる」
・「タンパク制限用の食事」
・「弁当ではなく、食材タイプ」
・「冷凍タイプ」
・「ムース食」
・「1ヶ月の予算の範囲を超えない」
・「食品添加物を使っていない」
・「安否確認がある」

など、必須条件を決めておくことも大切です。

ステップ2.お住まいの地域で利用可能な食事宅配サービスを検索しましょう

知り合いから勧められた食事宅配事業者や、気になる宅食、配食サービスがあっても、配達地域外だったら利用することはできません。お住まいの地域で利用できる食事宅配サービスを検索して、〈利用目的〉や〈条件〉にあった宅配食を提供していそうな食事宅配事業者に目ぼしをつけましょう。

ステップ3. 資料を取り寄せてみましょう

より詳しい情報を入手するために、各食事宅配サービスの資料請求することをおススメします。知っている食事宅配サービスだからというだけで、すぐに決めてしまうのは避けましょう。初めて聞いた食事宅配サービスでも、〈利用目的〉や〈条件〉に合っているのなら、資料請求をして、検討してみる価値があるでしょう。

〈利用目的〉や〈条件〉に合ったものを見つけるためにも、気になる食事宅配サービスの資料を請求して、じっくり選ぶことをおすすめします。

ステップ4. 比較検討しましょう

資料請求してパンフレットなどの資料が届いたら、各食事宅配事業者のこだわりや、メニューやサービスの違いをしっかりと比較検討しましょう。〈条件〉を満たしていますか? 〈利用目的〉に沿ったものかもよく確認してください。

わからないことがあるときは、食事宅配事業者の相談窓口があれば気軽に利用してみましょう。

ステップ5.利用を開始しましょう

〈利用目的〉や〈条件〉をクリアし、味やボリューム、食べやすさも合格、受取りも問題なしなら、「昼食のみ」「1日3食平日のみ」など、ライフスタイルに合ったコース、頻度で、本格的に利用を開始しましょう。

パンフレットだけでは、受取りの状態や、味や量、食べやすさなどは、わからないこともあります。

お試しセットの利用も

気になる方は「お試しセット」などを用意しているところもありますので、利用してみるのもよいでしょう。宅配食の受取りはスムーズに出来ましたか?好みに合った味つけかも意外と重要です。ライフスタイルにちゃんと組み込めそうですか?メニューのバラエティーはいかがでしょうか?飽きずに食べ続けられそうですか?さまざまな視点から確かめましょう。

食事宅配サービスを実際に探してみましょう

食事宅配サービスは、全国展開している事業者もあれば、地場のお弁当屋さんが運んでくれるもの、自治体やデイサービスが運営しているものなど、様々なものがあります。

様々な選択肢から自分に適したサービスを選ぶために、まずは選択肢を比較し、よく検討してみることをオススメします。

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