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せり子さんの介護日記

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公開

2012年12月29日 日々の記憶のために

投稿者:せり子 レギュラー会員

 今年もあとわずか。
 9月の後半から急に物忘れがひどくなり、何度も同じ話を繰り返すようになるとともに、今まで面倒な性格だと思っていて気にしないようにしていた悪いところが肥大してきた。それとともに私に寄りかかって何でもあてにされるようになってきた。

 猫撫で声で「私はいい嫁に恵まれて幸せだ」「こんなによくしてもらっている」と他人に聞こえるように言い、「優しいお嫁さんだから最期まで面倒みてもらえるわ」「同居してもらえば」と周りも勝手なことを言い、がんじがらめにされていく思いがする。

 薬や有名病院が大好きで、熱がなくても寒気がするだけで大学病院に連れて行け、救急車を呼べと大騒ぎする。私が不在だと本当に救急車で大学病院に行き、点滴一本打ってケロッとして帰ってくる。大学病院では既にモンスターペイシェントとして扱われており、精神科にも回され「面倒な性格」は自己愛性人格障害だと言われる。認知症でパワーアップしている。本人は「私は几帳面で神経質だから」と何でも正当化する。
 とりあえず近くの開業医で、点滴をすることで病人気分を満足させられることがわかり、少しは大学病院への申し訳なさを解消できたものの、遠慮のなさで見下すような失礼なことを先生に言い、「お母さんは大学病院でないと気が済まない人だよね」と言われる。私は謝ってばかりだ。

 一人暮らしの不安から時間に関係なく体調不良で呼び出される。徒歩3分の距離とはいえこちらの生活もある。うちには寝たきりの娘もいる。人前では「あの子がいるから私は遠慮している」と言いまくるけど、私の前では「あの子がいなければ思い切り甘えられるのに。いなければいいのに」と言う。これは認知症が言わせているのだと考えても涙が出そうになる。
 あの子が病気で危篤の時に「どうせ意識がないなら付き添いをつけてあんたは働け」「うちにカタワの血筋はない、土下座して謝れ」「その子を連れて離婚しなさい」と言った人だから、うわべは忘れたふりをしていても根っこではそういう思いがあるのだと思い知らされる。

 引きずってはいけない、年を取ったのだから仕方ない、そう考えてはいても義母と顔を合わせるのはつらい。今日も「体調悪いんでお世話になるから」とデイサービスの送迎車を家の前に着けてやってきた。せめてもう話すのやめて寝てくれないかな……。
 

2012年12月29日 22:57

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