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要介護4とは

介護認定を受けると、非該当(自立)、要支援1~2、要介護1~5までの結果が出ます。 要介護4と認定された場合、使える介護保険サービスや知っておきたい情報を以下にまとめました。

【目次】

・要介護4はどんな状態か
・1ヵ月で使える支給限度額はいくらか 
・介護保険で利用できるサービスの目安 
・介護サービス利用可否表
・要介護4のよくある質問

要介護4

要介護4はどんな状態か

要介護4とは、ほとんどできないことが増え、重度の介護が必要な状態です。ケアマネジャーから施設への入居を勧められることが多くなるでしょう。

身の回りの世話や排泄などの日常生活がほとんどできません。また、歩行や両足での立位保持など、移動の動作についてもひとりではできません。

また、問題行動が多くなり、理解力も全般的に低下していることがあります。

在宅介護の場合、要介護者の支援だけではなく、介護者のレスパイトも意識したケアプランが作成されます。介護が感じている負担やストレスについて、日ごろからケアマネジャーと話しておくといいでしょう。

要介護4の1ヵ月の支給限度額はいくらか

介護保険制度では、要介護3の方が使える介護サービスの上限は、308,060円です。
自己負担額は所得に応じて、1~3割です。

<上限までサービスを利用した場合の1ヵ月の金額>

1割負担:30,806円
2割負担:61,612円
3割負担:92,418円

介護サービス費用の自己負担金額が一定の金額を超えた場合、申請により超えた分が戻ってくる「高額介護サービス費制度」が利用できます。自己負担の上限金額は、所得などの諸条件によって区分けされており、最も所得が多い方の自己負担上限額は44,400 円です。詳しくはケアマネジャーや地域包括支援センターなどに相談してください。

介護保険で利用できるサービスの目安

週7日のサービス

(例)

・週7日の訪問型サービス(起床・就寝時の30分未満のサービス)
・週2回の 訪問型サービス(生活援助)
・週1回の訪問看護
・週2回の通所型サービス(デイサービスなど)
・月に2週間程度の短期入所介護(ショートステイなど)
・福祉用具貸与

生活援助に加えて身体介護の介護サービスを利用することが多くなります。身の回りの世話がほとんどできない状態なため、起床や就寝時などに短時間の介護サービスを利用するといいでしょう。自宅での入浴に不安がある場合には、デイサービスで入浴するようにすると安心です。

トイレでの排泄に介助が必要なため、リハビリパンツや紙おむつなどの介護用品の消費が多くなります。多くの自治体では、リハビリパンツやパッドなどのおむつの支給を受けられます。食事の制限があったり、柔らかい食事しか食べられない場合には、介護保険外サービスの配達弁当や市販の介護食を利用するといいでしょう。 

要介護3から特別養護老人ホームへの入居が可能になります。ただし、特別養護老人ホームは比較的安い金額で入居できるので人気が高く、申し込みをしてもすぐに入居できるわけではありません。将来的に施設への入居を考えている場合には、早いうちから資料の請求や施設の見学をしておくといいでしょう。 

介護サービス利用可否表

自宅で受ける介護サービス

訪問介護
訪問入浴介護
訪問看護
訪問リハビリテーション
夜間対応型訪問介護
居宅療養管理指導
定期巡回・随時対応型訪問介護看護

一時預かりサービス

短期入所生活介護(ショートステイ)
短期入所療養介護(医療型ショートステイ)

日帰りで受ける介護サービス

小規模多機能型居宅介護
通所介護(デイサービス)
通所リハビリテーション(デイケア)
認知症対応型通所介護
看護小規模多機能型居宅介護(複合型サービス)

生活環境を整えるサービス

福祉用具貸与(レンタル)
特定福祉用具販売
住宅改修

長期入所できる施設サービス

有料老人ホーム △(介護付き)
ケアハウス(軽費老人ホーム)
60歳以上の高齢者または夫婦のどちらか一方が60歳以上、自分で身の回りの世話ができる
身のまわりのことが自分でできなくなると退去。
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
介護老人保健施設(老健)
介護療養型医療施設
介護医療院
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
養護老人ホーム
※養護老人ホームは、介護の必要性に関係なく環境的・経済的に在宅で生活することが困難な高齢者を対象
身のまわりのことが自分でできなくなると退去。
サービス付き高齢者向け住宅

ケアハウスや養護老人ホームなどは、身の回りのことが自分でできなくなると退去が必要になるため入居は難しいでしょう。身体の状況によっては、受け入れができないグループホームもあります。

要介護4のよくある質問

・要介護4の人が特別養護老人ホームに入居する優先順位は低い?

 特別養護老人ホームへは、原則要介護3から入居が可能です。また、比較的安い金額で入居できるので人気が高く、申し込みから入居までに待機期間があることもあります。

入居の順番は先着順ではなく、それぞれの入居希望者の状況が点数化されて優先順位が決められます。

「介護者等の状況」項目で、介護度3だと30点ですが、介護4に比べマイナス10点、5に比べマイナス20点です。

満点で120点(+αで特別な事情がある場合最高20点加点)でのこの差は小さくありません。(専門家 まりんず さん)
引用元:介護のQ&A「特養に申し込みを決めた後に考えることは?

介護度だけで見ると、要介護4の優先度は要介護5と比べて低くなります。ただし、入居の順番は要介護度だけで決まるわけではありません。ほかにも年齢や介護環境、住宅環境などの状況も点数化されて、優先順位が決まります。

介護者が育児中であることや、主介護者以外に介護者がいないこと…など、どんな状況だと高い点数が付くのかは、地域によって異なりますので、ケアマネジャーや地域包括支援センターに相談をしてみてください。

・要介護4でも在宅介護は可能?

要介護4では、歩行や排泄などの日常生活の多くがほとんどできなくなっています。さらに認知症がある場合には、そのまま自宅での生活をしていて大丈夫なのかが心配になる介護者も多いことでしょう。

専門家からはこんなアドバイスが寄せられています。

認知症あっても体が元気なら自宅生活もできないことはないのかもしれません。
ケアマネさんの力量にもよるのかもしれませんが、私からみたら自宅はもうダメじゃないかと思うような方でも、ほぼ毎日のデイサービスやヘルパー、訪問看護、さらにGPS持たせるなど工夫して在宅生活を支援してくださったケースがありましたよ。
なんどか自宅と入院を繰り返して、最終的にはサ高住で生活しています。

ご本人が自宅に帰ることを希望されているのかどうかにもよりますが、金銭的な問題がなければサ高住や有料老人ホーム、グループホームなども検討してみてはいかがでしょう。(専門家 ragiragi さん)
引用元:介護のQ&A「一人暮らし出来るか疑問

頑張りすぎない事と1人で背負いこまない事が大切だと思います。

家族で役割を分担したり、使える介護サービスを活用し、投稿者様含めた家族がどうリフレッシュするか、自分の時間を作るかなども考えながら介護された方が良いかと思います。

そして、介護に対するストレスが貯まり、愚痴を吐きたいときは発散してください。吐ける方がいなければ、このようなサイトを活用するのもアリだと思います。(専門家 かいよう さん)
引用元:介護のQ&A「自宅介護がスタートします。

本人の身体の状況や認知症の周辺症状によって、在宅での生活に必要な支援は変わってきますが、介護保険サービスと自費サービスを組み合わせたり、小規模多機能型居宅介護を利用したり、福祉用具の徘徊感知器をレンタルすることで、在宅介護の継続は可能です。

ただし、介護家族にかかる負担は大きくなるでしょう。本人の希望や家族の状況を考えたうえで、ケアマネジャーと相談をしてみてはいかがでしょうか。