介護漫画『祖母の髪を切った日(後編)』~認知症の祖母と過ごしたあの日

aaa 先日公開した『祖母の髪を切った日(前編)』の後編です。

「誰かのせいにしたかった」という言葉で終わった前編ですが、死かばね先生さんは自分を責めるためにこの出来事を描いたわけではありません。

あの日々のフラッシュバック』の公開後には、こんなメッセージを送ってくれました。

「安心介護さんで漫画を描かせて頂いて、読んで欲しかった方々に読んでいただいているな…と実感し、去年は祖母の命日が近い日に投げ出してしまいましたが、今年は祖母の命日にもきちんと祖母との漫画を描くことが出来ました。過去の自分の醜さと向き合うことが出来ました。 この心境の変化は安心介護さんで漫画を掲載して頂いてから、ちゃんと読んでほしい方々に届いているんだ、と実感でき、やはり泣きながらですが(笑)前向きに描くことが出来ました」

「読んで欲しかった方々に読んでいただいている」、「前向きに描くことが出来ました」と語る死かばね先生さん。後編を読んだらきっと、なぜこの出来事を描いたのか、なぜこの出来事を皆さんと共有したかったのかが、わかるかと思います。

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この作品について作者である死かばね先生さんは、「最後の祖母の笑顔は自分でもビックリするくらいスッと描けた」とコメントしています。

介護をしていると「自分を責めたいとき」もあれば、「相手を責めたいとき」もあります。それと同時に「自分をほめたいとき」、「相手をほめたいとき」もあります。そんな瞬間を見過ごさず、そして忘れずにいたいものですね。

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また、死かばね先生は祖母が認知症 を発症してからを描いた作品「緩やかな始まりの終わり 」を、昨年公開しています。

「緩やかな始まりの終わり」は、下記から無料で読めます。まだ読まれていない方は、ぜひ一度訪れてみてください。

>>(外部サイト)「緩やかな始まりの終わり」