介護の不安を解消できる「安心介護」
専門家に無料で相談

投稿から検索

遠距離介護のはじめ方

遠距離介護のはじめ方

「遠距離介護」とは、地元に住む親と離れて暮らしたまま介護をすることです。「実家に戻って面倒をみてあげたい」という想いはあることでしょう。

しかし親の介護が必要になる年齢が働き盛りな事や家族との折り合い、親自身が住み慣れた土地を離れたくないということも多く、なかなか難しいのが現状となっています。

遠距離介護のメリットとデメリットとは?

メリット

●親のメリット
・親は住み慣れた土地や家で介護を受けられる
・子ども一家に対する引け目や申し訳なさを感じなくて済む
・環境の変化による認知症の発症や悪化を避けられる

●子のメリット
・介護離職を避けられる
・1人に介護の負担が偏らない→相続の際にもめ事が起こりにくい
・介護ストレスを軽減できる

デメリット

・金銭的負担が大きい(交通費、通信費、介護サービスなど)
・近くにいないため、毎日の様子がわからない

遠距離介護でかかる費用

メリットとデメリットを比べると、デメリットの方が数は少ないものの「金銭的負担」は大きな不安につながるものです。

それでは遠距離介護にかかる費用にはどんなものがあるのでしょうか。

介護サービスにかかる費用

日常生活に不自由があると、どうしても心身共に弱ってしまうもの。ケアマネジャーに相談してヘルパーの派遣を要請したり、配食サービス、福祉用具のレンタルや購入など、介護サービスを利用する必要があります。

また、孤立化を避けるためにデイサービスを利用したりと、介護保険の支給限度では収まらないことも考えられます。

《負担を減らすポイント》
●要介護認定を受ける
介護保険サービスを利用するには、要介護認定を受ける必要があります。
市区町村の介護保険窓口に問い合わせましょう。
>>要介護認定、認定調査の手続きと流れ
●ボランティアの手を借りる
家事代行や見守り訪問などを行っている、ボランティアを探してみましょう。
赤い羽根募金で知られる社会福祉法人全国社会福祉協議会のホームページなどから探せます。
>>外部サイト:都道府県・指定都市社会福祉協議会一覧

住宅改修費など

img_kflow_s2_3介護度が上がれば、在宅での介護が難しくなってきます。そのため、できるだけ状態が悪くならないようにすることが重要です。

段差をなくしたり、手すりをつけたり、あるいは電気調理器に変えたりすることで、日常に起こり得るケガや事故を防ぐことができます。

《負担を減らすポイント》

●介護保険や補助金を利用する
住宅改修の内容によっては、一生涯で20万円を上限に介護保険が適用されます。また、自治体によっては別に補助金を出しているところもあるので、ケアマネジャーに相談をしてみましょう。
>>介護保険が使える住宅改修リフォーム 特徴と活用方法
●福祉用具のレンタルや購入もあわせて検討する
本人やケアマネジャーに相談をして、場合によっては必要なものだけをレンタルしたり、購入したりするのも良いでしょう。
>>特定福祉用具販売とは 特徴と使い方
>>福祉用具貸与(レンタル)とは 特徴と活用方法

通信費

各種介護事業所やケアマネジャー、家族でのやり取りも増えるため、電話代などの通信費がかかります。

《負担を減らすポイント》

●割引や無料アプリを活用する
必要に応じて電気とのセット割引を利用したり、家族間のやり取りはLINE、Skype、Facebookなどの無料アプリを活用するといいでしょう。

帰省費用

介護が必要になると帰省の回数が今までよりも増えます。
交通費のほか、ご近所の方に見守りをお願いすることも多いため、お土産代も必要です。

《負担を減らすポイント》

●各種割引を利用する
日本航空、全日空、ソラシドエア、スターフライヤーなどでは介護帰省割を提供しています。
また、JR各社でも早めの購入で新幹線などが割引になる切符や、回数券などが販売されています。

遠距離介護を始めるための2つのポイント

1)家族との十分な話し合い

img_kflow_s4_3介護は、周りの人たちの協力なくして成り立ちません。そのためには、まず本人がどのように暮らしたいのかを確認しましょう。

そのうえで、家族が介護の方法やそれぞれの役割、利用する介護サービス、さらには費用分担などについて細かく話し合って決めておくことが大切です。もちろん、それぞれの配偶者や家族からの理解を得ることも重要でしょう。

特に費用の問題は、後々トラブルの原因になることが少なくありません。分担だけではなく、親の預貯金や保険などの有無も確認しておくとよいでしょう。

2)コミュニケーション

img_kflow_s2_2電話やメールなどを使って、本人とはできるだけこまめに連絡を取り合うことを心掛けましょう。

顔は見えなくても、声を聞けば体調の良し悪しや心の状態などの変化に気付けるはずです。当然ですが、定期的な帰省で直接顔を見ながら近況を聞くことも、重要なコミュニケーションになります。また、近隣の人とも面識を持って連絡先を交換し、緊急時の対応や連絡をお願いしておきましょう。

介護保険サービスを受けるなら、担当のケアマネジャーとの綿密なコミュニケーションは必要不可欠です。ケアマネジャーは介護の専門家であり、遠距離介護をする時には大変頼りになることでしょう。普段からきちんと連絡を取り合っていれば、緊急時も迅速に対応してくれます。

遠距離介護で使いたいサービス

見守りサービス

介護保険は適用されませんが、様々な企業が「見守りサービス」を提供しています。
実際に訪問をしてくれるところや、センサーを利用しているもの、電気やガスの使用状況を解析するものなど様々です。

また、食事を届ける際に安否の確認をする宅食サービスもあり、栄養面のケアもあわせてお願いすることが可能です。
>>高齢者の見守りサービスとは

コミュニケーションロボット

高齢者と簡単な会話やゲームをしてくれるコミュニケーションロボットは、一人暮らしの高齢者に癒しを与えてくれます。

また、認知機能の維持や向上も期待できるそうです。